エアコンの寿命はどのくらい? 処分方法と共に解説!
エアコンの調子が悪くなってくると「そろそろ寿命だろうか」と考える人は多いことでしょう。エアコンは今や生活必需品という地域も多いので、壊れる前に買い替えたいものです。寿命の目安を知っていれば、買い換えのふんぎりもつきやすいでしょう。
そこで今回は、エアコンの寿命の目安について詳しく解説します。
この記事を読めば、不要になったするエアコンの正しい処分方法も分かるでしょう。エアコンの買い換えを検討している人は、ぜひこの記事を読んで参考にしてください。
1.エアコンの平均寿命は13年前後
エアコンの平均寿命は、13年前後といわれています。使用して10年後くらいから故障が目立ち始め、15年を過ぎるとほとんど使い物にならなくなることが多いでしょう。ただし、これはあくまでも目安です。使い方や使用環境によっては、10年未満で寿命を迎えるケースもあります。ですから、10年を超えて使っているパソコンが故障した場合、寿命である可能性が高いでしょう。
2.エアコンの寿命が近くなると起こりやすい現象
では、エアコンの寿命が近くなるとどのような現象が起こりやすくなるのでしょうか? この項では、エアコンの寿命が近くなると起こりやすくなる現象の一例を紹介します。
2-1.エアコンから異音がする
寿命が近いエアコンは、内部の部品が傷んでいることが多く見られます。エアコンをつけるたびにおかしな音がする場合は、寿命が近いといえるでしょう。
2-2.エラーが頻繁に出るようになる
エアコンをつけるとエラーが頻繁に出るのも、寿命が近いサインかもしれません。また、運転できても部屋が冷えない(暖まらない)場合も、寿命が近いサインの可能性があります。
2-3.エアコン本体からの水漏れ
エアコン本体から水漏れがするようになると、寿命を迎えている可能性が高いでしょう。ポタポタと水が落ちてくる場合も寿命が近い証拠です。
3.修理か買い換えかの判断基準
エアコンを購入すると、メーカー保証が1年つきます。また、有料で5年前後まで保証を延長することができる製品もあるでしょう。その一方で、生産終了したエアコンの部品が保管されている期間は9年です。ですから、5~8年を1つの目安とし、購入から5年までのエアコンは修理、これ以後に故障した場合は買い換えを検討するといいでしょう。長期間使いっぱなしのエアコンは8年前後で寿命が来る可能性もあります。
4.エアコンの寿命を延ばす使い方
では、どうすればエアコンを長く使用することができるでしょうか? この項では、その方法の一例を紹介します。
4-1.無理な温度設定をしない
室内温度が30℃で、温度設定を22℃くらいにしてしまうと、エアコンに過剰な負荷がかかります。エアコンを快適に使うためには、室内温度と設定温度の差が5℃以内が理想です。温度設定が低すぎる、あるいは高すぎる運転は長時間行わないようにしましょう。
4-2.定期的に使用する
エアコンは毎日運転しても消耗しますが、長期間運転せずに放っておいても寿命が短くなります。あまり使用する機会がないエアコンも、1か月に1度くらいは運転しましょう。
4-3.定期的なメンテナンスをする
エアコン内は運転しているとホコリやカビが付着します。定期的にフィルターの掃除を自分で行い、内部の掃除はプロの業者に依頼しましょう。室外機もホコリや汚れが付着して固まらないように外側を定期的に拭いてください。
5.エアコンの処分方法
この項では、不要になったエアコンの正しい処分方法を紹介します。ぜひ、参考にしてください。
5-1.エアコンはどの自治体でもゴミとして回収できない
エアコンは家電リサイクル法対象家電です。どの自治体でもゴミとして回収していません。家電量販店にリサイクル料金と運搬料を払って回収してもらうか、自分で自治体が定めた回収場所に運搬しましょう。リサイクル料金は、972円~で、大きさやメーカーによって異なります。料金を正確に知りたい場合は、家電リサイクル券センターのwebサイトから検索してください。なお、家電量販店などに運搬を頼む場合は、別途運搬料や取り外し料がかかります。
5-2.家電量販店に回収してもらう
エアコンを買い替える場合、新しいエアコンの設置と引き換えに古いエアコンを家電量販店に回収してもらうことができます。この場合、取り外し料や運搬料は無料ということもあるでしょう。家電リサイクル料は家電量販店の店頭で払うことが一般的です。当日、古いエアコンをすぐに回収してもらえるように、コンセントは抜いておきましょう。
5-3.回収だけを依頼する場合の注意点
家電量販店は古いエアコンの回収だけでも依頼できます。webサイトを開設している店も多いので、リサイクル料金や取り外し料、運搬料を確認してから申し込んでください。リサイクル料金は郵便局でリサイクル券を購入するか、直接店舗で支払いましょう。なお、店によっては支払い方法が決まっているところもあります。
5-4.自治体が定めた回収場所に自分で持っていく
自治体によっては、家電リサイクル法対象家電を回収する場所をもうけているところもあります。エアコンを自分で取り外しができ、運搬手段がある場合は利用してもいいでしょう。回収日、回収時間は自治体によって異なるので、必ず自治体のサイトなどを確認して確かめてください。リサイクル料は事前に郵便局で払い込み、当日は郵便局から交付された家電リサイクル券を持参します。
5-5.不用品回収業者を利用する方法
エアコンを今すぐ処分したい場合や、エアコン以外にも不用品がたくさんあって一度に処分したい場合、不用品回収業者を利用すると便利です。申し込んだその日に見積もりを出してくれたり回収に来てくれたりするところもあります。取り外し料が無料というところもあるでしょう。
6.エアコンの寿命に関するよくある質問
この項では、エアコンの寿命に関する質問を紹介します。
Q.中古のエアコンは売却できませんか?
A.販売されてから5年以内のエアコンは中古でも需要があります。しかし、寿命を迎えるまで使ったエアコンは難しいでしょう。
Q.エアコンの室外機だけ、あるいは本体だけならゴミとして処分できますか?
A.いいえ。エアコンは室外機と室内機(本体)がセットになった家電なので、どちらか一方でもゴミとして処分することはできません。
Q.エアコンの取り外しは自分でできますか?
A.道具があれば可能ですが、壁を傷つける恐れがあるので無理をしてはいけません。
Q.エアコンの運搬料の相場はどのくらいでしょうか?
A.おおよそ千円~2千円程度です。
Q.業務用エアコンの寿命も10年前後でしょうか?
A.はい。おおよそ10~15年程度といわれています。
まとめ
今回は、エアコンの寿命について解説しました。エアコンは10~13年で寿命を迎えるのが一般的です。そのくらい使ったエアコンならば、いつ故障してもおかしくないと思いましょう。買い換えの目安にもなります。