掃除を習慣化すればいつもキレイなお部屋に!〜習慣づける4つの秘訣
「掃除をしてもすぐに汚くなるからやる気が起きない」「きれいにしたいけれど掃除をする時間がない」……と、おなげきの人は多いものです。そんな人のほとんどは「掃除は手間も時間もかかって大変」な作業だと思っていますよね。けれども、掃除は習慣化することでちっとも苦ではなくなるのです。そして、部屋を簡単にきれいにできるコツを知れば掃除も楽しくなります。そうなると、ますますやる気になり、もう汚い部屋に戻ることはありません!ここでは掃除を習慣づける方法やコツなどをご紹介しましょう。
1.掃除と習慣について
掃除をする習慣を身につけるために、「掃除について」考え直してみましょう。
1-1.掃除とは
掃除とは、「ゴミ・ホコリ・チリ・シミ」などを取りのぞいてきれいにすることです。もし、部屋を掃除しなければ、家具や家電、照明器具などにホコリが積もります。そして、床にはゴミや人・ペットの毛、フケなども落ちてたまるのです。そのような状態になると部屋が汚く見えるだけではなく、ダニやカビの温床となりどんどん繁殖してしまいます。
キッチンの場合は、油汚れや食べ物の飛び散り、生ゴミなどを掃除しないで放置していると汚れが蓄積するだけでなくカビも繁殖し害虫のすみかと化してしまうでしょう。悪臭も部屋に漂ってしまいます。
トイレやバスルームなども同様で、掃除をしなければ、雑菌による汚れやぬめりなどがこびりつき、見るからに不衛生な状態になるのです。汚れ・カビなどは、放置すればするほど落としにくくなります。時間を費やしてもきれいにならず掃除の成果も上がりません。そうなると、掃除をすること自体がいやになり、いわゆる「ゴミ屋敷」「汚部屋」状態になることもあります。
1-2.掃除の悩み
掃除をこまめに行えば汚れはたまらない……と、わかっていても、なかなか行動に移すのは難しいですよね。掃除に関する悩みとしては、以下のものが挙げられます。
- 忙しくて毎日掃除をする時間がない
- 掃除をしてもすぐに散らかる
- 整理整頓や掃除の仕方がわからない
- ものが多すぎて掃除できる場所がない
- 面倒くさい
これらの悩みが1つでもあると、つい掃除をなまけてしまいます。そのため、汚れはどんどん蓄積し、さらに掃除をすることがいやになるのです。そんな、負のスパイラルを解決するために「掃除を習慣化」してしまいましょう。
1-3.掃除と習慣について
普段は忙しいから、「休日に部屋中の整理整頓をして大掃除をする」という人は多いものです。時間をかけて汚れていた部屋を掃除すると見違えるようにきれいになるので達成感がありますよね。
けれども、「まとめ掃除」できれいになった状態が永久に続くわけもなく、生活している以上は散らかりゴミやホコリもたまるでしょう。部屋の状態がもとに戻ってしまうと「また、休日に大掃除をするのか」と、うんざりしてやる気もうせてしまいます。
そこで、「掃除の習慣化」が重要なのです。お風呂に入って体を洗う・食後は歯を磨く……そんな生活習慣と同様に、1日の汚れはその日のうちに掃除してきれいしましょう。そうすれば、汚れやホコリはたまらずわざわざ休日に時間をさいて大掃除をする必要もありません。さらに、以下のようなメリットもあるのです。
- 「掃除をしなければ」というプレッシャーから解放される
- 常に部屋がきれいなので友人や恋人などを招待できる
- スッキリとした気分で生活できる
- 健康になる(ハウスダストアレルギーやカビが引き起こす病気などが改善することも)
掃除を習慣づける方法にはどのようなものがあるか、次の項で詳しくご説明します。
2.掃除を習慣づける方法とは
掃除を習慣づけるポイントは、「考え方を変えること」と、「方法を知ること」です。これを知っておけば、もう掃除が苦になることはありません。
2-1.習慣づける考え方
掃除を習慣づける「考え方」とはどのようなものでしょうか。
2-1-1.時間をかけない
掃除を習慣づける……といっても、「毎日1時間は掃除時間を作ろう」ということではありません。それよりも、「目についた汚れをすぐに掃除する」習慣を身につけましょう。気がついた汚れをパパッと数十秒〜数分掃除するだけでいいのです。「チョコチョコ掃除」を積み重ねると、部屋は汚れません。
2-1-2.まとめてやらない
「掃除は汚れが目立ってからするもの」と思っていませんか?まずはその考え方を変えてください。掃除は「汚れを落とすのが大変な状態になるのを予防するため」に行うものです。
たとえば、バスルームのカビが目立ってくると「週末は強力なカビ取りを買ってきて大掃除をするぞ」と決意する人は多いでしょう。けれども、こまめに掃除をしていればカビの発生自体を防げます。お風呂上りにタオルでサッと壁やバスタブの水分をふき取るだけでも、カビの発生を抑制できるのです。
2-2.掃除を習慣づける方法
掃除を習慣づける「方法」とはどのようなものでしょうか。
2-2-1.「ついで掃除」の方法
「ついで掃除」で、掃除を習慣づけましょう。2種類の方法があります。
1つは、「何かをしているついでに掃除をする」方法です。キッチンでお湯を沸かしているついでにガス台の油汚れをふく・歯を磨くついでに洗面台の汚れを落とすなど、ちょっとした時間を有効に使います。小さな掃除ですが、習慣にすると汚れがたまりません。
もう1つは、「使ったらついでにすぐ掃除をする」方法です。鍋を使ったらすぐに洗う・コーヒーを飲み終わったらシンクにカップを置かずすぐに洗うなど、こまめに掃除をしましょう。
2-2-2.手軽な掃除道具を身近に置く
モップやぞうきん、掃除機など、掃除道具をまとめて物置に収納するのはやめましょう。その都度取り出して掃除をするのが面倒になってしまいます。「手軽に・簡単に汚れを落とせる掃除道具」を、用途に合わせてすぐ手が届く場所に置くのがおすすめです。
サッとふくだけで汚れを落とせるアルカリ電解水シートを、シンクの横・リビングのテーブルの上・洗面所など汚れがつきやすい場所に置きましょう。また、ホコリ取り用のハンディーワイパーも、部屋・トイレ・キッチンなど分散して置くのです。手近な場所にあれば、ふと、目についたらサッとぬぐえるのでホコリがたまりません。
2-2-3.ものを置かない
ものが多いと掃除をするのが大変です。すき間などにハウスダストがたまりやすくなりカビも発生します。掃除を簡単にスピーディーに行うには「ものを置かない」のが1番です。不用品やほとんど使用していないものは思いきって処分しましょう。
3.掃除を習慣づけるポイント、コツ
掃除習慣を身につけるポイント・コツをご紹介しましょう。
3-1.リストアップする
ばくぜんと掃除をすると、やり残しができてしまいます。そこで、場所ごとに掃除リストを作りましょう。リストは、「A.毎日数分でできること」「B.数日置きに数十分ほど時間をかけて行うこと」「C.1か月に1度専用の洗剤を使用すること」に分けて作ります。たとえば、バスルームの例を挙げてみましょう。
- A:風呂上がりにバスタオルで壁や鏡をふき水分を取る
- B:バス用の洗剤でバスタブを洗う、排水口の掃除をする
- C:専用洗剤で風呂がまの掃除をする
リビング・キッチン・水回りなど場所ごとに「A」「B」「C」の内容を決めます。自分にできる範囲で無理のないリストを作るのが長続きするコツです。
3-2.チェックする
スケジュール表の日付ごとに、前項の「A」「B」「C」を書き込みましょう。基本的に「A」は毎日書いてください。「B」は水曜日と土曜日に、「C」は月末の日曜日になど、自分で実行できる間隔で記入します。掃除が終わったら「済み」マークを書きましょう。最初は面倒に思えますが、慣れるとスムーズに行えます。「済み」マークが増えるごとに、自分が「掃除をした」ことが目に見えてわかり張り合いも出るものです。
3-3.朝掃除をする
ここ数年、ビジネスパーソンに注目されているのが「朝活」です。夜ふかし&寝坊はもう古い! 朝は早く起きて自分のやりたいことをする時間にあてよう……という考え方です。その流れで、最近は「朝掃除」が注目されています。といっても、本気で何時間もかけて掃除をするのではなく、5分〜10分というちょっとした時間でプチ掃除をするのです。
- リビングテーブルの上を整理整頓してきれいにふく
- 洗顔後に洗面所をブラシで掃除する
- 床に散乱している雑誌や洋服をもとの場所に戻す
- トイレに入ったついでに、トイレ掃除シートで便座やフタをふく
- 棚などのホコリをハンディーワイパーでふく(ホコリは人が寝ている間に積もるので朝掃除すると効率的)
これらなら、それほど負担になりません。自然に掃除をする習慣が身につきます。続けていくと掃除をする場所を増やしたくなるでしょう。朝から気分もスッキリ、汚れもたまりづらくなるのでおすすめです。
3-4.あるといい道具など
掃除を習慣にするには、簡単に効果が上がる掃除道具を用意する必要があります。ご紹介しましょう。
- 掃除用シート:洗剤を使わずに汚れを落とせるアルカリ電解水などを用いた掃除用シート。テーブル用・キッチン用・ガス台用など、さまざまな種類がある
- ハンディーワイパー:特殊なファイバーがホコリや髪の毛などを、舞い上げずにからめとるワイパー。狭い場所や高いところでも使えるタイプもある
- フローリングワイパー:掃除機を取り出してかけるよりもフローリングワイパーでサッとふくほうが手軽
- マイクロファイバークロス:極細の繊維で織っているので汚れをしっかり吸着、速乾性がありぞうきんより汚れが落ちる
- 充電式ハンディークリーナー:コードレスのミニ掃除機。軽量なので片手で掃除ができ、大きな掃除機を取り出す必要がないのでこまめに掃除する習慣が身につく
3-5.注意点
部屋にものや家具が多すぎると、掃除リストを作ったり便利な掃除道具をそろえたりしても掃除がはかどりません。定期的に「断捨離」を行うのがおすすめです。また、衝動買いを控えたり無料サンプルをもらったりなど、家の中のものを増やさないようにしましょう。洋服や靴など、つい自分が買ってしまうアイテムは「1つ買ったら1つ処分する」をマイルールにしてください。
不用品を回収する業者に処分を依頼するのもおすすめです。パソコンダストでは、パソコンや中古家電などを無料で宅配回収しています。詳しくは、こちらをごらんください。
4.掃除の習慣〜よくある質問〜
掃除の習慣について、よくある質問をご紹介しましょう。
Q.掃除の習慣を身につけようと思っても続きません。いい方法はありますか?
A.まず「3-1.リストアップする」でご説明したリストを作りましょう。達成していたら自分にごほうびをあげてはいかがでしょう。好きなものを食べる・見たかった映画を見るなど、何でもいいのですが「買い物をしてものを増やす」のはやめましょう。
Q.料理をするとキッチンが汚れ、掃除をするのがいやになります。どうしたらいいでしょうか。
A.「使ったらすぐ掃除をする」を徹底して実行しましょう。煮る・ゆでるなどの作業をしている間に、使用した包丁やまな板、食器などを洗います。また、オーブン料理を焼いている数十分の間に、ガスレンジの上をお掃除シートでふくなど、料理と同時に掃除や洗い物をしましょう。
Q.掃除が嫌いでなかなかやる気が起こりません。やる気になる方法はありますか?
A.部屋が汚くても「誰かに見られるわけではないからいいや」と思っていませんか。まず、休日にゲストを呼びましょう。友人や同僚、先輩など「家族よりは気を使う相手」がおすすめです。部屋を掃除するモチベーションが上がります。
Q.部屋にものが多くてどうやって掃除をしていいのかわかりません。ものを減らす方法を教えてください。
A.まずは、思いきって断捨離をして不用品を処分しましょう。自分で処分するのが面倒、粗大ゴミに出す時間がないなどの場合は不用品を回収してくれる業者に依頼するのがおすすめです。
パソコンダストなら、「送料無料品目」が1点あればそのほかの家電や日用雑貨などの品物を同こんできます。無料で不用品を処分するチャンスでしょう。詳しくはこちらをごらんください。
Q.バスルームに窓がなく、すぐにカビが目立ってくるので掃除が大変です。日々、習慣にできる手軽な掃除方法を教えてください。
A.以下のことを試してみましょう。
- シャンプーや洗顔料などのボトルは水切りできるプラスチックのカゴにまとめて入れ、お風呂から上がった後はバスルームの外に出す
- 入浴後に、体をふいた後のバスタオル(もしくは古いバスタオル)でバスルームの壁や床、鏡などの水分をできるだけふき取る
- お風呂に入るたびに、棚や洗面器、椅子などをサッとスポンジで洗う
- 入浴後は扉を開け、扇風機や送風機などでバスルームに向かい風を送る
窓を開けて換気ができなくても、上記の習慣でカビの発生を抑えることができるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。掃除は、汚れてからまとめてするのではなく「習慣」にしたほうがいい……ということが、おわかりいただけたかと思います。そのためには、考え方や方法を今までと変えることです。最初は面倒に思えても、「チョコチョコ掃除」を行えばその習慣は身につきます。また、きれいな状態が続くと自分でも気持ちがいいので散らかしたり汚したりすると同時にサッとかたづけられるようになるのです。
掃除をする習慣は精神的にも肉体的にもいい結果をもたらしてくれます。また、もし、部屋にものがあふれ掃除がはかどらないようなら思いきって断捨離で不用品を処分しましょう。自分で処分するのが大変な場合、不用品回収業者に依頼すれば一度にかたづくのでおすすめです。