不要なプリンターはリサイクル回収を! 方法と注意点を知っておこう!
プリンターのリサイクル方法をご存じでしょうか? 家庭で不要になったプリンターを処分するとき「方法が分からない」という人も多いと思います。プリンターの処分を検討する際には、リサイクル方法を考えてみてください。プリンターに含まれている資源の中には、再利用が可能なものもあるのです。まだ使える状態であれば、リセールしてお得に処分することもできますよ。
この記事では、プリンターのリサイクルについて、方法や注意点などをご紹介しましょう。
この記事を読むことで、不要になったプリンターのリサイクル方法が分かるはずです。ぜひ参考にしてください。
1.プリンターのリサイクルについて
まずは、プリンターのリサイクルについて解説します。
1-1.プリンターについて
プリンターの種類や普及率、寿命などをまとめました。
1-1-1.種類
プリンターには以下のような種類があります。
- インクジェットプリンター
- レーザープリンター
- 熱転写方式プリンター
- インパクト方式プリンター
一般家庭で多く使われているのはインクジェットプリンターになります。使い方がシンプルで値段もリーズナブルなのが特徴です。年賀状や写真の印刷などのために購入している家庭は多いでしょう。
1-1-2.普及率
調査によると、パソコンを所有している家庭の9割がプリンターを持っていることが分かっています。そのうち8割以上がインクジェットプリンターであり、年賀状やはがきの印刷・office文書の印刷・写真画像の印刷を行うために使用している家庭がほとんどです。
1-1-3.寿命
一般的に、家庭用プリンターの寿命は3~5年といわれていますが、もちろん使用頻度によって差は出てくるでしょう。製品サポートが5年で終了するメーカーが多く、製造から5年以上経過したプリンターは故障しても部品がないため、修理が不可能になることがほとんどです。
1-2.資源価値
プリンターにはレアメタルと呼ばれる希少金属が含まれています。レアメタルとは産出量が極端に少ない金属のことであり、プリンターをリサイクルすることでレアメタルを取り出し、有効活用することが可能になるのです。そのため、中古プリンターを回収してリサイクルする業者も多くなっています。プリンターは廃棄するよりも、リサイクルすることが望ましいのです。
1-3.リサイクルの現状
現在のところ、日本におけるプリンターのリサイクル率はわずか10%ということが分かっています。各自治体やメーカーがリサイクルのための取り組みをしているにもかかわらず、リサイクル率の低さが問題視されているのが現状です。
2.プリンターをリサイクルする際の注意点
プリンターをリサイクルする前に、いくつか注意点を知っておきましょう。
2-1.データを削除しよう
ハードディスクが搭載されたプリンターの場合、そのまま処分すると中のデータが漏えいしてしまう可能性があります。個人情報などのデータが抜き取られ、第三者に悪用されてしまう危険は十分に考えられるのです。特に、業務用のプリンターにはハードディスク搭載のものが多く、流出すると問題になるデータが大量に含まれている可能性が高いでしょう。説明書をよく読んでデータの初期化を行い、安全な状態にしてから処分してください。
2-2.付属品の処分方法を知ろう
プリンターを処分する際には、付属品をどうするか考える必要があります。特に、インクには注意が必要です。自治体によっては燃えるゴミまたは燃えないゴミとして捨てることも可能ですが、リサイクルを目的とした回収も行っています。家電量販店の入り口などに回収ボックスが設置されているため、そこに投かんしましょう。
3.プリンターのリサイクル方法
プリンターをリサイクルする方法や業者の選び方などをご紹介します。
3-1.メーカーや販売店による引き取り
メーカーによっては不要になったプリンターを回収してくれるところもあるため、問い合わせてみるとよいでしょう。また、新しいプリンターの購入と引き換えに、古いプリンターを引き取ってくれる家電量販店もあります。ただし、店舗によっては引き取りを行っていないところもあるため、事前に確認してから持ち込むのがおすすめです。
3-2.リセールする
状態のよいプリンターは、廃棄するよりもリセールする方法を検討すべきです。リサイクルショップや買い取り専門店に依頼すれば買い取ってもらえます。ただし、状態によっては故障していなくても買い取り不可になる場合もあるため注意してください。以下のようなプリンターであれば、買い取りしてもらえる可能性が高いでしょう。
- 動作に問題がない
- 状態がきれいである
- 使用感が少ない
- 付属品がそろっている
- 有名メーカーのものである
- 製造から3年以内である
3-3.専門業者による回収
家庭から出た不用品を回収している業者に依頼する方法もあります。プリンター以外にも処分したい不用品がある場合は、まとめて依頼してみましょう。「パソコンダスト」では、パソコンや不用品の無料回収を行っています。回収した不用品を修理して再販売したり資源を取り出して再利用したりすることで利益を得ているため、無料回収が可能なのです。液晶テレビやパソコンなどの送料無料対象商品と同こんして宅配で送ると、全国どこからでも送料無料で回収してもらえます。ぜひチェックしてみてください。
3-4.業者の選び方
不用品回収業者を選ぶ際には、以下のポイントをチェックしてください。
- 不用品回収の事業に必要な許可を得て営業しているか
- 無料回収業者の場合、無料で回収できる理由を明記しているか
- 事務所の所在地や固定電話の番号をホームページに掲載しているか
- 問い合わせに対して丁寧でスピーディーな対応をしてくれるか
3-5.注意点
不用品回収業者の中には、悪質な業者も存在しています。そのような業者を利用するとトラブルに巻き込まれる可能性があるため、十分注意してください。実際に、「無料といわれていたのに高額な追加料金を請求された」「回収した不用品を不法投棄された」という例が数多く報告されています。
4.プリンターのリサイクルに関するよくある質問
「プリンターのリサイクルについて知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。
Q.プリンターは家電リサイクル法の対象になりますか?
A.家電リサイクル法の対象になるのは、テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンの4品目だけです。プリンターは対象になりません。
Q.プリンターを粗大ゴミとして捨てることはできるのでしょうか?
A.自治体によっては、不燃ゴミや粗大ゴミで捨てることができるところもあります。プリンターは小型家電リサイクル法の対象となるため、回収ボックスを設置して回収している業者もあるため、各自確認してください。
Q.高額買い取りの対象になりやすいのは、どこのメーカーのプリンターですか?
A.キャノン・エプソン・ブラザーがプリンターの3大メーカーといわれています。中古市場でも人気が高いため、高額買い取りの可能性があるでしょう。
Q.プリンターの寿命が近いサインにはどのようなものがありますか?
A.プリンターから異音がする、印刷がかすれる、色調がおかしい、用紙がスムーズに出てこないなどの症状が頻繁に起こるようであれば、寿命が近い証拠でしょう。
Q.不要になったプリンターをネットオークションで売る際の注意点は何ですか?
A.写真を必ず載せ、プリンターの状態を詳しく記載してください。不具合がある場合はその情報を正確に書き込んでおくことが、トラブルを防止するポイントです。
まとめ
いかがでしたか? プリンターのリサイクルについて詳しくご紹介しました。プリンターには貴重な資源が含まれているため、ゴミとして捨てるよりもリサイクルすることを第一に考えるべきです。状態によっては高額で買い取りしてもらえる可能性もあるため、お得に処分したい人は検討してみましょう。ぜひこの記事を参考にして、プリンターのリサイクルに貢献してください。