掃除機の寿命はどのくらい? 寿命を延ばすポイントも併せて紹介!

「最近、掃除機の吸引力が弱くなった…」「本体が熱くなりすぎるけど、寿命かな?」と不安に思ったことはありませんか?掃除機は毎日使う家電製品のひとつ。突然故障してしまうと、日常生活に大きな支障が出てしまいます。そのため、寿命が近づいているサインを見逃さず、適切なタイミングで買い替えを検討することが大切です。

この記事では、掃除機の寿命を知るためのポイントや寿命が近づいたときのサイン、寿命を延ばすためのお手入れ方法、さらには寿命を迎えた掃除機の処分方法まで詳しく解説していきます。最後にはよくある質問にもお答えしていますので、ぜひ参考にしてみてください!

  1. 掃除機の寿命はどのくらいか?
  2. 掃除機の寿命が近づいているサイン
  3. 掃除機の寿命を延ばす方法
  4. 寿命がきた掃除機の処分方法
  5. 掃除機の寿命に関してよくある質問

この記事を読むことで、寿命がきた掃除機の処分方法も分かります。気になっている方はぜひチェックしてください。

1. 掃除機の寿命はどのくらいか?

掃除機の寿命は、使用頻度やモデルによって大きく異なります。平均寿命を知ることで、買い替えのタイミングを見極めやすくなるでしょう。このセクションでは、掃除機の寿命の目安や、種類ごとに異なる寿命について詳しく解説していきます。

1-1. 平均寿命は約6~8年

一般的に、掃除機の平均寿命は6~8年といわれています。特に、使用頻度が高い家庭では、6年を過ぎると徐々に吸引力が落ちたり、内部のモーターが不具合を起こしやすくなったりします。加えて、メーカーの部品保有期間が6年であることが多いため、それを過ぎると修理を依頼しても部品が手に入らず、対応が難しくなることもあります。

例えば、掃除機を使っていると「異常な音がする」「吸引力が落ちているのに改善しない」といったトラブルが見られたら、それは寿命のサインかもしれません。6年以上使用している掃除機は、修理ではなく買い替えを検討するのが賢明です。

1-2. 種類ごとの寿命をチェック!

掃除機には、紙パック式、サイクロン式、カプセル式、コードレスタイプ、ロボットタイプなど、さまざまな種類があります。これらの種類によって、耐用年数が異なりますので、自分が使っている掃除機のタイプに合った寿命の目安を確認しておきましょう。

紙パック式

紙パックを交換するタイプで、内部構造がシンプルなため故障しにくく、寿命が長め。平均寿命は約15年です。

サイクロン式

ダストカップにゴミを溜めるタイプで、フィルターの目詰まりが原因で吸引力が低下しやすい傾向があります。平均寿命は約6~8年とされています。

カプセル式

カプセルに直接ゴミをためるタイプで、内部が簡素な構造のため比較的寿命が長いのが特徴。平均寿命は約10年です。

コードレスタイプ

バッテリー内蔵のため、バッテリーの寿命が掃除機の耐用年数を決めることになります。平均寿命は約5年で、バッテリー交換によって延命できることもあります。

ロボットタイプ

充電池を使用するため、コードレスタイプと同様にバッテリー寿命が影響します。平均寿命は約2~3年と、他のタイプに比べて短めです。

このように、掃除機の種類ごとに寿命の長さが大きく異なります。自分がどのタイプの掃除機を使用しているかを把握して、適切なメンテナンスを心がけましょう。

2. 掃除機の寿命が近づいているサイン

寿命が近づいている掃除機には、いくつかの共通するサインがあります。これらのサインを見逃さずに対処することで、故障による急な買い替えを避けることができます。ここでは、寿命が近づいたときに現れる主な兆候を4つ紹介します。

2-1. 吸引力が弱くなる

「以前よりもホコリを吸い取る力が落ちた…」と感じたら、それは寿命が近づいているサインかもしれません。特に、定期的なお手入れを行っても吸引力が改善しない場合は、モーターやフィルターに問題が発生している可能性があります。吸引力が弱いままでは、十分に掃除ができず、時間と労力ばかりがかかってしまうため、買い替えを検討しましょう。

ただし、吸引力の低下が寿命ではなく、ダストカップやフィルターの汚れによるものの場合もあります。最初に掃除機内部をチェックし、ゴミを取り除いたりフィルターを掃除してみてください。それでも改善しない場合は、寿命を迎えていると考えたほうがよいでしょう。

2-2. 動かなくなる・途中で止まる

掃除機が突然動かなくなったり、使用中に何度も止まることがある場合は、寿命の可能性が高いです。内部のモーターが故障しているか、コードやバッテリーに問題が発生していることが考えられます。特に、コードレスタイプやロボットタイプの場合、バッテリーの劣化が原因でこのような症状が起こりやすいです。

バッテリーの交換で改善しない場合や、修理を依頼しても解決しない場合は、買い替えを検討するタイミングといえるでしょう。

2-3. 焦げ臭いにおいがする・本体が異常に熱くなる

掃除機を使用していて、焦げ臭いにおいや本体が熱くなりすぎると感じたら、モーターが過熱している可能性があります。これは、モーター内部にゴミやホコリが入り込み、冷却機能が正常に作動していないことが原因です。この状態を放置すると、最悪の場合発火する危険性もあるので、すぐに使用を中止し、買い替えを検討してください。

もし、フィルターの掃除やホコリの除去を行っても改善しない場合は、モーター自体が劣化している可能性が高いため、無理に使い続けるのは避けましょう。

2-4. コードの巻き取りが弱くなる

コード式の掃除機で、コードの巻き取りが悪くなったり、途中で引っかかるようになるのも寿命の兆候です。内部の巻き取り機構が劣化し、正常に巻き取れなくなっていることが原因です。巻き取り不良をそのままにしていると、断線する危険性も高まるため、早めの対策が必要です。

巻き取り機構を修理することも可能ですが、寿命が近い掃除機では修理費用がかさむことが多いため、新しい掃除機の購入を検討したほうがよいでしょう。

3. 掃除機の寿命を延ばす方法

寿命が決まっているとはいえ、日々のお手入れや使用方法次第で、掃除機を長持ちさせることが可能です。特に、使用頻度が高い掃除機の場合、適切なメンテナンスを行えば吸引力が持続し、性能を最大限に発揮させることができます。ここでは、掃除機の寿命を延ばすために実践すべき方法を3つご紹介します。少しの工夫で掃除機を長く使えるようになるので、ぜひ試してみてください!

3-1. こまめにゴミを捨てる

掃除機の寿命を延ばす基本は、こまめにゴミを捨てて内部を清潔に保つことです。ダストボックスや紙パックにゴミが溜まりすぎると、フィルターやモーターに余分な負荷がかかり、吸引力の低下や故障の原因となります。特にサイクロン式や紙パック式の掃除機は、定期的なゴミ捨てが不可欠です。

実践ポイント

  • ダストカップがいっぱいになる前に捨てる(目安は半分以下)
  • 紙パック式の場合、ランプのサインが出る前に交換する
  • フィルターやダストカップ周辺も定期的に掃除し、詰まりを防ぐ

これらの習慣を身につけるだけで、モーターや吸引力の劣化を防ぎ、掃除機全体の寿命を延ばすことができます。

3-2. コードは黄色いテープまで引き出す

コード付きの掃除機を使う際には、コードの引き出し方にも注意が必要です。コードには黄色いマーク(テープ)が付いており、その部分まで引き出すことが推奨されています。これ以上引き出すと断線する可能性が高まるため、無理に引っ張らないようにしましょう。

また、少ししか引き出さずに使用するのも避けてください。コードが巻き取られた状態でモーターを動かすと、モーター内に熱がこもり、劣化を早めてしまいます。

ポイント

  • 黄色いテープ部分までコードを引き出して使用する
  • コードを完全に引き出してしまわないように注意する
  • 使用後は絡まりがないか確認して、丁寧に巻き取る

コードを適切に扱うことで、モーターや内部構造の劣化を防ぎ、断線のリスクも軽減できます。

3-3. コードレス&ロボットタイプの掃除機は充電のタイミングに要注意!

コードレスタイプやロボット掃除機は、内蔵バッテリーの寿命が本体の寿命を左右します。バッテリーの劣化を防ぐためには、充電のタイミングと管理が非常に重要です。特に、使い終わった後にすぐに充電しないと、バッテリーが放電して寿命が短くなってしまうことがあります。

バッテリーを長持ちさせるコツ

  • 使用後は毎回、充電を行う
  • 本体が十分に冷めてから充電を始める(過熱防止)
  • 長期間使用しない場合は、バッテリー残量を半分程度に保ち、冷暗所で保管する

また、ロボット掃除機は充電ステーションに戻らないことがあったり、バッテリー残量を確認せずに動作を続けると、バッテリー寿命が縮まることがあります。定期的にバッテリー残量をチェックし、適切なタイミングで充電することを習慣にしましょう。

3-4. フィルターやブラシの定期的なメンテナンスを行う

掃除機のフィルターやブラシも、定期的なメンテナンスを行うことで寿命を延ばせます。フィルターが目詰まりを起こすと、モーターに余計な負荷がかかり、故障の原因となることがあるため、少なくとも月に一度はフィルターの清掃を行うとよいでしょう。また、床ブラシにもホコリや髪の毛が絡みつきやすいので、絡みを取ってブラシをクリーニングすることも大切です。

メンテナンスポイント

  • フィルターの目詰まりをチェックし、水洗いできる場合はきれいにする
  • 床ブラシやヘッドに絡みついたゴミを定期的に除去する
  • モーター周りのホコリも柔らかいブラシで取り除く

これらを実施することで、掃除機内部の空気循環を良好に保ち、モーターや内部パーツを守ることができます。

3-5. 過度な使用を避ける

掃除機を長く使うためには、過度に使用しすぎないことも重要です。例えば、一度の掃除で長時間使い続けたり、同じ場所を何度も往復するとモーターに負担がかかりやすくなります。吸引力が強いからといってカーペットや床に押し付けすぎるのもNGです。普段の掃除は適度な力で、負荷をかけずに行うことを心がけましょう。

実践方法

  • 使用は1回20~30分程度にとどめる
  • 吸引ヘッドを強く押し付けず、軽い力で掃除する
  • 温度が高くなりすぎたら、こまめに電源をオフにしてクールダウンさせる

これらのポイントを押さえておくだけで、掃除機の寿命は大幅に延びるはずです。

4. 寿命がきた掃除機の処分方法

寿命を迎えた掃除機を処分する際には、さまざまな選択肢があります。自治体回収のほか、家電量販店のサービスや不用品回収業者を利用する方法もあります。自分に合った方法を選んで、無駄なコストをかけずに掃除機を処分しましょう。このセクションでは、4つの代表的な処分方法を詳しく解説しますので、最適な方法を見つけてください!

4-2. 販売店に回収を依頼する

新しい掃除機の購入を検討している場合は、家電量販店や販売店に古い掃除機の回収を依頼するのもおすすめです。販売店によっては、新規購入者限定で古い家電を無料または割安で回収してくれるサービスを提供していることがあります。特に家電量販店の「買い替えキャンペーン」などでは、回収費用が無料になったり、通常よりも安く済むことがあるので、購入時に確認してみましょう。

販売店回収のメリット

  • 自宅まで回収に来てくれるため、重い掃除機を持ち運ぶ手間が省ける
  • 新しい掃除機を購入したタイミングでまとめて処分できる
  • 店舗によっては割引や特典が受けられることも

ただし、販売店によって回収費用や条件が異なるため、事前に確認することをお忘れなく。キャンペーンを利用することで、思わぬお得な条件で処分できることもあるので、タイミングを見計らって依頼しましょう。

4-3. 不用品回収業者に依頼する

「できるだけ手間をかけずに処分したい」「他にも不要なものがある」という場合は、不用品回収業者に依頼するのも一つの方法です。特に、自宅まで出張回収してくれる業者を利用すれば、重い掃除機を運び出す手間がかかりません。不用品回収業者を選ぶ際は、信頼できる業者を選び、事前に費用を確認しておくことが重要です。

不用品回収業者を利用するメリット

  • 自宅まで回収に来てくれるので、運搬の手間が不要
  • 大量の不用品を一度に処分できる
  • 引っ越しや大掃除のタイミングでまとめて依頼できる

ただし、回収費用が業者によって大きく異なることがあるため、複数の業者に見積もりを依頼し、料金を比較してから決めると安心です。また、「無料回収」を謳っていながら高額な請求をされるトラブルもあるため、信頼できる業者かどうかをしっかり見極めましょう。

4-4. 無料回収業者に依頼する

一部の業者では、掃除機を無料で回収してくれるところもあります。これらの業者は、回収した掃除機を修理して再販する、または部品を再利用することによって利益を得ているため、利用者に費用を請求することなく回収できるのです。ただし、無料である理由が不明瞭な業者はトラブルの原因になることもあるため、慎重に選びましょう。

無料回収業者を選ぶ際のポイント

  • 無料回収の理由が明確か(再販・再資源化などの説明があるか)
  • 公式サイトや口コミで評判をチェックする
  • 追加料金が発生しないか事前に確認する

信頼できる業者に依頼すれば、処分費用をかけずにスムーズに掃除機を処分できます。特に、他に処分したい家電製品がある場合は、まとめて依頼することで手間を減らせるのも魅力です。

4-5. リサイクルショップに持ち込む

状態の良い掃除機や、有名メーカーの製品であれば、リサイクルショップに持ち込んで買取してもらうことも検討しましょう。特に使用期間が短く、傷や汚れが少ない場合は高価買取が期待できることもあります。リサイクルショップでは、買取だけでなく引き取りも行っている場合があるため、処分費用をかけずに掃除機を手放せることも。

リサイクルショップを利用する際のポイント

  • 買取対象かどうかを事前に確認する
  • 買取価格の査定を複数店舗で行い、最も高い価格を提示してくれる店舗に依頼する
  • 説明書や付属品を揃えておくと査定が有利になる

ただし、古いモデルや使用感が強い掃除機は買取を断られることもあるため、その場合は自治体回収や不用品回収業者を利用するのがよいでしょう。

5. 掃除機の寿命に関してよくある質問

ここでは、掃除機の寿命に関してよく寄せられる質問にお答えします。寿命が近づいたときの対処法や、買い替え時のポイント、処分費用についての疑問を解消し、最適な掃除機の選び方や処分方法を見つけましょう。

Q1. 修理費用はいくらぐらいかかるのか?

A. 修理費用は、故障の程度や部品の交換箇所によって異なりますが、一般的には4,000~15,000円程度が目安です。例えば、軽い故障(フィルター交換や吸引ヘッドの修理)であれば数千円で済むこともありますが、モーターや基板など主要部品の交換になると数万円かかることも。修理費用が新品購入価格を上回る場合は、買い替えを検討したほうがよいでしょう。

Q2. 掃除機のお手入れ方法は?

A. 掃除機の寿命を延ばすために、以下の定期的なお手入れを行いましょう。

1.ダストカップや紙パックを定期的に空にする:ゴミが溜まりすぎると、吸引力が低下し、フィルターが詰まりやすくなります。

2.フィルターを水洗いする(※水洗い可能な場合):フィルターの目詰まりを防ぐため、月に1度は水洗いしてしっかり乾燥させましょう。

3.床ブラシやヘッドの掃除を行う:ブラシ部分に髪の毛や糸くずが絡まっていることが多いため、定期的に取り除いてください。

これらのお手入れを行うことで、掃除機本体にかかる負担を軽減し、寿命を延ばすことができます。

Q3. 買い換えにおすすめの時期は?

A. 掃除機の買い替えを検討する際は、家電量販店のセール時期を狙うとよいでしょう。特に、決算期(3月・9月)や年末年始のセール夏・冬のボーナス時期は、新モデルの入れ替え時期と重なるため、旧モデルをお得に購入できることが多いです。性能の良い掃除機をリーズナブルに購入したい方は、これらの時期を狙ってみましょう。

まとめ

掃除機は毎日使うものだからこそ、寿命を把握し、最適なタイミングで買い替えることが重要です。寿命が近づくと、吸引力が低下したり、異音が発生するなどのサインが現れます。これらのサインを見逃さず、早めに対処することで、ストレスフリーで快適な掃除ライフを維持できます。

また、掃除機を長持ちさせるためには、日常的なお手入れや正しい使い方も欠かせません。こまめなメンテナンスを行いながら、大切に使ってくださいね。

もしも寿命を迎えたと判断したら、ここで紹介した処分方法を参考にして、余計なコストをかけずに適切に処分しましょう。そして、新しい掃除機を選ぶ際は、自分の生活スタイルに合ったモデルを選び、次の掃除機も長く愛用できるようにしてください!