圧力鍋の捨て方は? 買取・リサイクルに出す方法などお得に処分するコツ

調理の時短や、煮込み料理をおいしく作る際などに便利な圧力鍋ですが、そろそろ新しいものに買い替えたいという方や、最近ではほとんど使わなくなってしまったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。「圧力鍋は普通のお鍋のように捨てることができるのか?」と疑問をお持ちの方や「まだ使えるきれいな圧力鍋を捨てるのはもったいない」と思っている方もいらっしゃるはずです。そこで今回は、圧力鍋の処分方法・買取に出す際のコツなどをご説明します。

  1. 圧力鍋を自治体回収で捨てるには?
  2. 圧力鍋の処分を不用品回収業者に依頼する
  3. 圧力鍋を買取に出すには?
  4. 圧力鍋の捨て方・処分方法についてよくある質問

圧力鍋を捨てたい方・処分方法に悩んでいる方・なるべく高く買取に出したいという方は、ぜひ最後まで読んでみてください。圧力鍋をよりお得に、楽に処分するためのヒントが満載です。

1.圧力鍋を自治体回収で捨てるには?

まずは、圧力鍋を捨てる際、自治体回収を利用する方法をご説明します。

1-1.圧力鍋は不燃ゴミか粗大ゴミ

圧力鍋は、多くの自治体で不燃ゴミか粗大ゴミとなります。サイズが30cmもしくは40cm以上の圧力鍋は、粗大ゴミ扱いとしているところが多いようです。サイズを問わず圧力鍋自体を粗大ゴミと指定している自治体もあるので、HPやゴミ分別表などでチェックしてみてください。項目が見つからなければ、「鍋」の欄に一緒に書かれていることもあります。

1-2.回収費用は0~500円程度と安価

圧力鍋を不燃ゴミとして捨てられる自治体なら、処分費用は0円です。粗大ゴミとしている自治体でも、圧力鍋の回収費用は500円程度と、比較的安価といえるでしょう、

1-3.まだ使える圧力鍋を捨てるのはもったいない

圧力鍋を無料・安価に処分してもらえる自治体回収ですが、まだ使えるものや買取に出せるかもしれないものを、お金を出して捨てるのはもったいないともいえます。

1-4.自治体の粗大ごみ回収に出す流れ

圧力鍋を自治体のゴミ回収に出す流れは以下のとおりです。

  1. HPや電話で、申請手続きを行う(圧力鍋のサイズ・点数などを伝える)
  2. 回収日・料金を確認する
  3. スーパーやコンビニなど、自治体が指定している店舗で、粗大ゴミ処理券を購入する
  4. 回収日になったら、回収場所まで粗大ゴミを持って行く

2.圧力鍋の処分を不用品回収業者に依頼する

圧力鍋の処分は、不用品回収業者に依頼することもできます。

2-1.圧力鍋以外にもまとめて不用品を処分したいときに便利

不用品回収業者を利用する際は、なるべく多くの品目をまとめて持って行ってもらうと便利です。一気に片付いてスッキリするでしょう。また、自分で運搬する手間を省けるため、時間の節約にもつながります。

2-2.出張回収・持ち込み回収・宅配回収について

不用品回収業者では、以下の回収方法を選ぶことができます。買取を併行して依頼できる場合もありますが、買取については次項でご説明するのでご参照ください。

2-2-1.出張回収

圧力鍋をはじめとした不用品を、自宅や事業所まで回収しに来てもらう方法です。出張費用や手数料がかかることがあるので、1点2点のために出張を依頼するのは現実的ではないでしょう。そもそも点数によっては出張回収を受け付けていないところもあるので注意してください。出張回収は、自宅にいながらにして不用品をまとめて持って行ってもらえるので、大変便利な方法といえます。

2-2-2.宅配回収

自分でこん包資材を用意し、不用品を詰めて回収業者の店舗や営業所に送る方法です。送れる品目や送料の仕組みは業者によって異なりますが、無料で処分できる業者もあります。自分のタイミングで不用品を発送し処分できるので、忙しい方にも向いている方法といえるでしょう。三辺計160cmの段ボール箱に、パソコンなどの指定品目が入っていれば、圧力鍋を同こんして、無料で引き取ってもらえる場合などがあります(総重量30kg以内)。

2-2-3.持ち込み回収

回収業者の店舗や営業所に圧力鍋を直接持ち込む方法です。店舗が自宅に近い場合や、運搬が困難でない場合には向いているでしょう。営業時間内ならすぐに引き取ってくれるため便利です。こん包するよりも自分で運ぶほうが楽、という方にも向いています。

2-3.回収料金に注意

不用品回収業者では、以下のような料金システムを採っているところが多いでしょう。

  • 回収料金を支払って回収してもらう
  • 無料回収(条件や回収方法の縛りあり)
  • 買取回収

いずれの場合も、事前に見積もりを取ってデータや書面をもらい、あとで不当に料金を請求されることのないように注意しましょう。悪質業者によるトラブルが多発しています。少しでも怪しいと思った業者は避けるようにしましょう。

3.圧力鍋を買取に出すには?

次に、圧力鍋を買取に出す方法についてご説明します。

3-1.買取してもらえる圧力鍋の特徴

買取価格に期待のできる圧力鍋は以下のとおりです。

  • 新品・未開封品
  • 美品・使用感が少ないもの
  • 製造後間もないもの
  • 定価が高いもの
  • 人気メーカーのもの
    • ティファール(T-fal)
    • フィスラー(Fissler)
    • ヴェーエムエフ(WMF)
    • パール金属(Pearl Life)
    • ヘイワ(鋳物屋)
    • シリット(Silit)
    • ワンダーシェフ(Wonderchef)
    • ビタクラフト(VitaCraft)
    • ドウシシャ(doshisha)
    • ラゴスティーナ(Lagostina)

3-2.中古圧力鍋の買取需要とは?

ティファールなど、定価が3万円以上の圧力鍋は中古品でも需要があり、美品なら定価の半額近くで売れることもあります。ただし、使い古されたものや傷・汚れ・焦げなどが多いものの売却は難しいでしょう。また、定価が1万円以下のものでも、美品であれば定価の10~30%程度で売れることもあります。

3-3.圧力鍋を買取に出す方法

次に、圧力鍋を買取に出す方法をご説明します。

3-3-1.リサイクルショップ

リサイクルショップの店舗に持ち込んだり、営業所に発送したりして買い取ってもらう方法です。持ち込んだらその場で査定してもらえますが、買取価格が付かなかったときは、再度持ち帰る手間が発生するでしょう。店舗によっては無料で引き取ってくれる場合もあります。

3-3-2.回収業者による買取

買取を兼業している不用品回収業者に買い取ってもらう方法です。買取価格と回収料金は相殺されるので、複数の不用品を出した際、回収量きにょり買取額のほうが多ければプラスになることもあります。前述でご説明した、出張買取・宅配買取・持ち込み買取を選ぶことも可能です。

3-3-3.ネットに出品する

圧力鍋をヤフオクやメルカリなどに出品して、第三者に買い取ってもらうこともできます。直接購入候補者とやりとりできる便利さが人気です。仲介手数料(10%程度)や送料負担についても気にしておきましょう。また、過去にネットで売買された圧力鍋の特徴としては、定価が3万円程度の圧力鍋を1万円くらいで出品したり、使用済み圧力鍋を1,000円くらいで出品したりしています。食品を扱うものですので、衛生面には気を使って出品したほうがよいでしょう。

4.圧力鍋の捨て方・処分方法についてよくある質問

圧力鍋の捨て方や、処分方法についてよくある質問にお答えします。

Q.買取・回収業者の選び方のポイントは?
A.業者を選ぶ際は、以下のポイントを押さえましょう。

  • 好きな回収方法が選べる(出張・宅配・持ち込みなど)
  • 料金が分かりやすい
  • 見積もり・相談を無料で行える
  • 近所にある(持ち込みの場合)

Q.圧力鍋を高く売るコツは?
A.圧力鍋は、衛生面に気を使いなるべくきれいにしておきましょう。また、外箱・付属品・取扱説明書・レシピ本・保証書など、付属品も可能なかぎりそろえておくと、買取額アップにつながります。

Q.圧力鍋をきれいにするコツは?
A.焦げや汚れは重曹ペーストを使うことで落ちやすくなるでしょう。メラミンスポンジなど研磨作用のあるスポンジを使う際は、なるべく優しく力を入れないようにして焦げや汚れの箇所をこするときれいに取れます。初めて使う場合は、目立たない場所で試してみて傷や変色にならないかをチェックしてください。

Q.無料回収には裏がありそうなのですが……
A.不用品を無料で回収する業者は、回収した家電類を修理して再販売したり、パーツをリサイクルしたりすることで利益を得ています。そのため、タダで仕入れをするという意味で、無料回収が可能となっているのです。ただし、地域を巡回しているような無料廃品回収車などは、ほとんどが違法なので利用しないようにしましょう。

Q.160cmサイズの段ボールはどのくらいの大きさ?
A.宅配回収では三辺計160cm以下の段ボールを受け付けているところが多いでしょう。段ボール箱の寸法は、45×45×70cmくらいになります。底の面積はA4サイズを4つ並べて敷けるくらいの広さで、高さは大人の膝~腰くらいの長さです。段ボール箱の中ではかなり大きいほうの部類で、圧力鍋以外にもさまざまな不用品が入るので、まとめて処分したいときに便利でしょう。

まとめ

圧力鍋の捨て方・処分のポイント・買取に出す方法などをご説明しました。まだ使える圧力鍋は、リサイクルや買取に出すのがおすすめです。捨てるしかないという圧力鍋でも、ほかの不用品と組み合わせることでお得に楽に処分できる可能性があります。圧力鍋を手放す際は、ぜひ今回ご紹介した内容を思い出してみてください。