電子レンジの選び方は? 古い電子レンジをお得に処分する方法も解説

「電子レンジの機能がたくさんあって迷う」「どのポイントを重視して選ぶべきか?」など、電子レンジの選び方で悩んでいる人は多いでしょう。次々と新しいタイプが登場しているため、悩むのもよく分かります。実際に選んで購入したけれど、結局使わなかった機能もあるのです。

本記事では、自分のライフスタイルに合った電子レンジ選びのポイントなどを解説します。

  1. 電子レンジの種類をチェック!
  2. 電子レンジの選び方5つのポイント
  3. 人気のおすすめ電子レンジ10選
  4. 古い電子レンジを処分する方法
  5. 電子レンジの選び方に関してよくある質問

この記事を読むことで、電子レンジ選びのコツが分かります。悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

1.電子レンジの種類をチェック!

最初に、電子レンジにどんな種類があるのかチェックしておきましょう。

1-1.食材の温め機能だけがついた「単機能レンジ」

一般的に、電子レンジと呼ばれるものは温め機能だけがついたタイプを指します。食材を温めることだけに特化した「単機能レンジ」です。マイクロ波が搭載されていますが、ヒーターが備わっていないのでグリルやオーブンを利用することはできません。そのため、ほかの電子レンジよりも低価格で購入できるのが魅力的です。あまり、料理をしない方や一人暮らしの方など、温め機能のみで十分な人向けにおすすめの電子レンジと言えるでしょう。

1-2.オーブンやグリル機能が使える「オーブンレンジ」

単機能レンジにヒーターを搭載したのがオーブンレンジと呼ばれる種類で、温め機能はもちろん、オーブンやグリル機能も使うことができる万能タイプです。最新の機種には、スチーム機能・過熱水蒸気機能などが搭載されているため、1台で温める・焼く・蒸すといった3つの調理法が活用できます。料理が好きな方や温め機能だけでは満足できない方などにおすすめです。機種によってさまざまな機能がついているため、それぞれ比較してみるといいかもしれません。

1-3.調理時間が短く済む「ガスオーブン」

電子レンジには、ガスオーブンという種類もあります。ガスオーブンは、ガスを燃焼させた熱風を庫内に循環させて加熱する仕組みです。そのため、電気よりも早く加熱することができ、料理時間が短縮できます。また、ガスオーブンには、電子レンジ機能を併せ持つコンビネーションレンジも登場しているので、ガスと電気の両方を上手に活用できる点がメリットです。

2.電子レンジの選び方4つのポイント

それでは、電子レンジ選びのポイントを4つ紹介します。

2-1.使用人数と庫内容量

電子レンジを使用する家族の人数に合わせて、庫内容量をチェックすることが選び方のポイントです。たとえば、一人暮らしの場合はそこまで温める量が多くないため、20L以下の小型サイズが最適でしょう。普段使っているお皿が使えるか、天板までの高さがどのくらいなのかも確認が必要です。また、使用人数に適した庫内容量の目安は、以下のとおりとなります。

  • 一人暮らし:20L以下
  • 2人家族:20~25L以下
  • 3~4人家族:26~29L以下
  • 4人家族以上:30L以上

2-2.センサー方式で選ぶ

電子レンジは食品の加熱具合を調節するために、食品の状態や分量を検知するためのセンサーが搭載されています。そのセンサーの種類によって特徴が異なるため、搭載されている種類で選ぶのも大切なポイントです。主な種類となる赤外線・重量・温度・湿度センサーの特徴を以下にまとめてみました。

  • 赤外線センサー:食品から放出される赤外線量を感知し、食品の加熱時間などをコントロールする
  • 重量センサー:ターンテーブルに置いた総重量や加熱前後の重量差を測定し、調理時間を管理する
  • 温度センサー:庫内の温度を測定し調理時間をコントロールする
  • 湿度センサー:加熱すると食品から出てくる水蒸気量やその変化を感知し、調理時間を管理する

2-3.2つの庫内構造で選ぶ

電子レンジの庫内構造は、ターンテーブルがクルクルと回るタイプと、スッキリとしたフラットテーブルタイプの2種類があります。従来のスタイルはクルクル回るタイプで、加熱のムラがないのが特徴です。温めている途中で食材の向きを変える必要もないため、手間がかからないのも大きなメリットでしょう。その一方で、フラットテーブルタイプは、構造がシンプルになっています。掃除がしやすく、2段式になったモデルは1度に2倍の量の調理が可能です。

2-4.機能は使い方で選ぶ

電子レンジはさまざまな機能がついているので、どのタイプを選べばいいのか分からなくなりがちです。そんなときは、どういうときに電子レンジを使うのかに注目するといいでしょう。料理を温めることが多い場合は単機能レンジでも十分ですが、魚やパンも焼きたい・さまざまな料理に使いたい方はオーブンレンジがおすすめです。さらに、蒸し料理も手軽にしたい方はスチームオーブンレンジ、余分な油や塩分をカットしたい方はウォーターオーブンレンジが良いでしょう。

3.人気のおすすめ電子レンジ10選

電子レンジを比較することで、自分がどの種類を選ぶべきか分かりやすくなります。ここでは、人気のおすすめ電子レンジを10選紹介しましょう。

3-1.パナソニック「ビストロ NE-BS1500」

庫内容量が30Lですが、高さ45cmのコンパクト設計となっています。スチームオーブンレンジなのでグリル機能が利用でき、チタンコートグリル皿によって素早く食材を焼き上げることが可能です。調理時間が大幅に削減できること、短時間でも煮物やパスタなどさまざまな種類を楽しめます。いろいろな料理を楽しみたい方におすすめです。
参考価格:95,000円

3-2.シャープ「ヘルシオ AX-XW500」

シャープのヘルシオ AX-XW500は、過熱水蒸気オーブンレンジなので過熱水蒸気で調理ができます。冷凍と常温食材を一緒に調理する場合、冷凍ものは事前に解凍しなければなりません。しかし、この電子レンジについている「まかせて調理」を利用すれば、食材の量や保存していたものの状態に関係なく、全自動で料理が可能です。また、Wi-Fi機能を搭載しているため、レシピがダウンロードできます。
参考価格:80,000円

3-3.シャープ「ヘルシオ グリエレンジ AX-HR2-R」

一人暮らしの方に人気があるのが、シャープのヘルシオ グリエレンジ AX-HR2-Rです。ヘルシオシリーズから過熱水蒸気機能を切り出したヘルシオグリエに、電子レンジ機能が追加されています。そのため、トーストもレンジ機能もこれ1台でかなえることができ、一人暮らしにちょうど良いと人気です。
参考価格:25,000円

3-4.東芝「過熱水蒸気オーブンレンジ 石窯ドーム ER-RD7000」

オーブンレンジタイプで最高350℃のオーブン加熱ができます。高精度トリプルセンサーも搭載しているため、ムラなく温めや解凍が可能です。オーブン調理を利用した時短メニューが充実しているため、機能ならではの料理を楽しむことができます。
参考価格:88,000円

3-5.東芝「電子レンジ ER-RS22」

リーズナブルな価格で購入できるシンプルな単機能レンジです。キーやモニターに表示される文字が大きくLEDで光るため、高齢者でも扱いやすいと評判になっています。また、絶対湿度センサーも搭載しているので、効率的に食材を温めることができるでしょう。
参考価格:14,000円

3-6.日立「過熱水蒸気オーブンレンジ ヘルシーシェフ MRO-TS8-W」

ヘルシーシェフという名前のとおり、ノンフライで調理ができるヘルシー設計が魅力です。油を使わずに揚げ物や炒め物が調理できるため、カロリーが気になる方でも安心して利用できます。また、スチーム発酵もできるのでパン作りを楽しみたい方にもおすすめです。
参考価格:30,000円

3-7.日立「オーブンレンジ MRO-RT5-W」

簡単な操作で電子レンジを使いたい方におすすめなのが、日立のオーブンレンジ MRO-RT5-Wです。4つのキーをどれか押すだけで操作ができるため、機械音痴の人でも簡単に扱うことができるでしょう。また、庫内の天面にヒーターが露出していないので、汚れたとしても手軽に手入れが可能です。
参考価格:25,000円

3-8.アイリスオーヤマ「オーブンレンジ MO-F1801」

アイリスオーヤマのオーブンレンジ MO-F1801は、自動メニューが18種類も設定されています。機能性の高い商品が多数ラインナップされているアイリスオーヤマの特徴が出ており、フラットで広々使えるのが魅力です。高機能な割に価格も手軽なので、コストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。
参考価格:18,000円

3-9.ハイアール「オーブンレンジ JM-NFVH18A」

250℃まで対応可能なので、お菓子作りも楽しめる本格オーブンレンジとなっています。なんと、トースト4枚を同時に焼くことができるため、家族人数が多い家庭におすすめです。また、庫内がフラットタイプになっており、手入れもしやすい特徴があります。
参考価格:12,000円

3-10.ツインバード「センサー付フラットオーブンレンジ DR-E851BR」

スタイリッシュなデザインが特徴的なツインバードのオーブンレンジは、オシャレを重視する方に人気があります。デザインがオシャレなのはもちろん、簡単に扱える操作性も魅力です。1ボタン1メニューで温めることができるため、操作が苦手な方でも上手に活用できるでしょう。
参考価格:40,000円

4.古い電子レンジを処分する方法

買い替えで新しい電子レンジを購入する場合、古い電子レンジを処分しなければなりません。ここでは、処分方法について解説します。

4-1.粗大ゴミまたは燃えないゴミ等で処分する

電子レンジは、粗大ゴミまたは燃えないゴミ等で自治体回収による処分が可能です。小型家電リサイクルの対象品目となっているため、自治体によっては回収箱への投かんにより処分できます。念のため、自治体のホームページまたは掲示板等でゴミの分類と処分ルールを確認しておきましょう。誤った方法で処分すると不法投棄になる恐れがあるので注意してください。

4-2.家電量販店に回収してもらう

新しい電子レンジに買い替える際、家電量販店に回収してもらう方法があります。ただし、回収不可な店舗もあるため、必ず処分してもらえるとは限りません。また、店舗によっては回収費用が数千円かかる可能性もあります。家電量販店に回収してもらえるか確認を取ったほうがいいでしょう。

4-3.不用品回収業者に依頼する

電子レンジのほかにも処分したい不用品がある場合、不用品回収業者にまとめて依頼する方法がおすすめです。回収業者に依頼することで、大量にある不用品でもまとめて処分できます。回収費用がかかりますが、中には無料回収業者もあるので利用するといいでしょう。たとえば、パソコンダストでは、対象商品が1点でも含まれていれば有料商品をいくつ同こんしても無料回収が可能です。詳細はホームページをチェックしてください。

5.電子レンジの選び方に関してよくある質問

電子レンジの選び方に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.スチーム方式に違いはあるの?
A.簡易式・タンク式・過熱水蒸気式の3種類があります。それぞれの特徴は以下のとおりです。

  • 簡易式:レンジ内に水を張ることで簡易的にスチームを発生させる
  • タンク式:水を入れるタンクがあり、スチーム解凍を搭載している
  • 過熱水蒸気式:水蒸気をさらに加熱させることで低酸素調理が可能

Q.楽な手入れで使える電子レンジは?
A.自動お手入れ機能が搭載されている電子レンジがあります。清掃作業の一部を自動的に行うことができるため、庫内の汚れを自動的に取り除くことができるでしょう。ハイグレード機種の中には、クエン酸で洗浄できるメニューが備わっているタイプもあります。

Q.電子レンジの平均寿命は?
A.機種やメーカーによって異なりますが、大まかな平均寿命は10年と言われています。電子レンジの要となっているマグネトロンの寿命が10年なので、買い替え時期もそのくらいが目安と言えるでしょう。ただし、使い方や手入れの頻度によっては、もっと早めに寿命がやってくる可能性もあります。

Q.古い電子レンジを買取に出せるのか?
A.状態によっては可能です。生活家電の1つなので、新品よりも中古を安く購入したいという方はたくさんいます。中古市場における需要は高めと言えるでしょう。ただし、不具合が出ていたり、10年以上使い続けたりしているものは買取不可になる可能性があります。

Q.宅配回収を依頼する際の注意点は?
A.しっかりこん包するように注意してください。緩衝材を使って運送中に動かないよう固定することが大切です。きちんと固定しておかなければ、運んでいる最中に動いてしまい、電子レンジが傷ついてしまうでしょう。

まとめ

電子レンジは、日常生活で必要不可欠な家電製品の1つです。使いづらい・新しい機能がほしい・不具合が気になるという場合は、買い替えを検討しましょう。年々新しいモデルが登場していますが、機能を選ぶ際は、実際に必要なのかじっくり考えることが大切です。また、古い電子レンジを処分する際は、回収業者に依頼するといいでしょう。回収業者の中には、条件を満たせば無料で処分してくれるところがあります。要らないものをまとめて処分する最適な方法です。