狭小住宅の収納のご紹介! アイデア次第で広々空間も作れちゃう
狭小住宅の収納はスペースが少ないことからどうしたら良いか悩んでいる方も多いでしょう。そんな狭小住宅でも、空間を上手に活用すれば、十分な収納スペースが確保できます。狭小住宅ならではの収納かつ不用品を処分することで、必要なものだけを収納スペースに片付けられるでしょう。
この記事では、狭小住宅の収納について解説します。
この記事を読むことで、狭小住宅の収納アイデアやポイントなどが分かります。悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
1.狭小住宅のメリット・デメリット
狭小住宅のメリット・デメリットは以下のとおりです。
1-1.土地・建設費用が安い
狭小住宅の最大メリットは、土地・住宅の建設費用が安いことです。建設費用だけではなく、新築時は必要申請費用・登記費用・都市計画税・固定資産税なども土地の大きさによって決められるので、それらの費用も抑えることができます。
1-2.光熱費が安い
居住スペースが狭いので、日々の生活に必要な水道光熱費・メンテナンス費なども安く抑えられるのが狭小住宅のメリットです。広い住宅と比較しても、格段に安くなります。
1-3.利便性が良い
狭小住宅は、都市部に集中している傾向があります。土地が狭い都市部での需要が高まってきているのです。よって、駅も近く、商業スペースに行くにも便利な立地に狭小住宅が多く存在しています。
1-4.掃除が楽になる
狭小住宅は、床面積が狭いので掃除がとても楽にできます。キレイに片付けておけば、さらに掃除が楽になるでしょう。
1-5.おしゃれに見える
狭小住宅は部屋を広く使うために間仕切りを外すケースがほとんどです。吹き抜け・スキップフロア・スケルトン階段などを活用して、一般住宅にはない雰囲気を出すことができます。その工夫が、おしゃれな空間を演出することになるのです。
1-6.隣家との距離が近い
狭小住宅のデメリットとして、隣家との距離がとても近い点があります。狭い土地に建設するケースが多く、隣家との距離が近くなると生活で出る音やにおいなどが伝わりやすくなるでしょう。プライバシーを守りたい場合は、窓の位置や間取りにも工夫が必要です。
1-7.生活動線に要注意
狭小住宅の場合、生活動線に注意しなければなりません。間取りと動線の関係をきちんとイメージしなければ、生活しづらくなってしまいます。
1-8.住宅ローンが借りられない
もう1つ、狭小住宅のデメリットがあります。それは、住宅ローンが利用できないことです。住宅ローンの申し込みは、土地面積が40㎡でなければならないとされています。ですから、40㎡以下の土地における狭小住宅であれば、住宅ローンは利用できません。
2. 狭小住宅の収納とは?
ここでは、狭小住宅の収納について解説します。
2-1.デッドスペースの利用
狭小住宅は2階建て・3階建てで設計することが多く、階ごとの床面積は狭い傾向があります。そのため、設計上、どうしても利用するのが難しい空間=デッドスペースが出てきてしまうでしょう。狭小住宅のデッドスペースとして代表的な場所は階段の下です。そのデッドスペースをいかに活用するかが、狭小住宅の収納ポイントとなります。
2-2.見せる収納
収納は「しまう」だけではありません。「見せる」ことも収納といえるでしょう。たとえば、キッチンやリビングに自分が気に入っているアイテムを見せる形で置くなどです。壁面を使って棚を作ったり、見せる収納として飾ったりできるでしょう。
2-3.造り付けの収納場所
デッドスペースなどに簡単な造り付け収納スペースを作るのも良いでしょう。大がかりな収納スペースではなく、棚やポールを使って箱と扉を造り付けるなど、シンプルな収納場所を作ったほうが狭小住宅に合っています。
2-4.奥に詰め込むのはNG
狭小住宅の場合、奥に詰め込む収納はNGです。奥に詰め込んでしまうと何をしまったか分からなくなり、そこがデッドスペースになってしまいます。収納スペースが足りずに、ついつい奥へ詰め込んでしまいがちですが、できれば何を収納したかが分かるように間口は大きく、浅い収納にするのがコツです。
2-5.洗面所は収納ボックスを活用する
洗剤のストックや掃除道具など、洗面所にはありとあらゆるもので収納スペースがいっぱいになってしまいます。乱雑に保管してしまうとすぐに収納スペースが埋め尽くされてしまうため、用途に合わせて仕分けをし、それぞれ収納ボックスに入れておくといいでしょう。たとえ、家族が増えたとしても収納ボックスを活用すれば片付けがしやすくなります。
2-6.靴などを規則正しく並べる
玄関は靴や傘などが散らかりやすい場所ですので、規則正しく並べることを意識してください。収納スペースが足りなくとも、規則正しく並べるだけでキレイな空間が生まれます。玄関収納が足りなかったり、造り付けがなかったりする場合は、玄関に棚を設置すると良いでしょう。100円均一ショップでも板などDIY専用の道具が購入できるので、ぜひチェックしてみてください。また、狭小住宅は玄関のスペースが狭いため、マグネットタイプの傘立てを玄関ドアに貼り付ける方法もあります。床ではなく、壁や玄関ドアといった場所を使うのが収納のポイントです。
3.狭小住宅の収納アイデアを紹介
ここでは、狭小住宅の収納アイデアをいくつか紹介します。
3-1.ダイニングキッチンの動線を少なくする
ただでも狭いダイニングキッチンですが、わざと大きめの食器棚を設置します。ここには、コップやお皿だけではなく、炊飯器や電子レンジなどが収納できるサイズが良いでしょう。調理スペースをしっかり確保した上で、キッチンの動線が確保できるアイデアです。
3-2.デッドスペースは収納棚を作る
前述したように、狭小住宅は鋭角・変形スペースといったデッドスペースが出てしまいます。そのデッドスペースを活用するために、そこに合わせた棚を作ったり、ちょっとした収納スペースにしたりすることで、空いている場所もうまく活用できるわけです。
3-3.立てる収納にする
フライパンやお鍋などを重ねて収納してしまうと、すぐに収納スペースがいっぱいになってしまいます。狭小住宅の収納は重ねるのではなく、立てる収納を心がけることが大切です。立てる収納にすると、見た目もスッキリします。
3-4.収納機能がある家具を活用する
イスやベッドなどは、収納機能がついているものを活用すると良いでしょう。家具と併せて収納スペースになるため、無駄な空間がなくなり、スペースが有効活用できます。
3-5.壁面収納
狭小住宅の収納アイデアとしておすすめしたいのが、壁面収納です。たとえば、壁面に、すのこを利用して壁面ラックを作るだけで、小物や本などの保管場所になります。壁面を使うことで収納力がぐんっとアップするでしょう。
3-6.突っ張り棒とS字フックを活用する
デッドスペースを収納スペースに変えたいときなど、突っ張り棒とS字フックを活用してください。突っ張りとS字フックを取り付けるだけで、吊(つる)す収納が可能です。ものを引っかけて吊すだけなので、スペースは取りません。
4.狭小住宅で暮らす際の注意点
ここでは、狭小住宅で暮らす際の注意点を紹介します。
4-1.床にものを置かない
狭小住宅で暮らす際は、床にものを置かないように気をつけてください。仕事や家事で忙しく過ごしていると、どうしても衣類や書類などを床に放置してしまいます。「置き場所がないから……」と床にものを置いてしまい、結局そのままになってしまうのです。その結果、汚部屋からゴミ屋敷状態になってしまう恐れがあります。狭小住宅は普通の住宅よりも狭い空間ですので、床にものを置くとさらに狭く感じてしまうでしょう。基本的に、床にものを置かず、使った後はすぐに片付けることを心がけてください。
4-2.余裕を持った収納を
収納スペースに詰め込みすぎて、中がパンパンになっていませんか? 狭小住宅は収納スペースが小さめに作られていることが多いからこそ、ついつい詰め込みすぎてしまうところがあります。けれども、常に収納スペースがいっぱいになっている状態だと、すぐに家の中が散らかってしまうので注意しなければなりません。狭小住宅で快適に暮らすためには、余裕を持った収納を心がけましょう。新しいものを購入したら古いものを処分するなどの工夫が必要です。
4-3.衝動買いをしない
セール品や割引をしているとつい買いたくなる気持ちになるのは分かります。けれども、狭小住宅で生活している限り、衝動買いは大敵です。そのときに買って満足したとしても結局使わなかったり、収納スペースをただ無駄づかいしたりするだけになってしまいます。衝動買いをする前に、「今の生活に必要なものなのか」「今持っているもので代用できないか」など考えることが大切です。
4-4.要らないもの・使わないものは処分する
今持っているものの中には、ずっと使っていなかったり古くて使えなかったりするものもあるでしょう。生活に不要なものは処分していくことが狭小住宅で生活するポイントでもあります。この機会に、暮らしに必要なものを見直してみてください。自分たちの生活に何が必要で何が不要なのか、見極めることが大切です。狭小住宅は、ものが少なくなるほど生活しやすくなり、収納スペースもスッキリします。特に、1年以上使っていないものは今後も使う機会がないので処分してください。
5.不用品の処分ならパソコンダストへ
使わなくなった家電がある・収納スペースを広くしたいという方は、パソコンダストをご利用ください。
5-1.回収方法は3つ
パソコンダストでは、回収方法が持ち込み回収・出張回収・宅配回収の3つがあります。持ち込み回収は予約なしでの不用品回収が可能です。パソコン15台以上(関東地区)なら、出張回収に対応しています。そして、宅配回収は全国から不用品をこん包して送ることが可能です。
5-2.送料無料にもできる
パソコンダストでは、送料無料対象商品と一緒にこん包すると不用品回収が無料になります。なお、送料無料対象商品は以下のとおりです。
- デスクトップパソコン
- ノートパソコン
- 液晶テレビ
- 液晶モニター
- スマホ・ダブレット
- ハイスペックゲーム機
5-3.不要な家電製品があるのなら、ぜひ相談を
パソコンダストの送料無料対象品は小型家電製品がほとんどです。壊れた製品も回収していますので、ご安心ください。持ち込み回収も宅配回収も予約は不要ですが、疑問点などがある方は無料相談を受け付けております。ぜひホームページからでもお気軽にお問い合わせください。
6.狭小住宅の収納に関してよくある質問
狭小住宅の収納に関してよくある質問を5つピックアップしました。
Q.すぐに散らかる原因は?
A.ものの定位置を決めていないことがあります。使った後は、そのまま放置していませんか? まずは、ものの定位置を決めてください。そして、使った後はすぐにその定位置に戻すことを心がけましょう。
Q.オープン棚とは?
A.見せる棚収納のことです。棚がオープン状態になっているため、本を並べたり小物を飾ったりしておしゃれに収納できます。ちょっとしたギャラリー感覚で、部屋の雰囲気を盛り上げてくれるでしょう。全面をオープンにすることも可能ですが、収納しているものを隠したい場合は扉や仕切りをつけるのも方法の1つです。
Q.部屋をスッキリ見せるコツは?
A.何よりも、ものを少なくすることです。生活に必要最低限のものだけにすることで、収納スペースが圧迫されませんし見た目もスッキリします。
Q.大きな収納場所を作ったほうが良いのか?
A.狭小住宅の場合、各場所に適切な収納スペースを確保することが大切です。あえて、大きな収納場所を作ってしまうと、逆に使いづらくなってしまいます。収納を必要とする場所に、そこで使うものが収納できる程度のスペースを確保してください。そうすることで片付けやすく、取り出しやすい収納になるでしょう。
Q.捨てるべきか持っておくべきか、迷ったときの対処法は?
A.今使っているものなのか考えてみると良いでしょう。長年使っていないものは今後も使う機会はありません。今必要ないものは処分を検討してください。
まとめ
狭小住宅の収納は、建築前からいろいろと検討することも必要です。しかし、住み始めてからも、デッドスペースを十分に生かしたり、ものを少なくしたりすることで上手な収納ができます。また、生活において何が必要で何が必要でないのかも把握しておかなければなりません。定期的に収納スペースを見直し、使っていないものや要らないものは処分していきましょう。