ぬいぐるみの処分方法を解説! 廃棄する以外の方法はあるの?
「不要になったぬいぐるみがあるけど、捨てる決心がつかない」と悩んでいる人は多いと思います。ぬいぐるみに思い入れがある人も珍しくなく、「ゴミと一緒に捨てられない」と別の処分方法を探している人もいることでしょう。しかし、不要になったぬいぐるみをいつまでも取っておくと収納場所を圧迫するだけでなく、健康にも悪影響が出ることがあります。
そこで今回は、ぬいぐるみの処分方法について解説しましょう。
この記事を読めば、ゴミとして捨てる以外にぬいぐるみを処分する方法も分かります。ぬいぐるみの処分を考えている人は、ぜひ読んでみてくださいね。
1.ぬいぐるみが簡単に処分できない理由
はじめに、ぬいぐるみの処分に躊躇してしまう主な理由を紹介します。
1-1.思い出がつまっている
ぬいぐるみをおもちゃではなく友達やペットのように扱う人は、珍しくありません。遊ばなくなっても「思い出がつまっているから捨てられない」というケースもあるでしょう。また、「捨てるのがかわいそう」と思ってしまうこともあります。
1-2.ゴミとして捨てたくないと思ってしまう
思い出のつまったぬいぐるみを、ゴミとして処分することに躊躇する人もいます。ゴミ収集場所に持っていくのは嫌だから処分できないというケースもあるでしょう。また、アミューズメントの景品として取ったぬいぐるみも、「人や動物の姿をしているから、なんとなく捨てにくい」と躊躇(ちゅうちょ)してしまうケースもあります。
1-3.子どもが嫌がる
前述したように、ぬいぐるみをペットや友達と同様に扱う人はたくさんいます。子どもの場合、遊ばなくなっても捨てるのには抵抗するケースがあるでしょう。その結果、遊ばなくなったぬいぐるみがたくさんたまっていくこともあります。
2.ぬいぐるみの処分方法
この項では、ぬいぐるみを処分する正しい方法を紹介します。
2-1.自治体にゴミとして回収してもらう方法
ぬいぐるみは、ゴミとして自治体に回収を依頼できます。何ゴミに当たるかは自治体のサイトなどで確認してください。ぬいぐるみの主な材料は綿やウールなので、燃えるゴミに該当することが多いでしょう。しかし、自治体によってプラスチックなど不燃性のものが使われている場合は、そこだけ分解して別途捨てる必要もあります。
2-2.ぬいぐるみ供養に出す
寺社の中には、ぬいぐるみ供養を受けつけているところもあります。「ゴミとして捨てるのには抵抗がある」「大切にしていたぬいぐるみなので、感謝の気持ちをこめて処分したい」という場合は、供養に出しましょう。ぬいぐるみ供養はぬいぐるみにお経や祝詞(のりと)をあげて寺社でお焚きあげをします。全国から宅配便で供養を受けつけてくれる寺社もあり、費用は数千円が相場です。
2-3.どこの寺社でも供養を受けつけているわけではない
ぬいぐるみ供養は、どこの寺社でも行っているわけではありません。供養を受けつけている寺社は、その旨をサイトなどに記してあります。そのような場所に依頼してください。ただし、神社や菩提寺(ぼだいじ)に供養の祝詞やお経をあげてもらうように依頼することは可能です。この場合、ぬいぐるみをキレイに洗濯して持ち主が寺社に持ち込んで供養を受けて持ち帰り、その後感謝の気持ちをこめて、処分しましょう。お札を納める納札所にぬいぐるみを放置してはいけません。
3.ぬいぐるみのリサイクル方法
この項では、ぬいぐるみを廃棄せずリサイクルする方法を紹介します。
3-1.ぬいぐるみは中古市場も活発
以下のようなぬいぐるみは、中古でも一定の需要があります。
- 使用感の少ないぬいぐるみ
- 限定販売など付加価値がついたぬいぐるみ
- ティディベアなど愛好者が多いぬいぐるみ
ぬいぐるみは、買取強化しているリサイクルショップもあるのでネットで検索して探してみましょう。全国から宅配査定を受けつけているところもあります。また、一般的なリサイクルショップでもぬいぐるみを買取しているところもたくさんあるので、利用してみてもいいでしょう。査定してもらう際は、取れる汚れをすべて拭き取り、外箱などがあればそこに入れて査定してもらってください。新品に近い状態のほうが高値が期待できます。
3-2.ネットオークションやフリマサイトで買い手を見つける
ネットオークションやフリマサイトでも、ぬいぐるみは盛んに取引されています。リサイクルショップでは値段がつかなかったぬいぐるみも買い手がつくことがあるでしょう。出品する場合は、ぬいぐるみの写真と共に、状態や使用年数、保管状況などを記載すれば、買い手がつきやすくなります。大きなぬいぐるみや大量のぬいぐるみを一度に遠方に送りたい場合は、あらかじめ輸送手段を確保し、送料を調べておきましょう。
3-3.寄付する
ぬいぐるみは、福祉施設や児童館などで寄付も受けつけています。ぬいぐるみの寄付を募るNPO団体もあるので、不要になったけれど捨てるのはもったいないぬいぐるみは、寄付してもいいでしょう。ただし、福祉施設などにいきなりぬいぐるみを持っていったり送りつけたりしてはいけません。必ず事前に確認してください。
4.ぬいぐるみの処分に関するよくある質問
この項では、ぬいぐるみの処分に関する質問を紹介します。
Q.不要になったぬいぐるみをいつまでも取っておく弊害は何ですか?
A.ぬいぐるみの材料である綿やウールは、ダニの格好な住まいとなります。放置しておけばハウスダストが発生し、アレルギーの原因となることもあるでしょう。
Q.人形供養とぬいぐるみ供養は違うのですか?
A.人形供養の中にぬいぐるみも含んでいるところもありますが、ぬいぐるみの供養は受けつけていない寺社もあります。詳しくは、寺社のサイトを確認したり問い合わせたりしましょう。
Q.ぬいぐるみに祝詞や読経をあげてもらう場合、処分は自分で行わなければなりませんか?
A.はい。祝詞や度胸をしてもらうことで気持ちに整理をつけ、感謝の気持ちをこめて処分しましょう。
Q.電池で動くぬいぐるみは不燃ゴミですか?
A.自治体によって区分が異なりますが、不燃ゴミに分類されるところもあります。
Q.ぬいぐるみに寿命はあるでしょうか?
A.よく遊んでいて布地が薄くなったり毛が抜けたりした場合は、寿命が来たと考えてください。
まとめ
今回は、ぬいぐるみの処分方法について解説しました。ぬいぐるみは廃棄する以外に売却や寄付をすることができます。ただし、キレイで使用感の少ないものであることが条件なので、不要になったらできるだけ早く処分方法を決めましょう。寺社に供養を申し込めば、処分する抵抗感も少なくなります。