【納得!】除湿機の寿命は何年? 何年で買い替えるべきかポイントを解説!

「除湿機」は、ジメジメとした空気を解消してくれる家電製品です。梅雨の時期や暑い日が続く夏に大活躍するでしょう。しかし、そんな除湿機にも寿命がやってきます。あらかじめ寿命を把握しておけば、壊れる前に買い替えることができるでしょう。本記事では、除湿機の寿命前の症状や買い替えのポイントについて解説します。

  1. 除湿機の寿命はいつか?
  2. 除湿機の寿命が近い症状は?
  3. 除湿機の買い替え方法とポイント
  4. 除湿機の寿命と買い替えに関してよくある質問

この記事を読むことで、除湿機の寿命を知り上手な買い替えができるようになります。悩んでいる方や気になっている方はぜひチェックしてください。

1.除湿機の寿命はいつか?

梅雨時期に大活躍する除湿機は、一体何年使い続けることができるのでしょうか。主な種類を踏まえた上で、それぞれの寿命について解説します。

1-1.除湿機とはどんなものか?

湿度を下げるための空調機器を「除湿機」と言います。除湿機の主な種類は「コンプレッサー式除湿機」「ゼオライト(デシカント)式除湿機」の2種類です。
コンプレッサー式は除湿機の中に取り込んだ空気を冷却し循環させることで空気中の水分を取りのぞく仕組みとなっています。エアコンについている除湿機能と同じタイプです。
ゼオライト式は空気中に含まれている水分を媒体に吸収させることで空気を乾燥させます。
また、最近ではコンプレッサー式とゼオライト式の両方の良いところを組み合わせた「ハイブリッド式」も人気です。

1-2.平均寿命はどのくらいか?

除湿機の平均寿命は、約5~10年と言われています。製造から5年を経過した頃から故障や不具合が出やすくなりますが、正しく使用すれば10年以上使い続けることが可能です。種類別で見ても平均寿命に大きな差はありません。コンプレッサー式はコンプレッサーの故障や不具合が多く、ゼオライト式は鉱物(乾燥剤)の劣化によって水分吸着力が落ちやすくなります。

1-3.寿命に差が出る要因は?

使用頻度・使い方・環境などによって寿命に差が出ると言われています。除湿機を頻繁に稼働するほど劣化が早く進むため、故障しやすくなりがちです。また、電源コードを無理やり引っ張るなど、間違った使い方も寿命が早く訪れる原因となります。長く使い続けるためには、正しい使い方や使用環境を把握しておかなければなりません。後ほど、【2-3.長く使い続ける方法、ポイントは?】で詳しく説明するのでぜひチェックしてください。

2.除湿機の寿命が近い症状は?

壊れる前に買い替えたいなら、寿命が近づくと出やすくなる症状を把握することが大切です。それでは詳しく見ていきましょう。

2-1.こんな症状に要注意!

寿命が訪れるとさまざまな症状が起きやすくなりますが、中でも注意しておきたいのが「除湿性能が落ちること」です。「以前よりも除湿できなくなった」と感じるときは、除湿性能が落ちている可能性があります。除湿性能が低下すると、稼働の際に消費するエネルギー量が増えるので電気代が高くなるのです。電気代を抑えるためにも、できるだけ早めに買い替えたほうが良いでしょう。

2-2.寿命が近づいているかチェックしよう!

除湿性能の低下のほかにも、寿命が近づいているか確認できるポイントがいくつかあります。現在の除湿機に当てはまる項目があるか、ぜひチェックしてください。

  • 異音がする
  • 途中で電源がオフになる
  • タイマー機能が使えなくなった
  • 満水でもないのに満水ランプが点滅する
  • タンクに水がほとんど溜(た)まらなくなった

2-3.長く使い続ける方法、ポイントは?

除湿機を正しい位置・環境で使うことです。今の除湿機はどこに置いているでしょうか。除湿機を置くときの基本は「部屋の中の低い位置」です。湿気は下のほうに溜まる性質なので、床に近い位置に置くことで部屋の水分を取りのぞくことができます。また、除湿可能な面積に適した部屋で使用しなければなりません。規定以上の部屋で使うと除湿効果が得られなくなります。さらに電気代もかかり、十分な除湿が発揮できないまま不具合が起き始めるのです。長く使い続けるためにも、取扱説明書を一読してください。

2-4.寿命を縮める注意点は?

不衛生な空間で使ったり、汚れを放置したりすると壊れる原因になるので注意が必要です。特に、本体のパネルや裏側のフィルターに汚れがつくと目詰まりを起こし、故障しやすくなります。長く使い続けるためには、定期的な掃除が必要です。
また、吹き出し口や吸込口をふさいだ状態で使わないように気をつけてください。除湿能力が低下し故障の原因となります。上にものを乗せるのも避けましょう。
ほかにも、排水タンクの水が溜まったまま運転を続けるのもNGです。満タンになると途中で運転が止まるタイプもありますが、自動停止機能がない場合はこまめに水を捨てるようにしてください。

3.除湿機の買い替え方法とポイント

それでは、除湿機を上手に買い替える方法とポイントを解説します。

3-1.買い替えのタイミング

「新しい機種にしたい」「使用開始してから5年以上経過している」という方は、今が買い替えるべきタイミングです。特に、使用期間が5年以上経過している除湿機は、壊れやすい傾向があります。故障してから慌てて購入すると、「ほかのモデルにすれば良かった」「もっと安く購入できたかもしれない」と後悔しがちです。後悔しないためには、余裕を持って除湿機を選ぶことが大切なポイントとなります。

3-2.修理はできるのか?

症状によっては、修理ができる場合もあります。たとえば、リモコン操作ができない場合はリモコンのみの交換が可能でしょう。ただし、基板やコンプレッサー部分に不具合が起きたときは、修理費用が高くなるおそれがあります。また、メーカーの部品保有期間は約8年となっているため、購入から8年を経過した場合は必要な部品が手に入りにくく修理が困難です。修理が難しく費用が高くなる場合は、修理よりも買い替えのほうがお得と言えるでしょう。

3-3.処分方法は?

買い替えや故障で古い除湿機を処分する際、どのような方法があるのでしょうか。主な処分方法の特徴とメリット・デメリットについて解説します。

3-3-1.自治体の場合

自治体で処分する際は、お住まいの地域の処分ルールとゴミの分類をチェックすることが大切です。一辺30cm以上のものは粗大ゴミに分類されている自治体がほとんどなので、除湿機は「粗大ゴミ」扱いになるでしょう。粗大ゴミの場合は、地元のスーパーやコンビニ等で粗大ゴミ処理券を購入し、貼り付けた上で回収日に指定場所へ運びます。運搬できる人は直接ゴミ処理場へ運ぶこともできますが、難しい方は別の方法で処分してください。また、小型家電リサイクル法によって、リサイクルを積極的に行っている自治体もあります。その場合は、自治体のルールに従って処分しなければならないので注意してくださいね。

3-3-2.家電量販店の場合

新しい除湿機を購入する場合は、販売店による下取り・引き取りが利用できるでしょう。下取りは古いものを買取って販売価格から買取額を差し引く方法です。新しいものを安く購入できますが、下取りを行っている店舗が少ない・下取りできるものは比較的新しく正常に稼働できるものと条件が決まっています。引き取りの際も、新しい商品を購入する方に限ると条件が決められていることが多いので気をつけてくださいね。また、リサイクル料金の有無もチェックしておきましょう。

3-3-3.メーカーによる回収

ほとんどのメーカーでは、除湿機の回収を行っていません。修理の対応は行っているので、お客様サポートセンターに尋ねると良いでしょう。

3-3-4.回収業者の場合

「壊れている除湿機を処分したい」「ほかにも処分したい不用品がある」という方は、回収業者への依頼がおすすめです。依頼する際は回収費用や運搬費用がかかりますが、中には無料回収を行っているところもあります。「パソコンダスト」では、宅配・持ち込み・出張回収を行っており、除湿機も回収無料です。宅配回収の場合は、送料無料対象商品が1点含まれていれば、送料有料商品をいくつ同梱(どうこん)しても無料となります。送料無料対象商品は、デスクトップパソコン・ノートパソコン・液晶モニター・スマートフォン・ゲーム機などです。詳細は、ホームページをご覧ください。

3-3-5.業者選びのポイント

どの業者に依頼すべきか悩んだときは、以下のポイントに注目してください。

  • スタッフの対応が丁寧でスピーディー
  • 回収方法が選択できる
  • 回収実績がある
  • 無料相談を受けつけている
  • 送料などの手数料がかからない

3-4.リサイクル・買取できるものは?

正常に稼働できる状態なら「買取」という方法で手放すことができます。買取可能になれば、処分費用をかけず処分でき、お金も得ることができるので一石二鳥です。ただし、壊れているものや使用年数が3~5年以上経過しているものは買取不可になる可能性があります。除湿機は年々新しくなっているので、販売年月が経過するほど価値が下がるでしょう。買取を検討している方は早めに売却してください。

4.除湿機の寿命と買い替えに関してよくある質問

除湿機の寿命と買い替えに関してよくある質問を6つピックアップしてみました。

Q.おすすめの買い替え時期は?
A.新商品が毎年4月に登場するため、最も需要が高まる梅雨時期を過ぎた7月下旬頃から価格が下がり始めます。もし、新しい除湿機の購入を考えているなら、7月~10月の間がおすすめです。ただし、コンプレッサー式は夏、デシカント式は冬に人気が高まるので、需要が高まる時期を外して購入するのも良いでしょう。また、家電量販店のセール時期(年末年始・決済セールなど)をねらうのもポイントです。

Q.中古の除湿機は需要があるのか?
A.日本は湿度が高い気候なので、除湿機を使用する家庭が多い傾向があります。中古品でも、比較的状態がよく最新式のモデルほど高く売れるでしょう。正常動作が可能なら、まずは「買取」を検討してみてください。

Q.高く売るポイントは?
A.除湿機を高く売るコツは、キレイに掃除してから査定へ出すことです。フィルターはもちろんのこと、ホコリなどの汚れもキレイに拭き取りましょう。また、購入時に付いてきた取扱説明書・予備の部品など付属品も一緒に出してください。付属品の有無で買取額がアップすることがあります。

Q.無料回収業者を利用しても大丈夫か?
A.無料回収業者を利用する際は、なぜ無料で回収できるのか理由に注目してください。理由がきちんと記載されている業者なら安心して利用できます。無料回収を行っている「パソコンダスト」では、回収したものをメンテナンス・再販し、再販できないものは部品にして貴重な資源を再利用しているので無料回収が可能です。ぜひ1度お問い合わせください。

Q.定期的な掃除の方法は?
A.本体裏側のフィルターが目詰まりしている場合は、取扱説明書を読みながらフィルターを取り、掃除機でホコリを吸い取ってください。目詰まりをなくすだけでも除湿性能が戻り、寿命が長持ちします。目詰まりや汚れがひどい場合は、フィルターを交換すると良いでしょう。

Q.小型家電回収ボックスとは?
A.小型家電リサイクル法に取り組んでいる自治体では、小型家電回収ボックスが公共施設などに設置されています。小型家電回収ボックスとは、ゲーム機やスマホ・カメラなど使用済み小型家電を回収するためのボックスです。投入口に投函(とうかん)できるサイズの除湿機なら無料で処分できるでしょう。ただし、すべての自治体に小型家電回収ボックスが設置されているとは限りません。お住まいの地域に小型家電回収ボックスがあるか確認したい方は、「小型家電リサイクル回収ポータルサイト」を確認してください。

まとめ

いかがでしたか? 除湿機の平均寿命は、約5~10年と言われています。寿命が近づいてくると、除湿性能が落ちやすく不具合が目立ち始めるでしょう。「使いづらいな」と思ったときこそ買い替えるべきときです。早めに買い替えたほうが、除湿機を処分するだけでなく「買取」という方法で手放すこともできるでしょう。お得に買い替えるためにも、正しい処分方法とポイントを押さえることが大切です。