【要チェック】タブレットの寿命が近くなると起こる症状は? 処分方法もご紹介
バッテリーが減るスピードが早くなったり、急に電源が落ちることが多くなったりする場合は、タブレットの寿命が近づいている可能性があります。
タブレットの寿命は電化製品の中でも短めだといわれていますが、使い方によっては長く使い続けることが可能です。では、タブレットの寿命を延ばすにはどうすればいいのか…。
本記事では、タブレットの寿命や処分方法などについて解説します。
この記事を読むことで、タブレットの寿命を延ばすポイントなどが分かります。気になっている方はぜひチェックしてください。
1.タブレットの寿命はどのくらいか?
まずは、タブレットの寿命について詳しくチェックして起きましょう。
1-1.平均寿命は約2~3年
タブレットの平均寿命は約2~3年だといわれています。パソコンは2年以上使い続けるものが多いのですが、タブレットはバッテリーの寿命が短いので2年ほどで寿命のサインが現れるのです。バッテリーは充電するたびに劣化するものでもあるため、バッテリーの寿命が近くなるほどタブレットも不具合が起きやすくなります。「バッテリーを交換すれば問題が解決するのでは?」と思うかもしれませんが、タブレットのバッテリーは自分で簡単に交換できない仕様です。そのため、調子が悪くなったら買い換えという方が多いのでしょう。
1-2.液晶ディスプレイとOSの寿命も関係している!?
タブレットの寿命に関わっているのはバッテリーだけではありません。液晶ディスプレイとOSの寿命も深く関係しています。タブレットは液晶ディスプレイも重要なパーツで、一般的な寿命は15,000~30,000時間程度です。たとえば、1日8時間タブレットを使用した場合、10年使い続けることができるでしょう。ただし、使い方によっては寿命が早く訪れることもあります。
そして、定期的にバージョンアップが行われているOSですが、古い機種はほとんどサポートから外されているのが現状です。サポートされていないOSを使い続けるのは、セキュリティーに問題が出てくるので買い換えを検討したほうがいいでしょう。
2.タブレットの寿命が近いと思われる症状
それでは、タブレットの寿命が近くなると現れる症状をいくつか紹介します。
2-1.電池が減るスピードが早くなる・急に電源が落ちる
初期に使っていたころより、タブレットの電池の減りが早くなっているのではないでしょうか。電池が早く減ってしまうのは、バッテリーの寿命が近づいているサインです。たとえば、90%の状態だったのに急に20%になったり、動画を見ていると一気に電池がなくなったりする場合は、寿命といってもいいでしょう。また、今まで普通に使っていたのに急に電源が落ちるようになった、という症状も寿命のサインとなります。
2-2.画面の様子がおかしい
タブレットの画面が暗くなったり、表示がおかしくなったりする場合も寿命のサインです。そのほか、画面に線が入る・ムラになっている・チカチカするという症状も、寿命が近づいている証拠なので買い換えを検討したほうがいいでしょう。タブレットの劣化が進んでいるため、初期のころよりも画面の鮮やかさがなくなり、少しずつ暗くなっては見えなくなってしまいます。使いづらさを感じたら、買い換えのサインなのかもしれません。
2-3.タッチなどの操作や動作が重くなる
タブレットが古くなるほど劣化が進み、動作がどんどん重くなってしまいます。動作が重くなると使いづらくなりますし、タブレットを使うたびにイライラしてしまうでしょう。また、OSが古くなるとデータを保護するセキュリティー面が軟弱になり、情報が流出しやすくなる恐れがあります。アプリのアップデートやインストールができなくなった場合も、寿命を迎えているサインといえるでしょう。ほかにも、タッチなどの操作がうまくできなくなる・すぐに本体が熱くなる症状も寿命のサインとなります。
3.タブレットの寿命を延ばすには?
では、タブレットの寿命を延ばすには、一体どのようなことに気をつければいいのでしょうか。
3-1.充電時に負荷をかけない
タブレットの寿命を延ばすために最も大事なことは、本体に負担をかけないことです。特に、タブレット本体に負荷がかかりやすいのが、充電時となります。ほとんどのメーカーはフル充電をしてから使い切るまでを1回とすると、1つのバッテリーで300~500回ほどの充電が可能です。けれども、100%になっても充電したままにしているとバッテリーの劣化を速めてしまい、大きな負荷がかかってしまいます。つまり、過充電の状態になってしまうのです。そのため、バッテリーの負荷を少しでも減らすためには、充電の頻度を減らし、100%になったままでも充電し続けないことが大切なポイントとなります。バッテリーの充電は50~80%の維持を心がけましょう。
3-2.使用環境と扱い方に気をつける
あなたはタブレットをどのような環境下の中で使用しているでしょうか。使用環境によってはタブレットの寿命を速めてしまうことになるので注意しなければなりません。たとえば、炎天下や気温が上昇している環境下でタブレットを使用し続けると、バッテリーに大きな負荷がかかってしまいます。高温の環境は避けてください。また、乱暴に扱うのもNGです。タブレットは扱いやすいものではありますが、衝撃に弱い精密機器でもあるため、大きな衝撃を与えないようにしましょう。
3-3.雨風を避けた場所で管理する
タブレットを長く使い続けたいのなら、管理場所にも考慮する必要があります。普段、あなたはタブレットをどこに置いているでしょうか。パソコンには空冷ファンがついているので熱を外に逃がすことができますが、タブレットにはその機能がついていません。そのため、効率よく冷却を行うためには、暑い場所を避け、雨風のあたらない場所で管理する必要があります。外で使うことが多い方は、防水機能を備えたタブレットを使ったほうがいいでしょう。
3-4.液晶ディスプレイの寿命を延ばすポイント
タブレットのバッテリーに負荷がかからないよう気をつけるのはもちろんのこと、液晶ディスプレイの寿命を延ばすための工夫も大切です。液晶ディスプレイの寿命を延ばすポイントとしては、以下のような項目があります。
- 極端な温度差のある場所に置かない
- やさしく扱う(衝撃を与えない)
- オンとオフを頻繁にくり返さない
- 明るすぎないようにする
タブレットを使用する際は、以上のポイントに気をつけて使ってくださいね。日々の心がけが、タブレットの寿命につながります。
4.寿命を迎えたタブレットの処分方法
ここでは、寿命を迎えたタブレットの処分方法を解説します。
4-1.自治体回収で処分する
タブレットはPCリサイクル法の対象外となっているため、自治体回収での処分が可能です。自治体によってゴミの分類や処分方法は異なりますが、ほとんどが不燃ゴミとして処分できるでしょう。不燃ゴミとして処分する場合は、指定袋に入れてゴミ捨て場に持っていくだけでOKです。ただし、自治体によっては小型家電リサイクル法に基づいた処分方法を定めているところがあります。小型家電リサイクル法に基づく場合、公共施設や家電量販店に設置されている回収ボックスへ投かんすることになるでしょう。詳細については、各自治体のホームページで確認してください。
4-2.購入店に回収してもらう
新しいタブレットを購入する場合は、購入店に古いものを回収してもらう方法があります。販売店の多くは、購入者限定で無料回収を行っているでしょう。中には、下取りサービスを行っているところもあるのでチェックしてください。下取りサービスが利用できれば、購入額から査定額を差し引くことになるため、新しいタブレットが安く購入できるでしょう。下取りサービスを行っているか否かは、販売店に問い合わせてください。
4-3.不用品回収業者に依頼する
タブレットを処分する方法として、不用品回収業者に依頼するのも選択肢の1つです。不用品回収業者の大きなメリットは、自治体で処分しにくいものを回収してもらったり、不用品をまとめて捨てたりできる点でしょう。わざわざ自分でゴミを分類したり、運んだりする必要はありません。手早く大量の不用品を処分したいという方は、不用品回収業者に依頼することをおすすめします。
4-4.売却するのも選択肢の1つ
まだ使うことのできる状態であれば、買取専門店やリサイクルショップに売却する方法もあります。タブレットは中古市場でも需要が高いアイテムなので、人気機種ほど高価買取が期待できるでしょう。特に、発売されたばかりのタブレットは高値で売却できる可能性があります。ただし、平均寿命が約2~3年なので、3年以上経過しているものは買い取ってもらえないかもしれません。自分で判断できない場合は、1度無料査定を依頼してみてください。
5.タブレットの寿命と処分に関してよくある質問
タブレットの寿命と処分に関する質問を5つピックアップしてみました。
Q.寿命を迎えたタブレットを使い続けるとどうなるのか?
A.ウイルスなどが簡単に入り込んできてしまう状態になってしまいます。特に、OSのアップデートやサポートができなくなると、ウイルスに感染しやすくなり、その結果、個人情報が流出してしまうのです。古い機種は無理に使おうとはせず、OSのアップデートができなくなったり、サポートが受けられなくなったりしたら買い換えるようにしましょう。
Q.どんなタブレットが高く売れるのか?
A.マイクロソフト・Apple・Amazonといった人気メーカーのタブレットは高く売れる傾向があります。特に、コンパクトなボディーに数多くの機能を詰め込んだAppleのiPad mini 5は高価買取が期待できるでしょう。高解析度のRetinaディプレイが採用されており、別売りのApple Pencilといったアクセサリーを一緒にして売却すると、さらに高値で売れる可能性があります。
Q.高く売るポイントは?
A.なるべく早めに売却することが大切です。前述したように、タブレットは次々と新しい製品が登場しているため、早いタイミングで売却しなければ型落ち品になってしまいます。型落ちになればなるほど、買取額も下がってしまうのです。また、画面をきれいにしたり、付属品を全部そろえたり、アクセサリー類をセットにして売ったりすることも高価買取のポイントとなります。
Q.タブレットを処分する際の注意点は?
A.本体に含まれているデータを完全消去しなければなりません。処分だけでなく買取に出したり、ほかの人に譲ったりする場合も、データを事前に消去しておきましょう。タブレットを使ってネット経由で購入したことがある人は、クレジットカード情報が記録されているかもしれません。消去作業を済ませておかないと、そのようなデータが外部に流出することになるので要注意です。
Q.無料回収業者を利用しても大丈夫か?
A.無料回収ができる理由をきちんとホームページ等に掲載している業者なら安心して依頼できるでしょう。たとえば、パソコンダストでは回収したものをメンテナンスして再販したり、部品としてリサイクルしたりすることで、回収コストを抑えることができています。このように、無料回収ができる理由が明確になっている業者なら依頼しても大丈夫です。ただし、無料回収ができる理由を掲載していない業者は悪徳業者の可能性が高いので注意したほうがいいでしょう。
まとめ
タブレットの寿命は、約2〜3年が相場だといわれています。本体がすぐに熱くなったり、電源が頻繁に落ちたりする症状は、もしかしたら寿命のサインかもしれません。できるだけ、タブレット本体に負担をかけないことが寿命を延ばすポイントとなりますが、精密機械類はどうしても寿命がやってきます。寿命を迎えたタブレットは、自治体回収や不用品回収業者などでの処分が可能です。処分方法ごとのメリットとデメリットを把握し、自分に合った方法を選択してください。