【必見】電子レンジによくある故障は?上手に買い替えるコツと寿命
「電子レンジが使いづらくなってきた…」と感じているときこそ買い替えの時期です。家庭に1台はある電子レンジが使えなくなると困ってしまいます。故障して使えなくなる前に対処しておきたいものです。
そこで、電子レンジによくある故障と対処法、電子レンジの寿命が近い故障内容、買い替えるときの注意点について詳しく説明します。動かない、臭い、温まらないと悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
1.電子レンジによくある故障と対処法
事前に故障内容を把握しておけば、スムーズに対処できます。今起こっている電子レンジの症状と見比べつつ、電子レンジによくある故障について紹介しましょう。また、故障内容ごとの対処法も紹介していきます。
1‐1.電子レンジの寿命はどのくらい?
よくある故障内容について説明する前に、電子レンジの寿命をチェックしていきましょう。電子レンジなどの家電製品には必ず寿命が訪れるものです。上手に使っている人ほど、寿命が訪れる前に買い替えています。寿命を把握するには、電子レンジの仕組みを知らなければなりません。電子レンジは、“マグネトロン”と言う部品によってレンジの中にあるものを温めます。わゆる、電子レンジの寿命はマグネトロンの寿命と関係しているのです。
一般的に、マグネトロンの総作動時間は2,000時間になります。使用時間によって異なりますが、寿命はおよそ10年になるでしょう。ただし、使い方によっては10年以内で故障してしまうケースもあります。
1‐2.ターンテーブルの駆動不良
よくある電子レンジの故障は、“ターンテーブルの駆動不良”です。基本的に電子レンジを稼働するとターンテーブルがまわります。しかし、ターンテーブルがスムーズにまわらない、がたつく、異音がするなどさまざまな不具合が起き始めるのです。まれにターンテーブル自体が止まるケースもあります。ターンテーブルがきちんとまわらなければ、中にある食べ物を温めることはできません。電子レンジとしても役割が機能できなくなってしまいます。
ただ、ターンテーブルがきちんとはまっていないせいでまわらないこともあるため、事前に確認してください。きちんとはまっているのにもかかわらずまわっていない場合は、故障の可能性が高いでしょう。
1‐3.ドアの開閉不良や電気回路・ファンモーターの故障
ターンテーブルの駆動不良のほかに、ドアの開閉不良もよくある故障内容の1つです。電子レンジを使うにはドアを開け閉めしなければなりません。スムーズに開け閉めができなければ使いづらくなります。実際、ドアの開閉不良を放置したせいで使えなくなった事例が非常に多いです。できるだけ早めに対処しなければならないでしょう。
また、電気回路やファンモーター類の故障もよく起きる内容です。電気回路やファンモーターに問題がある場合、使い続けると火花が発生します。火花が出てくると非常に危険なのですぐに止めてください。火事を未然に防ぐためにも適切な判断をしなければなりません。故障具合によって異なりますが、基本的に修理か、または買い替えになります。
2.電子レンジの寿命が近い故障内容
2‐1.温まらない、途中で止まる
電子レンジの寿命が近くなると不具合が頻繁に起き始めます。使うたびに不具合が起きているとイライラしてしまうでしょう。現在、起きている症状が寿命が近づいている症状かどうか確かめてください。
一般的に、電子レンジの寿命が近くなると「温まらない」「途中で止まる」症状が起きやすくなります。電子レンジは食べ物を温めるための製品です。きちんと温まらなければ意味がありません。
また、最初は温めることができたのに途中で止まる症状も寿命が近づいているあかしです。
頻繁に温まらない、途中で止まる症状が起きるのなら新しい電子レンジに買い替えてください。ずっと使い続けていても不具合はさらに悪化し使いづらくなります。最悪なケース、突然使えなくなってしまうでしょう。
2‐2.スイッチが入らない
コンセントにつないでいるのにスイッチが入らないことはありませんか? 実は、スイッチが入らない症状も寿命が近づいている証拠です。スイッチが入らない原因は、電源やタイマーに問題があります。部品を交換するか、それとも買い替えをしなければなりません。
また、スイッチが入らない症状のほかにも、時間設定が反応しない、電源ボタンをいれても画面が表示しないなどさまざまな不具合が出てきます。以上のように、電子レンジの寿命が近づいているとさまざまな症状が起きるでしょう。不具合が発生したとき、「修理」「買い替え」のどちらを選ぶのか悩むものです。適切な判断ができるよう、見極めるポイントをチェックしておきましょう。
3.買い替えるときの注意点
3‐1.「修理」と「買い替え」の見極めポイント
電子レンジの寿命が近づいてきたとき、「修理」か、それとも「買い替え」かで悩む人は多いでしょう。そこで、「修理」と「買い替え」の見極めポイントをご紹介します。
まず、電子レンジの“使用年数”に注目してください。もし、使用年数が10年以上経過しているのなら買い替えたほうがお得です。一般的に、電子レンジの寿命はおよそ10年になります。10年が近づくにつれ不具合も起き始めるでしょう。よって、10年近く使っている電子レンジを修理してもお金の無駄です。
しかし、電子レンジを購入したばかり、2~3年の場合は修理したほうが良いでしょう。買い替えよりも修理のほうが費用を安く抑えることができます。故障内容はもちろん、使用年数について考えたうえで判断していきましょう。
3‐2.要らなくなった電子レンジの処分方法
新しい電子レンジに買い替えをする際、古い電子レンジを処分しなければなりません。電子レンジの処分方法には困ってしまうものです。そこで、おすすめしたいのが“不用品回収業者”になります。不用品回収業者は壊れていて使えない電子レンジでも処分可能です。電子レンジは家電リサイクル法の対象外なので自治体でも処分できます。しかし、自治体で処分する際は自分たちで回収場所まで運ばなければなりません。
また、電子レンジの種類や自治体によっては家電リサイクル法対象になる可能性もあります。処分方法を間違ってしまえば面倒になるため、業者に依頼したほうが非常にスムーズです。もし、不用品回収業者に処分を依頼するのなら「回収費用」を必ず確認しましょう。費用に納得したうえで業者に依頼してくださいね。
まとめ
電子レンジによくある故障と対処法、寿命が近い故障内容、買い替えるときの注意点について説明しました。「電子レンジが使いづらい…」と感じるときこそ買い替え時期です。実際、起きている症状や不具合をしっかり見極めたうえで「修理」か、それとも「買い替え」か判断していきましょう。故障内容はもちろん、電子レンジの“使用年数”にも注目してください。
基本的に、電子レンジの寿命はおよそ10年です。使用年数が10年以上、または近い場合買い替えたほうがお得でしょう。部品の保有期間内であれば修理したほうが安くつきます。
以上の点をふまえたうえで、適切な判断をしてくださいね。ただし、故障内容によっては危険なケースがあります。火花が出る場合はすぐメーカーに問い合わせて対処しましょう。