自作PCの処分で悩む方必見!マザーボードの廃棄や買取についてご紹介
今や、PCはほとんどの家庭に普及されるようになりました。PC好きな方は、自分なりにカスタマイズすることがありますよね。新機種登場と同時に新しい機能が追加され、自作PCを作り直す作業も出てくるのではないでしょうか?
解体した自作 PCのマザーボードが不用になった場合、処分を考えなければなりません。自作PCの処分方法がわからない、マザーボードは家庭ゴミとして廃棄していい?その疑問、とてもよくわかります。
そもそもマザーボードとは、どういうものなのかを知らない方もいるでしょう。個人情報が不安という声もあります。今回は、マザーボードの処分についてご紹介です。
- マザーボードとは?
- マザーボード処分の注意点
- 自治体でマザーボードの処分をする場合
- マザーボードはリセールできる?
- 専門業者にマザーボードの回収を依頼する場合
- マザーボードや自作PCの処分でよくある質問
- まとめ
この記事を読むことで、マザーボードの廃棄にまつわる不安を解消でき、正しい処分ができるようになります。マザーボードのリサイクルを検討する材料になるでしょう。
1.マザーボードとは?
生活に密着した存在でありながら、PCについて詳しいという方はまだごく一部です。自作PCをしてみたいと思っている方も、マザーボードについて知っておきましょう。
1-1.マザーボードの定義
マザーボードは、PC内部にある電子基板です。自作PCを手がけている方は、電気配線が施された基板を触る機会もあるでしょう。PCの核となる板状の部品で、マザーボードがないと動きません。
1-2.マザーボードの役割
マザーボードにパーツを取り付けて動かします。自作PCでは、どこに何をあてはめるかを知っておくことが重要です。正しく取り付けない限り、PCは正常に起動しません。また、機能を拡張する役割も担っており、マザーボードの交換で性能を上げることもできます。
1-3.マザーボードはどう構成されている?
マザーボードは、緑色の基盤に配線を組み込んだ印刷を施しています。絶縁コーティングされ、電気配線の混乱を防止する処理がなされているのです。4〜8層に重なり合っているのも特徴でしょう。
1-4.マザーボードの規格は?
ほとんどのメーカーで使用されているのが、ATXとMicroATXという規格です。サイズが大きいPCではATXを、小さいものにはMicroATXとされています。マイナー規格として、 BTX・ ITX・Nano-ITXなどもありますが、流通しているメインは前者の2つです。
2.マザーボード処分の注意点
PCにはたくさんの情報が詰まっているため、マザーボードの処分にも慎重になりますよね。処分についていくつか覚えておきましょう。
2-1.マザーボードに個人情報は?
誰しも不安になるのは、個人情報が流出する事態だと思います。ところが、マザーボードはPCを動かす装置であり、データ記録機能は備えていません。そのため、個人情報が漏洩(ろうえい)する心配もないでしょう。
2-2.ゴミの分別はどうなる?
情報漏洩(ろうえい)の心配がないなら、家庭ゴミとして出すことができますよね。では、不燃ゴミとして捨てるのか、可燃ゴミに混ぜてもいいのかという疑問が湧き上がってくるでしょう。多くの自治体では不燃ゴミに該当します。サイズが大きいものは細かく砕いて出すとコンパクトです。
2-3.ほかのPCパーツがついている場合はどうなる?
細かな部品が付属している程度なら、不燃ゴミとして出すことができます。ケーブル・拡張キット・電源ユニット・マウスなども問題ありません。不燃ゴミの袋に入りきらないサイズなら、粗大ゴミに分類される地域もあるので、自治体に申し出て相談しましょう。
2-4.マザーボードを取り外した後のケースを捨てるときの注意点
マザーボードやパーツを取り外し、PC本体ケースが残ることがありますよね。ケースはサイズが大きいものもありますから、粗大ゴミとなる場合がほとんどです。いずれも、自治体のルールに従って処理してください。
3.自治体でマザーボードの処分をする場合
マザーボードを含め、PCパーツの処分は自治体のルールに従って行うことも可能です。
3-1.自治体のゴミ出し手順
サイズが大きいものは分解するなどして小さくし、不燃ゴミの指定日に出してください。地域ごとに不燃ゴミの定義は異なりますので、事前に確認しておきましょう。
東京23区では、不燃ゴミを回収して都内2箇所にある不燃ゴミ処理センターへ送ります。廃棄処理した熱を再利用し、エネルギー源として温水プールや冷暖房に使って資源としているのです。
3-2.自治体でマザーボードの処分をする費用
不燃ゴミとして捨てるなら、指定ゴミ袋購入費用だけで済みます。スーパーやコンビニエンスストアなどで入手可能です。自作PCが大量にある場合やサイズが大きい場合は、粗大ゴミ処理券を捨てる品目ごとに購入しなければなりません。
3-3.自治体で自作PCを処分するメリット・デメリット
自作PCをお持ちの方は、必ずしもマザーボードだけを処分するとは限りませんよね。ハードディスクはデータ消去が必要ですし、安全を考慮するなら物理破壊を加えなければならないでしょう。マザーボードだけを取り出さず、自作PCをそのまま廃棄するなら、専門業者に依頼する方がスムーズです。
マザーボードだけの廃棄に留(とど)まるのでしたら、自治体で廃棄すると費用負担が少なくて済みます。
4.マザーボードはリセールできる?
自作PCを手がける方は、リサイクルショップでリセールしているものを購入して作るケースもあります。気になるのは、自分のマザーボードもリセールできるのかということでしょう。
4-1.マザーボードをリセールできるのはどんな場合?
自作PCは売ることができなくても、分解してパーツをリセールすることは可能です。主流となっているATXやMicroATX以外でもリサイクルでき、古いマザーボードであっても買取できます。メーカーも問いません。パーツはそれぞれきれいに分解し、細かな部分まで掃除をしておいてください。
4-2.オークションを利用してマザーボードをリセールする
オークションを利用した個人売買も行われています。自作PCに関心が高まっているためです。買取価格も自分で設定できますから、高値で売りたいという方にはいいでしょう。オークションでは意外なものに入札がありますから、古くても買い手が現れる可能性はあります。マザーボードは精密機器ですから、丁寧に梱包(こんぽう)して発送しなければなりません。
4-3.リサイクルショップの買取を利用する
中古PCを取り扱うリサイクルショップなら、パーツの買取もしています。新しいものほど買取価格もアップしますから、気になる方は査定を受けてみるといいでしょう。マザーボードの買取価格を上げるには、余計なゴミを取り除いてメンテナンスをしておくことが大切です。ほかにも売りたいパーツがあるなら、一緒に査定に出すこともできます。
4-4.マザーボードの売り方・それぞれのメリット・デメリット
オークションは出品するにあたり、状態が把握できるよう細部まで写真を撮り、使用状況などをわかりやすく説明する必要があります。オークションサイトはいろいろな人が閲覧しており、自作PCに必要なマザーボードを探す人とのマッチングが可能です。需要があるなら、入札に結びつきます。
リサイクルショップの買取を利用する場合、ほかのパーツと同時に処分することができ、手間が省けるメリットがあるでしょう。中古PC専門リサイクルショップなら、幅広いジャンルのパーツを取り扱っています。自作PCを分解して、マザーボードと一緒にケーブルなども買取ってもらいたいときに便利です。納得できる買取価格になるかは、査定を複数受けて決めるようにしてください。
5.専門業者にマザーボードの回収を依頼する場合
自作PCをそのまま処分したいという方には、専門業者による回収がおすすめです。もちろん、マザーボードだけでも対応してくれます。
5-1.専門業者はどう選ぶ?
マザーボードに使われている金属を価値ある資源とし、リサイクルやリユースを目的に回収している業者を選びましょう。自作PCでも貴重な資源となります。ゴミとして処分費用を取らず、無料回収を行う業者を利用すると処分にお金を使わずに済むので便利です。
- パソコンダスト(PCやパーツの無料回収を手がけています。https://www.fuyohin23.net/無料サービスの理由)
5-2.マザーボードや自作PCの回収方法
全国どこからでも送ることができる宅配回収、予約しなくても対応してもらえる持ち込み回収、PCが5台以上ある場合にきてもらえる宅配回収があります。どのメーカーでも回収してもらえ、動作不良があっても大丈夫です。
5-3.専門業者の回収を利用するメリット・デメリット
専門業者では、自作PCをはじめとするPC全般の無料回収を行っており、該当製品が1つでもあるなら送料無料で処分できます。ほかにも処分したい製品がある場合、粗大ゴミ処理費用を大幅に削減できるでしょう。複数台所有している方にとっても嬉(うれ)しい方法です。
ただし、PCリサイクル法に基づき、CRTモニターは回収できませんので、自作PCの方はご注意ください。
5-4.なぜマザーボードや自作PCを無料回収できるのか?
無料回収が実現できる理由は、PCやマザーボードを引き取り後中古PCとして再び売ることができるからです。PCにはレアメタルという希少金属があり、市場では高騰取り引きされています。無料回収で安く仕入れ、修理やメンテナンスを十分に行った後、再販して収益を得ることができるのです。
5-5.送料や諸費用はかからない?
パソコンダストでは、該当製品を同梱(どうこん)しているなら無料回収できます。日本郵便または佐川急便の着払いで発送してください。ただし、条件があり、箱の3辺が合計で160cmに収まることです。日本郵便での発送なら、170cmまで無料回収対象となります。大きさがオーバーするときは、送料を負担しなくてはいけません。
5-6.無料回収を利用するときの注意点
無料と強調する業者が増えていますが、リユースとリサイクルを目的とした回収を心がけている業者なら、古物商の認可を持っています。無許可営業している業者では、回収後に費用請求される・不法投棄などの悪質な事例が多発しているため、警戒が必要です。
6.マザーボードや自作PCの処分でよくある質問
マザーボードや自作PCは無料回収も利用できるので、コツを知って賢く処分しましょう。
6-1.リサイクルショップではあまり高く売れない?
オークションに比べ、リサイクルショップの買取は高額にはならない傾向にあります。オークションでは、的を絞って入札があり、本当にほしい人だけがアクセスするのです。型落ちしたマザーボードでもニーズがあるなら、高値で競り合うこともあります。
6-2.使わなくなった自作PCがたくさんあって処分方法に悩む
5台以上所有しているなら、出張での無料回収を受けることができます。数が増えるほど処分が面倒になりますから、手間をかけずに処分できる方法を選びましょう。事前に専門業者へ所有情報を伝えておくとスムーズに回収してもらえます。
6-3.マザーボードをオークションで売るときに気をつけることは?
オークションでは画面にある情報だけを頼りに入札するため、情報不足による落札者とのトラブルが絶えません。あくまでも中古であることを強調し、「ノークレーム・ノーリターン」または「返品不可」などの一言を付け加えておくと安心です。
6-4.自作PCなのでPCリサイクルマークがない
無料回収に際し、PCリサイクルマークの有無は問いません。自作PCでも対応していますから、安心して依頼してください。不安があるようでしたら、専門業者に廃棄可能かどうかを確認しましょう。
6-5.自作PCを無料回収した後が気になる
自作PCをそのまま無料回収してもらい、ハードディスクがきちんと消去されているか不安ですよね。回収後はきちんとデータ消去し、適切にリサイクルされるので安心してください。データ消去証明書が必要な場合は、有償で発行しています。
- データ消去証明書 PC1台につき1100円(税込み)
- 物理破壊証明書(写真添付) PC1台につき2200円(税込み)
7.まとめ
いかがでしたか?自作PCやマザーボードは捨てにくいゴミですよね。しかし、貴重な金属資源が含まれていますから、リサイクルで有効活用されるのが理想とされています。マザーボードならオークションに出品することも可能ですし、リサイクルショップの買取も利用でき、費用をかけずに処分しましょう。自作PCがたくさんあって困る・捨てるのが面倒という方は、専門業者の無料回収を利用してみてください。宅配・出張・持ち込みに対応していますから、ご自身の都合に合う回収方法を選んで簡単に捨てることができます。いらなくなったPCでお悩みの方は覚えておいてくださいね。