スマホの安全な処分方法とは? 壊れてしまったスマホも危険?

1台あれば電話もネットもできるスマートフォン(以下、スマホ)。
必要な情報はすべてスマホに入れている、という方も多いと思います。
では、スマホが不要になった場合はどのように処分すればよいのでしょうか?
そこで、今回はスマホの処分方法についてご紹介します。
「携帯電話ショップに引き取ってもらう」という方が多いでしょうが、そのほかにも処分方法があるのです。
古いスマホの処分方法に困っているという方は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。

目次

  1. 壊れたスマホも不用意に処分してはダメ?
  2. スマホを売却する際の注意点とは?
  3. 売却できなかったり、壊れたりしたスマホの処分の仕方とは?
  4. ガラケーも安心できない?
  5. スマホを紛失したときのために、アプリを入れておこう
  6. おわりに

1.壊れたスマホも不用意に処分してはダメ?

機種変更などで不要になったスマホを、そのままごみ箱にポイっという方はいないでしょう。
高価なスマホは2世代前の機種まで程度なら、中古でも高値で買い取ってくれる場所がたくさんあります。
しかし、水没したり破損したりして壊れてしまったスマホはどうでしょうか?
そのまま燃えないごみなどに出していませんか?
スマホは基盤さえ壊れていなければ、データの復旧が可能なものが多いそうです。
実際に、水没したり激しく破損したスマホのデータを取り出すサービスを請け負っている業者もたくさんあります。
ですから、壊れたスマホも不用意に処分してはいけません。
機種変更をする際に、携帯電話ショップに処分を依頼しましょう。

2.スマホを売却する際の注意点とは?

スマホは携帯電話ショップに回収してもらうほか、売却もできます。
では、スマホを売却する際に気をつけたほうよいこととはなんでしょうか?
この項では、スマホを売却する際の注意点をご紹介します。

2-1.本体は必ず初期化する

スマホを売却する際は、必ず本体を初期化しましょう。
設定から行えますので、やり方がわからない人は説明書で確認してください。
携帯電話ショップに引き取ってもらうときも同様です。
情報が漏れたら完璧に回収することはできません。
「大手企業だから安心」、ということはないのです。

2-2.SIMカードとSDカードを抜く

スマホには電話番号などが記録されたSIMカードと、写真などを記録するSDカードが入っています。
スマホを売却する際は、この2つを必ず抜いておきましょう。
特にSDカードは写真など個人情報が入っています。
せっかく本体を初期化しても、SDカードが残っていては個人情報が漏れてしまうでしょう。
うっかり忘れがちなことですので、気をつけてください。

2-3.信頼できる店で売却する

現在は、家電量販店や新古書チェーン店、レンタルビデオ店などもスマホの買取を行っています。
それだけ中古スマホの需要が高まっているのでしょう。
しかし、「スマホを初期化したから、どこで売っても大丈夫」というわけではありません。
実は初期化したといっても、データを復旧させる方法が全くないというわけではないのです。
「でも普通の人の個人情報なんて、苦労して取り出すほどの価値はないのでは?」と思う方もいるかもしれません。
それは間違いです。
今はインターネットバンキングやインターネット通販をスマホから利用している人も多いでしょう。
そのような方は口座番号や暗証番号、クレジットカードの番号などが盗まれるかもしれません。
そんなことになれば一大事です。
ですから、スマホを売却するなら信頼できるショップに売却しましょう。
素性が良くわからない個人の店や、インターネットオークションは利用しないほうがよいですね。

3.売却できなかったり、壊れたりしたスマホの処分の仕方とは?

スマホは世代交代が早いですから、古いスマホは売却できない場合があります。
iPhoneならば、4S以前の機種は買取対象外というところが多いでしょう。
また、「壊れたスマホの処分に困っている」という方も多いと思います。
このようなスマホを処分する方法は2つ。
1つは携帯電話ショップに処分を依頼する方法です。
自分が契約している携帯電話会社の最寄りのショップに行き、引き取ってもらえるかどうか確認してください。
大抵のショップでは引き取ってもらえるでしょう。
もう1つは、無料でスマホを無料回収して処分してくれる業者に依頼する方法です。
「無料で回収して処分してくれる業者なんて、怪しい」と思う方もいるかもしれません。
しかし、スマホの中には、再利用できる部品やレアメタルが多く使われているのです。
スマホを無料で回収し、処分してくれる業者は部品を回収して再利用することで利益を上げています。
ですから無料で回収することができるのですね。
このような業者は、遠方の人からも郵送でスマホを受け付けてくれます。
また、スマートフォンの他にもディスクトップパソコンやノートパソコンも無料で回収・処分を引き受けてくれる業者が多いです。
処分に困っているパソコンやスマホがあるという方は、ぜひこのような業者も利用してみましょう。

4.ガラケーも安心できない?

「スマホはないけれど、使わなくなったガラケーなら家にたくさんある」という方もおられるでしょう。
ガラケーも不用意に処分してはいけません。
スマホよりも情報量が少ないかもしれませんが、電話番号は記録されています。
特に仕事で使っていた携帯電話などは、顧客情報が詰まっていることも多いでしょう。
たとえ充電器をなくして電源が入らない携帯電話でも、不用意に捨ててはいけません。
携帯電話ショップに持ち込んで処分を依頼するか、物理的に壊してから処分しましょう。
スマホの処分には神経を使うけれど、ガラケーの処分には無頓着という方も多いです。
気をつけてください。

5.スマホを紛失したときのために、アプリを入れておこう

個人情報がぎっしり詰まったスマホを落とすと、大変なことになります。
しかし、スマホは持ち歩くものですから、置き忘れや紛失をしないとも限りません。
万が一のために、スマホを遠隔操作したり位置を確認できたりするアプリを入れておきましょう。
このアプリを入れておけば万が一スマホを紛失した場合、電源が入っていれば位置を確認できたりパソコンでロックしたりすることが可能です。
夜間、携帯電話ショップが閉まっていてすぐに紛失の対応できない場合に備えて、ぜひこのようなアプリをダウンロードしておきましょう。

5.おわりに

いかがですか?
今回はスマホの処分方法や処分する際の注意点をご紹介しました。
まとめると

  • スマホは壊れていても不用意に処分してはいけない
  • 2世代前くらいのスマホまでは、買取をしてもらえる
  • 買取を依頼する際は本体を初期化し、SIMカードやSDカードを抜く
  • 壊れたり機種が古すぎるスマホは、無料回収・処分をしてくれる業者を利用してみよう

ということです。
スマホでできることは、年々増えています。
しかし、その反面処分を慎重に行わなければ、個人情報が流出する危険が高まるでしょう。
一度ネットに流出した個人情報は、完全に回収できません。
インターネットバンキングの口座番号やクレジットカードの番号だけでなく、プライベートな写真も流出すると大変なことになります。
電源が入らないものや液晶が割れて操作不能なものも不用意に捨てず、信頼できる業者に処分を依頼してください。