macbookの処分方法

【重要】MacBookの寿命は何年? 買い替えのポイントや処分方法を解説!

アップルが2006年より発売し、現在でも安定した人気を誇っているのがノートパソコンの「MacBook」です。新モデルが登場するたびに注目されています。けれども、MacBookは家電製品の1つなので、いずれは寿命が訪れるものです。急に故障して使えなくなると、中に記録されていたデータがすべて消えるおそれもあります。

故障前に買い替えるためには、平均寿命や寿命が近づくと起きやすくなる不具合を知ることが大切です。また、買い替えで要らなくなったMacBookの正しい処分方法についてもチェックしていきましょう。

  1. MacBookの平均寿命は?
  2. MacBookの寿命が近くなると起きる症状は?
  3. MacBookの買い替え方法とポイント
  4. MacBookの買い替えに関してよくある質問

この記事を読むことで、MacBookを上手に買い替える方法とコツが分かります。気になっている方はぜひ参考にしてください。

1.MacBookの平均寿命は?

まずは、MacBookの平均寿命が何年なのか、基礎知識を押さえておきましょう。また、寿命に差の出る要因についても詳しく説明します。

1-1.MacBookの基礎知識

MacBook(マックブック)は、アップルが開発・販売しているノートパソコンです。2015年には12インチRetinaディスプレイを搭載した、最も薄く軽いノートブックの新シリーズとして発表されました。現在はさまざまなモデルが販売されていますが、主な種類は「MacBook」「MacBook Air」「MacBook Pro」の3種類です。薄型化・小型化が注目されており、出張や仕事で持ち運ぶことが多い人に人気があります。

1-2.寿命は何年か?

2016年、MacBookの平均寿命は4年だとアップルより公式発表がありました。ただし、あくまで製品の想定寿命年数となるため、必ずしも4年で壊れるとは限りません。もともと、ノートパソコンの平均寿命は4~5年と短めですが、雑な扱い方や間違った使い方をすると早く寿命が訪れる可能性があります。長く使い続ける方法やポイントは、後ほど【2-3.MacBookを長持ちさせる方法は?】で説明するのでぜひチェックしてください。

1-3.寿命に差の出る要因は?

MacBookに限らず、ノートパソコンなどの精密機器は使い方・使用環境によって寿命に差が生まれます。たとえば、ホコリが舞っている場所で作業したり、水に触れる場所で扱ったりすると、内部にホコリ・水滴が入り込み故障につながるでしょう。また、使用頻度によっても寿命に違いがあります。頻繁に使用するほど充放電回数が多くなり、バッテリーが劣化するのです。アップルが定める充放電回数の限界は約1,000回となります。つまり、100%分の充電を1,000回行うと、MacBookの駆動時間が短くなるのでバッテリーの交換が必要になるというわけです。

2.MacBookの寿命が近くなると起きる症状は?

では、寿命が訪れるとMacBookにどのような症状が起きやすくなるのでしょうか。

2-1.こんな症状に要注意!

寿命が近くなると、MacBookに前兆が起こり始めます。特に注意してほしい症状が「熱」と「異音」です。パソコンは稼働すると熱を持ちやすくなります。寿命が近づくとパソコン内部の熱がうまく放出できず本体が熱くなり、さらに大きな負荷を与えてしまうのです。また、稼働に必要なエネルギー消費量が増えるほど、異音が大きくなり電気代もかかります。そのまま放置すると、突然電源が切れたり画面がフリーズしたりすることもあるため、早めに対処しなければなりません。

2-2.寿命のチェックポイント

寿命が近いかどうかチェックすべきポイントを、いくつか以下にピックアップしてみました。以下の項目に当てはまる数が多いほど寿命が近づいています。

  • バッテリーの減りが早い
  • 異音がする
  • すぐに本体が熱くなる
  • 画面がフリーズすることが多い
  • 途中で電源がオフになる
  • 電源を入れても起動しない
  • 一瞬電源が入るがすぐに切れる
  • 起動するまで時間がかかるようになった

2-3.MacBookを長持ちさせる方法は?

MacBookを長持ちさせられるか否かは、使い方や使用環境が大きく関係しています。前述したとおり、ホコリが舞っているような不衛生な空間で使わず、清潔に保ち続けてください。近くに飲み物を置くときは、こぼさないように気をつけるのも大切です。
そして、MacBookを使用する際は、できれば電源アダプタにつないだままにしましょう。一般的に、過充電・満充電・バッテリーを使い果たした状態での放置はバッテリーの劣化を招くと言われていますが、アップルの場合は異なります。実際に、アップルに問い合わせたところ、「電源アダプタにつないだまま使用したほうがサイクル劣化が回避できる」と返ってきました。なんと、MacBookはコンセントにつなぐと充電と同時に「給電」という状態になるとのことです。よって、電源アダプタは熱を持ちますが、給電状態のバッテリーは熱を持つことが回避できます。本体にかかる負担も抑えられるでしょう。

2-4.寿命を縮める注意点は?

雑に扱ったり衝撃を与えたりするのもNG行為です。MacBookはある程度の衝撃には耐えられますが、薄型な分、落としたり固いものにぶつけたりすると壊れる可能性があります。持ち運ぶことが多い方は、丁寧に扱うように注意を払わなければなりません。また、Macbookを含めたパソコンは精密機器なので水に弱い傾向があります。飲み物をパソコンのそばに置いて作業することもあると思いますが、こぼさないように注意してください。

3.MacBookの買い替え方法とポイント

MacBookを上手に買い替えるために必要な内容をお届けします。

3-1.買い替えのベストタイミングはいつか?

「寿命のサインが出始めた」「購入から4年以上が経過している」という方は、今こそ買い替えるべきタイミングと言えるでしょう。車にマイナーチェンジがあるように、MacBookなどパソコンにもモデルチェンジの時期があります。だいたい、MacBookのフルモデルチェンジは3~4年周期となっているため、数年置きに買い替えるのがベストなのです。「次もアップル製品を使いたい」という方は、寿命の4年が訪れる前に買い替えることをおすすめします。

3-2.修理はできるのか?

MacBookは数十万円する高価なモデルなので、そう簡単に買い替えることもできず悩んでいる方が多いと思います。もし、使用年数が1~2年であれば、修理したほうが良いでしょう。しかし、故障内容や症状によっては、修理費用が高くなる可能性もあるのでアップルのサポートセンターに問い合わせてください。もし、バッテリーに不具合がある場合は、本体の修理が必要ありません。また、バッテリーサービスはアップル製品限定保証やAppleCare+の保証対象になる場合があります。ただし、保証対象外の場合は、12,800円または19,800円かかるので注意してくださいね。

3-3.主な処分方法は?

要らなくなったMacBookの処分は、どのような方法があるのでしょうか。主な処分方法とそれぞれの特徴について解説します。

3-3-1.自治体の場合

パソコンは「PCリサイクル法」に基づき自治体で処分できませんが、ノートパソコンの場合は小型家電回収ボックスに投函し処分することができます。小型家電リサイクル法に基づいて取り組みを行っている自治体の場合は、小型家電回収ボックスを設置している可能性が高いでしょう。投入口に入るサイズなら、投函するだけで処分できるので費用がかかりません。処分方法やルールは自治体によって異なるため、ホームページ等で確認したほうが良いでしょう。

3-3-2.家電量販店による引き取り

家電量販店など販売店の中には、引き取りサービスを行っているところがあります。無料で引き取っているところもあれば、リサイクル料金が必要になるところもあるでしょう。また、引き取りサービスを利用できる人は新しい商品を購入する方だけという条件が定められていることもあるので注意してください。

3-3-3.メーカーによる回収

アップルでは使用済みパソコンの回収・リサイクルを行っています。「PCリサイクルマーク」がついているパソコンは無料、ついていないパソコンは有料での回収が可能です。「アップルのリサイクルプログラム」にて申し込みができるので、ホームページを確認してください。ホームページでは、回収の流れも記載されているので安心して利用できます。ちなみに、MacBookの回収再資源化料金は1台あたり3,000円(税抜)です。

3-3-4.回収業者への依頼

「すぐに処分したい」「ほかにも処分したいパソコンがある」という方は、回収業者への依頼がおすすめです。回収業者は宅配・持ち込み・出張回収の3つから好きな方法を選択できます。要らないものをまとめて処分できるのが大きなメリットでしょう。ただし、不法投棄をしたり不当な料金を請求したりする悪徳業者が存在しているので、依頼先の選び方に注意が必要です。

3-4.業者選びのポイント

悪徳業者に引っかからないようにするため、以下のポイントを押さえてから複数の業者を比較してみてください。

  • スタッフの対応が丁寧でスピーディー
  • 回収方法が選択できる
  • 回収実績がある
  • 口コミ・評判が良い
  • 無料相談を受けつけている
  • 回収対象商品の種類が幅広い

4.MacBookの買い替えに関してよくある質問

MacBookの買い替えに関してよくある質問を5つピックアップしてみました。

Q.処分する際の注意点は?
A.MacBookに記録されているデータを完全消去することです。売却または譲渡する場合は、コンピューターのバックアップを作成し、一部の機能やサービスを無効にする必要があります。そして、ハードドライブのデータを消去してからmacOSを再インストールし工場出荷時の設定に復元しなければなりません。具体的な方法に関しては、アップルのホームページをご覧ください。

Q.MacBookを高く売るコツは?
A.取扱説明書・保証書・専用ケースなど購入時に付いてきた付属品を一緒に査定へ出すことです。MacBookの中古需要は非常に高いので、付属品があるだけでも買取額がアップする可能性があります。また、査定前にできるだけホコリなどの汚れを取りのぞいておきましょう。キレイにすることで、新品状態に近い印象を査定員に与えることができます。

Q.バッテリーの寿命を確認したい
A.パソコン画面上にあるリンゴマークをクリックし、「このMacについて」を選択します。システムレポートをクリックして開き、ハードウェア→電源の順でクリックしてください。すると、状態情報の欄に充放電回数が記載されているのが分かります。この回数が1,000回に近ければ、バッテリー交換の必要があるでしょう。

Q.無料回収業者を利用する際の注意点は?
A.なぜ無料回収ができるのか理由が記載されていない業者は危険です。無料回収を行っている「パソコンダスト」は回収したものをメンテナンスし再販しています。再販できないものは部品ごとに分解し、貴重な資源として再販売し利益を得ているので、無駄な費用をかけず無料回収ができるのです。

Q.宅配回収の場合、送料はかかるのか?
A.業者によって異なります。「パソコンダスト」は送料無料対象商品が1点でも含まれていれば、有料商品をいくつ同梱(どうこん)しても送料がかかりません。タブレット端末・デスクトップパソコン・ノートパソコン等も送料無料対象商品となっているので、ほかにも不用品があればまとめて処分できます。

まとめ

いかがでしたか? MacBookの平均寿命は、およそ4年と言われています。けれども、誤った使い方をしたり雑な扱い方をすると寿命が早く訪れるでしょう。寿命が訪れる前には、よくある故障が起き始めます。あらかじめ、注意しておきたい症状を把握しておけば、完全に使えなくなる前に買い替えることができるでしょう。MacBookが正常に使える状態なら、「買取」という方法で手放すことができます。要らなくなったときに正しい処分ができるように、基礎知識を深めることが大切ですよ。