シンセサイザーの処分はどうする? 具体的な方法と買取について解説

シンセサイザーは楽器であるため、処分時の分別や捨て方で迷うことがあります。また、サイズが大きなものだと重量があり、運搬などの問題も出てくるでしょう。自治体での回収が可能なのか、費用をかけずに処分する方法はあるのかなど、さまざまな疑問が出てきます。シンセサイザーの正しい処分方法について考えていきましょう。

  1. シンセサイザーは何ゴミに分類されるのか?
  2. シンセサイザーを自治体回収で処分する方法
  3. 自治体回収以外のシンセサイザー処分方法
  4. シンセサイザーを買取に出す方法
  5. シンセサイザーの処分でよくある質問

シンセサイザーは、状態が良好なら買取してもらえる場合があります。買取先や買取時の注意点なども覚えておきましょう。

1.シンセサイザーは何ゴミに分類されるのか?

まず、ゴミの分別について考えていきましょう。

1-1.自治体ごとに異なる

ゴミの分別は、自治体ごとに異なるものです。そのため、シンセサイザーの処分前は、自治体のルールをしっかり確認し、正しく分別して出さなければなりません。分別を誤って出すと、回収されずに放置されてしまいます。

1-2.不燃ゴミとして出すことができる場合がある

シンセサイザーは、サイズが小さくゴミ袋に入るものであれば、不燃ゴミとして出すことができる場合があります。分解して小さくすれば回収可能な自治体もあるでしょう。ただし、自治体によっては、分解を推奨していない場合もあるため、事前の確認が必要です。また、電源コードは本体から切り離し、不燃ゴミとして分類する自治体もあります。

1-3.粗大ゴミとして出すケースが多い

シンセサイザーのほとんどはサイズが大きいため、1辺の大きさが30cmを超えるものであれば、粗大ゴミとして回収するケースが多くなっています。シンセサイザーだけでなく、キーボード・電子ピアノなどの楽器全般はサイズが大きいので、粗大ゴミに分類されるでしょう。

2.シンセサイザーを自治体回収で処分する方法

自治体回収でシンセサイザーの処分をする場合の具体的な手順などをご紹介します。

2-1.不燃ゴミの場合

不燃ゴミは、自治体指定のゴミ袋に入れて、指定回収日にゴミステーションへ出すだけです。電源コードだけ不燃ゴミとして回収してもらう場合は、本体から電源コードを切断し、指定ゴミ袋に入れて出してください。

2-2.粗大ゴミの場合

粗大ゴミは、自治体への申請が必要です。粗大ゴミを出す手順を見ていきましょう。

2-2-1.粗大ゴミ受付センターへ申請をする

不要なシンセサイザーを粗大ゴミとして処分する場合は、自治体の粗大ゴミ受付センターへ申請をしてください。インターネットでも申し込みができます。品目と数量を選択し、手数料や回収日時を確かめましょう。

2-2-2.粗大ゴミ処理券を購入して手数料を支払う

手数料の支払いは、粗大ゴミ処理券を購入すれば完了します。申請時に提示された料金分を購入してください。コンビニやスーパーなどで販売しています。

2-2-3.回収日時を守って出すこと

粗大ゴミの回収日時は、必ず守って出してください。通常ゴミの指定回収日とは異なります。通常のゴミステーションではなく、申請時に指定された廃棄場所に出してください。月に2回程度と日数が限られているため、すぐに捨てられないのがデメリットです。また、粗大ゴミを出す際は、粗大ゴミ処理券を貼りつけましょう。

3.自治体回収以外のシンセサイザー処分方法

自治体回収以外では、どのような処分方法があるのでしょうか? 具体的なシンセサイザーの処分方法を見ていきます。

3-1.専門業者

楽器の回収を専門に行う業者に依頼する方法があります。専門業者なら幅広いジャンルの楽器に対応しているため、安心して依頼できるでしょう。宅配での回収がメインですが、店頭への持ち込みや出張対応可能な業者もあります。

3-2.不用品回収業者

不用品回収業者は、生活雑貨や家電などの回収を行う業者です。シンセサイザーなど楽器類の回収もしてくれます。出張回収が中心です。ただし、業者によっては、出張費用がかかるケースがあります。処分費用が自治体回収に比べ、シンセサイザー1点あたり数千円程度と高額なのが特徴です。無料見積もりを実施しているため、事前に引き取り費用を確かめておきましょう。

3-3.個人売買

業者に頼らず、個人売買でシンセサイザーの処分をする方法もあります。フリマアプリやネットオークションを使い、画像と商品紹介文を添えて出品してください。希望価格で出品できますが、売れる時期を読むことができないのがデメリットです。また、値引き交渉がなされるケースもあり、送料や手数料を考慮すると、高値で売却とならない場合がほとんどでしょう。

4.シンセサイザーを買取に出す方法

良好な状態を維持しているシンセサイザーなら、買取に出すことも考えてみましょう。買取対象となるものの特徴や買取先の選び方などについてご紹介します。

4-1.買取対象となるもの

買取対象となるのは、傷・汚れ・故障などがない良好な状態のものです。音質がよく、鍵盤の破損などがないことも重要なポイントとなります。人気メーカーのものは、高額買取になる可能性があるでしょう。

  • ローランド
  • ヤマハ
  • コルグ
  • カシオ
  • モーグ

上記のメーカーは、特に人気があります。年式が新しいものほど、買取価格がつきやすいでしょう。

4-2.楽器の買取専門業者がおすすめ

シンセサイザーをなるべく高値で買取してもらうためには、楽器の買取専門業者に依頼する方法がおすすめです。幅広いメーカーを取り扱っており、シンセサイザーの知識や相場などを熟知しています。適正価格で買取してもらえるため、安心して依頼できるでしょう。

4-3.業者は比較して決めること

査定基準は、業者ごとに異なるものです。そのため、買取価格に差が生じます。複数の業者で査定を受け、買取価格の相場を知ることが大切です。また、買取方法や手数料なども比べ、納得できるところに依頼しましょう。

4-4.査定前は必ずメンテナンスをすること

少しでも高値で買取してもらえるよう、査定前は必ずメンテナンスをしておきましょう。 鍵盤のすき間なども丁寧に拭き取り掃除をし、汚れやホコリなどを取り除いてください。また、動作確認を行い、異常がないかチェックすることも大切です。購入時の付属品をそろえておくと、査定では有利に働きます。

5.シンセサイザーの処分でよくある質問

シンセサイザーの処分に関する質問を集めました。

Q.粗大ゴミとして出す場合、こん包をしたほうがいいのか?
A.こん包をする必要はありません。ただし、破損などがある場合、補強して出したほうが安全でしょう。指定廃棄場所までの運搬時も、落下に注意してください。

Q.査定前にシンセサイザーの掃除をする際は、何を使えばいい?
A.水で薄めた住宅用中性洗剤などを使いましょう。布に薄めた洗剤をつけ、固く絞って拭き取ります。洗剤成分が残らないよう、乾いた布で仕上げ拭きをするといいでしょう。シンナーやベンジンは、シンセサイザーの劣化を招くので使わないでください。

Q.シンセサイザーのケースが劣化していても、買取査定に出すべきか?
A.付属品はあったほうが有利です。劣化していても、ケースを添えて査定を受けてください。カビが生えている場合は、消毒用アルコールで拭き取り掃除をすると、カビの消毒ができてきれいになります。拭き取り掃除後は、天日干しをしてください。

Q.宅配回収を利用する場合、どのようにこん包すればいい?
A.ケースがある場合は、シンセサイザーを入れてからケースごと緩衝材を巻き、そのまま発送することができます。ケースがない場合は、シンセサイザーを緩衝材で包んでからダンボールで全体を補強し、発送手配をしてください。割れ物もしくは精密機器などの表示を貼りつけるすると安心です。

Q.シンセサイザーを無料で回収してくれる業者はないのか?
A.あります。ただし、無料回収の条件があるため、業者へ依頼する前に確認しておくことが大切です。パソコンダストでは、Macをはじめパソコンや液晶ディスプレーなど送料無料対象品目と同こんして発送した場合、送料無料にてシンセサイザーを回収しています。送料無料対象品目がない場合でも、送料発送者負担で回収可能です。お気軽にご相談ください。

まとめ

シンセサイザーは、多くの自治体で粗大ゴミとして回収しています。自治体回収は費用負担が軽いメリットがあっても、回収日時が限られているため、処分までに時間がかかるのがデメリットでしょう。迅速に終えたい方には、業者を活用して処分する方法がおすすめです。また、状態が良好なものは、買取に出す方法も検討してみましょう。処分や買取を依頼する場合、複数の業者を比較し、納得できるところを見つけることが大切です。