ノートパソコン落としちゃった! 落下したときの故障と修理方法

いつでもどこでも使えるノートパソコン。しかし、ついパソコンを落として壊してしまった経験はないでしょうか。パソコンが故障してしまうと動かなくなる可能性もあるので注意が必要です。また、故障によっては処分と買い替えを検討する必要があります。

この記事では、ノートパソコンの落下による故障と処分方法についてまとめました。

  1. パソコンの故障をチェックする方法
  2. 修理できない故障は?
  3. パソコンの処分方法
  4. 処分前のデータ消去

1.パソコンの故障をチェックする方法

パソコンの故障をチェックする場合、必ず原因を突き止めるようにしましょう。原因がわからないことには、どこに故障があるのかわかりません。この項目では故障をチェックするための方法についてご紹介します。

1-1.電源リセットをする

パソコンに異常があるときは電源をリセットしましょう。このリセットは、単純に電源を入れ直す行為ではありません。コンセントも抜いて完全にリセットすることを意味します。ノートパソコンの場合はバッテリーも取り外しましょう。コンセントを抜いてもバッテリーで駆動し続けます。パソコンの故障で軽度であれば電源リセットだけで解決することもあるので試してみましょう。

1-2.故障がソフトかハードかを確認する

パソコンの故障は、ソフトウェアかハードウェアのどちらかの故障です。ソフトウェアはパソコンを起動したり動かしたりするためのデータを指します。反対に、ハードウェアとはパソコンを構成する電子機器や外枠のことです。

ソフトウェアが故障している場合、作業中に同じ動作をしているときに不具合が発生することがあります。しかし、データ復旧などによる対処で故障を直すことができるので試してみてください。しかし、ハードウェアに故障がある場合は突発的に不具合が出ます。ひどい場合は、電源が落ちたりするので注意しましょう。

また、ハードウェアに故障や不具合がある場合はすぐに直すことができません。専門店やメーカーに修理を依頼するようにしましょう。

1-3.落下した後に画面表示があるかどうか

ノートパソコンは、不注意から落としてしまうことがあります。落としてしまった場合、起動した後にエラー画面が表示されるかどうか確認しましょう。画面にエラーメッセージが出る場合は、軽度の故障だと思って大丈夫です。しかし、画面に何も映らず暗いままだと故障としては重度だと思ってください。

故障をチェックする方法は複数あるんですね。
はい。一通りやってみてください。

2.修理できない故障は?

パソコンの故障でも電源が付かなくなった場合は修理が難しいと思いましょう。部品やソフトウェアなど一部分だけに不具合が出れば修理することが簡単です。しかし、何をやっても電源が付かなくなった場合は修理が不可能と思いましょう。また、修理したとしてもパソコンを買い替えるほうが断然お得となります。

電源がつかなくなったら、かなり重度な故障なんですね。
はい。その場合は買い換えを考えましょう。

3.パソコンの処分方法

パソコンを処分する方法もいくつか考えられます。この項目でしっかりとチェックしておきましょう。

3-1.専門店にて処分する

パソコンが壊れてしまった場合、パソコン専門店にて処分してもらいます。基本的には、どのような状態でも引き取ってもらうことができるので活用してみましょう。

また、店舗によっては回収費用を必要としないパソコン専門店や回収業者があります。無料で回収できるのは、壊れたパソコンから貴重な部品を取り出して再利用するからです。店舗によってサービスは異なるため、確認してから依頼するようにしましょう。

3-2.不用品回収業者にて処分する

不用品回収業者に壊れたノートパソコンを回収してもらう方法。基本的には、どのようなパソコンでも回収して処分してもらうことができます。

また、回収業者であれば自宅まで引き取りに来てくれるのがうれしいです。さらに、自分が指定した日に回収してもらえるのもポイントとなります。

3-3.リサイクルショップにて処分する

ノートパソコンがよい状態で故障もなければリサイクルショップで買い取りを依頼しましょう。自分が使っているパソコンが人気モデルや需要がある場合は高値での買い取りが期待できるでしょう。

また、店舗によって買い取り強化しているパソコンに違いがあります。事前に店舗の情報を調べておきましょう。

3-4.友人に譲る

パソコンが使える状態であれば友人に譲る方法もあります。自分の使っているパソコンをほしがっている人がいれば譲りましょう。

また、パソコンに詳しい人であれば壊れたパソコンを引き取ってくれる可能性があります。パソコンに詳しい人は、壊れたパソコンを分解してほしいパーツを取り出して使うのです。

パソコンを処分する方法は複数あるんですね。
はい。故障してもリセールできる場合もあります。

4.処分前のデータ消去

パソコンを処分する前、ハードディスク内のデータを必ず消します。パソコンが壊れてもハードディスク内のデータが生きている可能性は十分に考えられるでしょう。そのため、完全にデータを破壊してから処分しないと個人データが流出することに。この項目では、ハードディスク内のデータを破壊する方法についてご紹介します。

4-1.データ移行をしておく

パソコン内には音楽や写真、メールなど大事なデータが保存されているでしょう。また、会社で扱う重要なデータもあるかと思います。パソコンが壊れてしまう前にデータ移行・バックアップをしておきましょう。新しいパソコンを買ったときは、大事なデータを移行してから古いデータを破壊するようにします。

4-2.ツールを用いてデータ破壊する

ハードディスク内にあるデータを、専用ツールを用いて完全に破壊する方法です。ハードディスク内にあるデータはいちど消去しても別の方法で復元・読み取りが可能となっています。そのため、専用ツールにて完全消去しないと個人情報が漏(も)れ出すので注意しましょう。データ消去したハードディスクは、新たなバックアップ用のディスクとして使うこともできます。

4-3.物理的に破壊する

ツールを使わず、パソコンからハードディスクを取り出して物理的な破壊を行う方法です。パソコンを分解してハードディスクを取り出せば確実に破壊できます。ハードディスクを物理的に壊しておけばデータを読み取られる危険性は減るのでおススメです。また、壊したハードディスクは不燃ごみとして出すことができます。

データの消去は絶対に必要なんですね。
はい。壊れていても必ず行いましょう。

まとめ

この記事ではパソコンの故障について紹介してきました。最後に、パソコンの落下による不具合についてまとめておきましょう。

  • パソコンの不具合にはソフトウェア・ハードウェアの故障がある。
  • パソコンを落下したときには作動するのかチェックする。
  • 部品やデータ復旧するだけで直らない場合は買い替える。
  • パソコンを処分するには下調べをしておく。
  • ハードディスク内にあるデータは消去してから処分する。

パソコンが落下したからと言って諦めないでください。まずは、冷静になってパソコンを作動してチェックしてみます。故障の原因をしっかりと把握した上で修理を行いましょう。