スマホのバッテリー寿命は1〜2年! 廃棄は専門業者の無料回収が便利
スマホは、インターネットが楽しめるパソコンと同様の機能を持ち、携帯電話としても使える便利な電子機器です。毎日の暮らしにはなくてはならないものとなり、故障やトラブルがあっては困りますよね。しかし、スマホの機能に問題がなくても、バッテリーが寿命を迎えるケースが多くあるものです。リチウムイオン電池には、充電可能な回数があり、上限を超えてしまうと、使用に問題が出てきます。
「スマホの寿命を知るサインは?」「寿命が近づいたらやるべきことが知りたい」など、不具合が出る前に知っておきたい疑問が出てくるものです。また、廃棄となった場合、正しい捨て方にかんする知識も必要となります。今回は、スマホの寿命や処分にかんする情報についてです。
- スマホの寿命について
- スマホの寿命が近づくサインについて
- スマホの寿命回復や寿命を延ばす方法
- 交換時期となるスマホの寿命とは?
- スマホの寿命が近いときの対策
- スマホの廃棄方法について
- スマホの寿命や廃棄でよくある質問
- まとめ
この記事を読むことで、スマホのバッテリーが長持ちする秘訣(ひけつ)や、寿命前にやっておくべき対策もわかるでしょう。リチウムイオン電池やスマホはリサイクルが求められる資源です。正しい廃棄方法も覚えておきましょう。
1.スマホの寿命について
スマホに搭載されているのは、リチウムイオン電池という繰り返し充電可能なタイプのバッテリーです。使用回数を重ねるにつれ、リチウムイオン電池は劣化していきます。
1-1.スマホの寿命とは?
1-1-1.スマホの寿命はバッテリーの寿命を意味する
スマホの使用時間が短くなったと感じることはありませんか? 充電してもすぐにバッテリーがなくなってしまう・充電回数が増えたなど、スマホの寿命は、主にバッテリーの劣化を指します。朝に充電を終えたのに、夕方にはバッテリーが切れてしまうなど、充電環境が悪くなることが、スマホの寿命が近づいた1つのサインでしょう。
1-1-2.電源スイッチやパーツなどの劣化
バッテリー以外では、電源スイッチやパーツの劣化も起こります。金属部品を使用しているため、摩耗は避けてとおることができません。液晶ディスプレーのヒビや接触不良なども劣化によって発生しやすく、操作に手こずることも多くなります。
1-2.なぜスマホは劣化するのか?
スマホは小さな端末ですが、さまざまな部品で構成されています。常に電力を発しているため、熱を帯びやすい性質を持っているのです。そのため、熱による劣化や部品同士の摩耗などが必ず起こり、故障やトラブルが増えてきます。冷却することで一時的に回復しても、徐々にバッテリーの電圧が低下していき、寿命を迎えることになるのです。
1-3.スマホのバッテリーの平均寿命は?
スマホのバッテリーは、1〜2年が平均寿命です。1年が経過したころから、少しずつバッテリーの持ちが悪くなり始めます。充電回数が多いほど、バッテリーの消耗は速くなるでしょう。
1-4.スマホの機種やメーカーによる差はあるのか?
スマホのバッテリーは、大容量タイプの方が長持ちするものです。iPhoneよりAndroid機種の方が、バッテリーの容量が大きいタイプが登場しています。しかし、劣化という面では、メーカーや機種による差はありません。むしろ、使用環境や充電回数が大きくかかわっています。
2.スマホの寿命が近づくサインについて
スマホは、寿命が近いとさまざまなサインを出し始めます。寿命を確認する方法なども覚えておきましょう。
2-1.スマホの寿命が近づいたサインとは?
バッテリーが消耗すると、電源がシャットダウンする・再起動が多い・フリーズする・バッテリーが高温になるといった症状が出現します。リチウムイオン電池が膨らみ、劣化のサインとなる場合もあるでしょう。
2-2.スマホの寿命を確認する方法
スマホには、バッテリーの状態を確認できる機能が搭載されています。電池性能表示などを確認し、蓄電能力を調べる方法で寿命を確認できるでしょう。契約している携帯電話会のショップでも、バッテリーやスマホ本体の消耗状態を見てもらえます。アプリの容量が大きい場合も、バッテリーの消費が速くなるものです。寿命かどうか判断しにくい場合は、ショップに持ち込んでチェックしましょう。
3.スマホの寿命回復や寿命を延ばす方法
最近では、スマホのバッテリーが回復するツールも出ています。少しでも寿命を延ばすため、長持ちするヒントを覚えておきましょう。
3-1.スマホのバッテリー寿命を延ばす方法は?
スマホやモバイルバッテリーに使われているリチウムイオン電池は、10〜80%の状態で使用するのが望ましいとされています。常に満タンに充電されている状態では、劣化が加速するのです。充電回数に上限もあり、たとえわずかな充電量でも、1回とカウントされてしまいます。なるべく充電回数を減らし、省電力モードになってから充電するようにしましょう。
3-2.スマホのバッテリーを回復させる方法は?
バッテリーの回復には、リチウムイオン電池の接触面に塗布する接点改善剤の使用がおすすめです。金属部分との接地がよくなり、通電が改善されます。バッテリーの持ちが悪くなってきたと感じたら、接点改善剤を使って接触不良を治しましょう。
3-3.スマホのバッテリー寿命を延ばすときの注意点
スマホのバッテリー寿命は、前述のやり方で延ばすことができます。しかし、バッテリーが膨らみ、高熱を帯びるようになっている場合は、無理に延命せずに処分を考えてください。火傷(やけど)や発火の恐れがあります。
4.交換時期となるスマホの寿命とは?
携帯電話のキャリア会社では、リチウムイオン電池の交換ができます。寿命を延ばすより、交換した方がいいとされる時期などを覚えておきましょう。
4-1.スマホの故障と寿命の関係について
バッテリー寿命は1,2年と短いのに対し、スマホ本体の寿命は2,3年とされています。スマホにトラブルが起こるようになっても、本体の寿命を迎えるまでは、修理バッテリー交換で対応する方がお得です。故障が出ても、アプリの負荷などの可能性もあり、すぐに寿命と捉(とら)えるべきではありません。
4-2.スマホの平均的な交換時期
スマホの平均寿命である2,3年が、交換時期の目安となります。再起動をしてもなかなかトラブルが改善されない・電源が入らない・操作に時間がかかるなどの症状が出現した場合、修理しても治らないこともあるでしょう。
5.スマホの寿命が近いときの対策
スマホに異常が現れ始めたら、データ損失を防止するためにやっておきたいことがあります。修理に出す場合も同様です。
5-1.スマホデータのバックアップ
スマホには、電話帳・メール・スケジュール帳・画像など、さまざまなデータが記録されています。普段からパソコンやハードディスクへのバックアップを心がけ、いざというときに困らないよう対策は練っておきましょう。
5-2.スマホの寿命が近いときの修理や交換について
スマホ本体の修理やバッテリー交換費用が、新規購入費用を上回る場合は、機種変更を検討した方がいいでしょう。スマホを購入してから2年ほど経過すれば、新機種で高機能なものも登場しています。充電能力も飛躍的に伸びており、買い替えた方がベストです。
5-3.スマホが寿命を迎えた後のデータ復旧について
スマホの電源が立ち上がらなくなるのは、寿命を迎えると頻発する症状です。データ損失の原因となり、バックアップもできない困った状況に追い込まれます。データが破損していない限り、データ復旧は可能です。自分ではできない場合、専門業者に依頼してみましょう。新しい機種に変更したときも、データ移行を忘れずに行ってください。
5-4.スマホの寿命が近づいたらやっておくこと
データ移行をしても、閲覧サイトのIDやパスワードを忘れてしまう方がいます。新機種では自動的に表示がなされないため、メモを取っておきましょう。買い替えて使いにくくなっては困るため、バックアップと同時にやっておくべきことです。
5-5.スマホの寿命が近いときの注意点
スマホのデータを移行する際は、充電用ケーブルではなく、データ移行専用ケーブルを使用してください。データ容量が大きい場合、パソコン側(がわ)でうまく認識できないトラブルが起こります。そのため、ケーブルの種類には注意が必要です。
6.スマホの廃棄方法について
スマホを廃棄する方法は、自治体・メーカー回収・専門業者から選ぶことができます。それぞれのメリット・デメリットを知り、最適な方法を選んでください。
6-1.スマホの廃棄ルートについて
6-1-1.自治体のルールで処分する
小型家電リサイクル法に従い、スマホは資源として再利用が求められる電子機器です。自治体のルールに添って処分する場合、各自治体の設置しているリサイクル回収ボックスに出すことが必要となります。市区町役場・公共施設・公民館・家電量販店などに設置されているでしょう。小型家電リサイクル法の対象品目なら気軽に投函(とうかん)でき、費用がかからないメリットがあります。しかし、設置場所が限られているため、自宅から離れた場所である可能性も否定できません。
6-1-2.メーカーによる回収
スマホの買い替えで不用となった場合、メーカーによる回収を受けることができます。携帯電話会社を通じて申し込む方法です。下取りとしてポイント還元されるシステムを導入しているメーカーもあります。しかし、故障やトラブルがある機種は対象外となり、一部の機種に限定される場合もあるでしょう。
6-1-3.専門業者による回収
パソコン廃棄専門業者では、スマホの回収も請け負っています。大切なデータが詰まったスマホは、安易に廃棄しては危険です。必ずデータ消去をしてから捨てることが大切で、個人情報保護対策となります。専門業者では、データ消去も回収後に行っているため、安全な処分が実現できるでしょう。回収費用がかかる業者もあれば、リサイクルを目的に無料回収を実施している業者もあります。
6-2.スマホの無料回収について
パソコンなど電子機器からさまざまな不用品回収を実施しているパソコンダストでは、スマホや部品の再利用を目的にリサイクル回収を行っており、処分費用が無料となります。データ消去は、データを上書きする論理的消去とハードディスクを破壊する物理的消去の2つで行っており、情報漏洩(ろうえい)の心配もいりません。パソコン・スマホ・タブレットなど幅広い品目に対応しており、送料無料で廃棄できるのも魅力です。専門業者選びには、費用をかけずに処分できることもポイントにしてください。
7.スマホの寿命や廃棄でよくある質問
スマホの異常が続き、使いにくさを感じるようになったら、寿命と考えるようにしましょう。廃棄や寿命でよくある質問をあつめました。
7-1.バッテリー交換だけなら自分でもできる?
携帯電話会社では、バッテリーだけの購入も可能です。ご自身でも交換作業はできます。ただし、近年販売されているスマホのバッテリーは、蓄電能力が高い大容量タイプのものが主流となっており、交換作業が複雑なことが多いものです。従って、バッテリー交換は無理に自分でやろうとせず、携帯電話会社に依頼する方が故障などのトラブルに巻き込まれずに済みます。
7-2.バッテリー環境を読み取るアプリを使うと長持ちする?
バッテリー環境を読み取るアプリが出ており、過充電などを抑制する働きがあります。バッテリーが消耗する原因は、過充電と放電を繰り返すためです。アプリを使うことで、良好な環境で使用し続けることができ、バッテリーが長持ちする可能性が高まります。
7-3.スマホを廃棄する前に初期化だけではいけない?
初期化は工場出荷時に戻す簡易作業で、パソコン同様、復旧が簡単にできてしまいます。そのため、個人情報流出を防ぎたいと思うなら、必ずデータ消去は初期化と同時にほかの方法を併用してください。
7-4.スマホの充電ができないのはスマホの故障? 充電器の不具合?
充電ができない場合、スマホに原因がある場合と充電器に原因がある場合とどちらも想定できます。購入から日が浅い場合は、後者の可能性が高いでしょう。保証期間内であれば、携帯電話会社へ連絡して交換を申し出てください。
7-5.スマホの無料回収が利用できる条件とは?
パソコンダストでは、無料回収対象品目が同梱(どうこん)されていれば、送料無料として回収可能です。着払いにて発送してください。配送には、日本郵便または佐川急便の利用となります。
8.まとめ
いかがでしたか? スマホには、リチウムイオン電池が使われています。寿命の目安は1〜2年で、徐々に充電不良や電圧不足などが起こるものです。アプリの活用や使い方を見直す工夫などで、バッテリーが長持ちする秘訣(ひけつ)はあります。しかし、スマホ本体の寿命は2〜3年となっているため、本体の寿命が近づいたら、バッテリー交換や修理対応より買い替えの方がお得になるでしょう。スマホの処分は、自治体ならリサイクル回収ボックスへの投函(とうかん)、メーカーによる回収、専門業者による回収があります。スマホには大切なデータが保管されているため、データ消去も手がける専門業者による回収が便利です。弊社では、対象品目が同梱(どうこん)なら、無料でスマホの回収ができます。処分費用をかけずに安全に廃棄したいという方におすすめです。ほかに処分したいものがある場合も、お得に処分ができるため、気軽にご相談ください。