必見! パソコンのデータを完全消去する必要性と3つの方法を紹介!
パソコンのデータを完全消去する方法をご存じでしょうか? 今まで使っていたパソコンを処分するとき、まず考えるべきなのがデータ消去です。パソコンをそのまま処分して万が一中身が流出してしまうようなことがあると、取り返しがつかないことになってしまいます。壊れたパソコンでも個人情報が読み取れる方法があるため、トラブルに巻き込まれる可能性があるでしょう。この記事では、パソコンのデータを完全消去する必要性や方法などをまとめてご紹介します。
この記事を読むことで、安全にパソコンを処分できるはずです。ぜひ参考にしてください。
1.なぜデータ消去が必要なのか?
パソコンに残っているデータの内容や消去の必要性などをまとめました。
1-1.パソコンに残ったデータとは?
パソコン内にはさまざまなデータが残っています。具体的な例としては、以下のようなものがあるでしょう。
- メールソフトの設定情報
- メールアドレス
- 家族や友人・知人の氏名・住所・連絡先
- 年賀状作成ソフトの住所録
- インターネットのアクセス履歴
- ショッピング履歴
- クレジットカード情報
- SNSの情報
- 会計ソフトのデータ
- プロバイダーサービスのID・パスワード
- 写真や画像
1-2.消去の必要性
データの消去は、パソコンを処分する際に必ず必要になります。どのような方法で処分するにしても、第三者の手に渡ってデータが悪用されてしまう可能性は十分に考えられるのです。実際に、データを盗み出されて悪用されるトラブルが増えてきています。
1-3.消去しないとどうなるのか?
「保存していた写真がネット上に流出する」「クレジットカード情報を悪用される」など、自分に降りかかる被害は計り知れません。さらに、メールアドレスなどの個人情報が流出することで、家族や友人をトラブルに巻き込んでしまう可能性もあるのです。その影響の大きさをよく考える必要があるでしょう。
2.初期化やフォーマットについて
初期化やフォーマットでデータの消去はできるのでしょうか。
2-1.初期化・フォーマットとは?
Windowsでは、ディスクの初期化とフォーマットを行うことができます。初期化は「リカバリー」とも呼ばれ、パソコンを購入時の状態に戻すことです。後からインストールしたソフトや保存していたデータなどはすべて消えます。フォーマットとは、Windowsで使用できるようにファイルシステムを作成・初期化することです。
2-2.データ消去はできないのか?
初期化やフォーマットはパソコンの動作が不安定なときやウイルスに感染したときなどに行うものであり、データの完全消去を目的としているわけではありません。そのため、パソコンを処分する際のデータ消去法としては不十分といえるでしょう。
2-3.危険性について
なぜ初期化やフォーマットでは不十分なのかというと、復元ソフトを使用すると消えたデータが復元できてしまうためです。パソコンを初期化するとすべてのデータがなくなったように見えるため、安心してしまう人も多いでしょう。フリーソフトでは復元できなかったとしても、有料のソフトやデータ復旧サービスを利用することで復元できる確率が高くなるのです。
3.データ消去方法
パソコンのデータを完全に消去する方法をご紹介します。
3-1.完全に消去する方法
方法はいくつかあるため、自分に合った方法を選びましょう。
3-1-1.専用ソフトを使用する
専用ソフトには、無料のものと有料のものがあります。無料ソフトでおすすめなのは「DESTROY」や「File Shredder」などです。有料ソフトには「ターミネーターシリーズ」や「完全抹消シリーズ」があります。ソフトを使うことでデータを別の情報に書き換えるため、二度と復元することはできなくなるのです。しかし、ソフトによっては注意書きが多く、初心者には難しいものもあります。自信がない人は別の方法を検討したほうがよいでしょう。
3-1-2.物理的に破壊する
ハードディスクを物理的に破壊してしまう方法もあります。パソコンからハードディスクを取り出し、ハンマーやドリルなどを使って破壊してしまいましょう。ただし、破片が飛び散ってケガをする可能性があるため、十分気をつけてください。
3-2.壊れてしまったパソコンの場合は?
パソコンが壊れて起動しない場合はどうしたらよいのでしょうか。まず、故障の原因がハードディスク以外にある場合は、別のパソコンにハードディスクを接続すれば専用ソフトを使ったデータ消去が可能です。しかし、ハードディスク自体が故障している場合は、ソフトによるデータ消去ができません。物理的に破壊するか、専門業者に依頼しましょう。
3-3.プロに頼んだほうがよいケース
プロに依頼するべきなのは、以下のようなケースです。
- 自分で消去する自信がない
- 時間がなくてできない
- 面倒くさい
4.データ消去もしてくれる業者とは?
業者を利用するにあたって費用や注意点などをまとめました。
4-1.パソコン処分業者について
「パソコンダスト」は、パソコンや不用品の無料回収と同時にデータ消去サービスを提供している業者です。専用機器を使ってデータを論理的に消去、または物理的に消去いたしますので、データが漏えいする心配はありません。有料で消去証明書も発行していますのでぜひチェックしてみてください。
4-2.お得な無料回収について
「パソコンダスト」では、パソコンに含まれる資源を再販売することで利益を得ているため、無料回収が可能です。回収方法は「宅配回収」「持ち込み回収」、対象品目15台以上だとさらに「出張回収」から選択できるため、こちらからお申し込みください。
4-3.注意点
不用品の回収を行っている業者の中には、悪質な営業をしているところもあります。必要な許可を持たずに営業し、回収した不用品を不法投棄するような業者も存在しているのです。また、無料回収を宣伝しておきながら結局は高額な料金を請求してくるような業者もあるため、業者選びは十分慎重に行ってください。
5.パソコンのデータ消去に関するよくある質問
「パソコンのデータ消去について知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。
Q.パソコンは粗大ごみとして廃棄可能ですか?
A.平成15年に始まった「資源有効利用促進法」により、パソコンは自治体が回収する粗大ごみとして捨てることができなくなりました。
Q.パソコンの処分方法にはどのようなものがあるでしょうか?
A.パソコンメーカーまたは家電量販店に回収を依頼する方法や、パソコン回収業者を利用する方法があります。まだ使える状態であれば、リサイクルショップや買い取り専門業者に買い取りしてもらう方法もおすすめです。
Q.「PCリサイクルマーク」とは何でしょうか?
A.平成15年10月以降に販売された家庭向けパソコンに貼り付けられているものです。このマークがあるパソコンは廃棄する際にリサイクル料金を支払う必要がありません。
Q.処分したパソコンからデータが流出して問題になった例は実際にあるのですか?
A.流出したデータが悪用され、クレジットカードが不正に利用された例は実際にあります。そのほかにも、個人情報を業者に売られてしまったという事件もあるのです。
Q.悪質な回収業者はどのように見分ければよいでしょうか?
A.会社名が入っていないトラックなどで、近所を回っているような業者には注意してください。事務所の所在地を明らかにせず、いざというときに逃げてしまう可能性があります。また、見積書の内容が不明確な業者、無料回収できる理由を説明できない業者なども利用しないほうがよいでしょう。
まとめ
いかがでしたか? パソコンのデータ消去について、その必要性や方法などをまとめてご紹介しました。「自分のパソコンには流出しても困るような情報が入っていない」と思っている人も多いでしょう。しかし、パソコンの中には想像以上に重要なデータが残っているものです。他人までトラブルに巻き込んでしまう可能性もあるということを知り、パソコンを処分する前には必ず完全にデータを消去してください。