エアコンの室外機がうるさい!原因と今すぐできる対処法を紹介します。
ご自宅の外から「ブーンブーン」と異音が聞こえてくることありませんか?常になっているわけではないけれど、気がつくとうるさい場合があるでしょう。原因はエアコンの室外機の可能性があります。この記事では、なぜ室外機がうるさくなるのか、うるさい場合にはどうすればいいのかを紹介しましょう。
1.室外機について
室外機というのは、エアコン本体が暖房や冷房をするための準備をする部分です。冷房を使っているときには、室外機から暖かい空気が排出され、暖房を使っているときには冷たい空気が排出されます。一般的には暖かい空気を集めるほうが出力が高く、うるさい音がするようです。
2.室外機がうるさい原因と対処法
室外機がうるさい原因には、出力が高くなっていることが考えられます。しかし、原因はひとつではありません。原因別に対処法を紹介しましょう。
2-1.室外機の裏側にゴミがたまっている
ホコリが目詰まりしている場合や、ペットの毛が入り込んでしまっている可能性があります。空気の流れが悪くなることから、うるさい音を発するでしょう。
対処法としては、裏側をのぞき汚れているならブラシなどを使って掃除をしてください。目詰まりを直すことで、騒音が収まるケースがほとんどです。特に、ペットを飼っている人は注意して、こまめにメンテナンスすることをおすすめします。
2-2.異物が混入している
ゴミやホコリだけでなく、異物が混入する場合もあります。虫や蛇、ねずみなどが入り込んでしまう可能性も高く、専門の業者に確認してもらったところ死骸が出てきたなんてことも。虫が冬眠のために大量に入り込んでいた事例もあるくらいです。
2-3.劣化している
室外機に使われているコンプレッサーや送風モーターなどが劣化していることで異音が発生する場合が。室外機は、モーターが回り始めてから次にコンプレッサーが動きます。うるさい音がするタイミングを見ることで、どこが劣化しているのか判断可能でしょう。ほかにも、ファンが劣化して欠けてしまい、その欠けた部分が異音を発生している場合も考えられます。
対処法としては、自分でのメンテナンスは極めて難しいため、専門の業者に依頼する方法がベストです。メーカーに問い合わせてみるのもいいでしょう。
2-4.室外機が振動している
設置に問題があるでしょう。室外機と床部分、室外機と壁部分との接触によって騒音が発生します。エアコンを使用している最中に室外機が振動し、床や壁に伝わることで大きな音に聞こえるのでしょう。
対処法としては、接地面に防振ゴムを取り付ける方法が一般的です。この防振ゴムを取り付けることで、床部分のブロックなどに振動が伝わりにくくなります。防振ゴムにも種類がありますが、両面に防振機能が備わったものにするといいでしょう。
2-5.畳数が合っていない
大きな部屋を小さなエアコンで使用している場合、エアコンが無理をしていることによってモーターやファンがフル稼働し騒音が発生します。たとえば、15畳の部屋を8畳用のエアコンで温めようと思ったとき、エアコンは2倍頑張る必要があるでしょう。常に全力を出している状態になれば、当然音もうるさくなります。
3.買い換えたほうがいい場合は?
修理でうるさい音がなくなればいいですが、完全に音をなくすことは難しいでしょう。特に、10年以上前の古いタイプのエアコンは、修理するにも部品がない可能性も。場合によっては買い換えたほうが安いこともあります。
買い換える場合、古いエアコンは正しい方法で処分しましょう。リサイクル法に関係しているため、通常のゴミとして処分はできません。新しいエアコンの購入先に引き取ってもらうか、不用品回収業者などに依頼する方法が手軽で確実です。間違っても不法投棄することのないよう、ご注意ください。
4.故障しないためにできること
うるさい音の原因は「故障」がほとんどです。では、うるさい音にならないように故障を防ぐ必要があります。
定期的に室外機を確認し、汚れがたまっていないか、劣化がひどくなっていないかなどをチェックしましょう。ホコリはもちろんのこと、雨風による泥汚れなども故障の原因です。日ごろから気をつけてみていれば、おかしい部分などに気がつくようになります。ずっと放置していては、突然壊れたとき非常に困るでしょう。
季節の変わり目などの、エアコンを久しぶりに動かすタイミングで、内部のクリーニングなども行うといいですね。自分で手軽にクリーニングができるキットも販売されています。しかし、できるなら専門の業者に依頼したほうがいいでしょう。精密機械ですので、間違ったクリーニングを行うと故障の原因になります。その点は十分に注意して、丁寧に扱いましょう。変なにおいがするなと感じたら、クリーニングのタイミングです。
また、故障しないためには「正しい使い方」をすること。安いからといって畳数の合わないエアコンを使用していては、故障やトラブルの可能性が高まります。エアコンにかかる負荷を、できるだけ低くすることで故障も減り寿命も延びるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?エアコンの室外機が最近うるさい!と感じたら、まずは周りをチェックしてきれいな状態にしましょう。振動が響かないように設置面の確認も必要です。
室外機の騒音はご近所トラブルに発展する場合も多く、ご近所が怖くてエアコンがつけられないという話もあります。変にトラブルに巻き込まれないためにも、室外機のメンテナンスなど日々確認をするようにしましょう。2階部分の壁掛けなどは、自分で確認するにも危険です。無理をしないようにしてください。マンションなどの元から設置されていたエアコンの場合は、管理会社に問い合わせてみるといいですね。定期的にチェックにきてもらえるように話をしておくといいでしょう。当然、隣の室外機がうるさい場合などにも、管理会社に問い合わせます。
エアコンの室外機がうるさくならないために、大変ですが細かいメンテナンスが最も重要です。