プリンターはどう処分する? 買取や業者の活用法などを詳しくご紹介

プリンターが不要になっても、処分方法が分からなくて困ることがあります。プリンターは自治体回収を利用できるのか、リサイクルすべきなのかなど、処分方法に関する情報を知ることで、処分時に戸惑うことがなくなるでしょう。

  1. プリンターは何ゴミに分類される?
  2. プリンターの処分は自治体に依頼できる?
  3. 自治体以外でのプリンター処分方法
  4. プリンターを処分する際の注意点
  5. 不要なプリンターを無料で処分するには?
  6. プリンターの処分でよくある質問

なるべく費用をかけたくないという方は、プリンターをお得に処分する方法も覚えておくと安心です。プリンターの処分を検討されている方は、ぜひご一読ください。

1.プリンターは何ゴミに分類される?

まず、ゴミの分類について考えていきます。プリンターは何ゴミに該当するのでしょうか?

1-1.粗大ゴミに分類されることが多い

自治体では、プリンターを粗大ゴミに分類する場合が多くなっています。とはいえ、プリンターの種類によってはコンパクトなものもあり、自治体ごとにルールも異なるため、不燃ゴミに分類される場合もあるでしょう。お住まいの地域に確認することが大切です。

1-2.小型家電としてリサイクルを推進する自治体もある

近年は、小型家電のリサイクルが活発になり、自治体でもリサイクルを推進しています。小型家電リサイクルボックスを設置し、無料で回収を行っているため、気軽に利用できるのがメリットです。ただし、インクカートリッジは取り外し、本体のものとは別の回収ボックスへ投入してください。

1-3.企業で使っていたプリンターの場合

企業で使っていたプリンターは、事業系ゴミに分類されます。粗大ゴミとして扱うことができないため、産業廃棄物として処理しなければなりません。産業廃棄物収集運搬業の許可を持った業者に、プリンターの引き取りを依頼しましょう。

2.プリンターの処分は自治体に依頼できる?

プリンターは自治体回収を利用して処分することができるのでしょうか? 自治体での処分方法をご紹介します。

2-1.粗大ゴミは事前申請が必要

プリンターを粗大ゴミとして処分する場合は、事前申請が必要です。多くの自治体の手続きを説明すると、まず粗大ゴミ受付センターへ申し込みをし、品目と数量を伝え、粗大ゴミ処理手数料を確認してください。粗大ゴミ処理手数料の支払いは、スーパーなどで粗大ゴミ処理券を購入するだけで完了します。粗大ゴミ処理券はシール方式になっているので、はがしてプリンターに貼り付けてから出しましょう。粗大ゴミの回収日は、申し込みの際に決められます。日時を守って出すことが大切です。

2-2.小型家電リサイクルボックスの設置場所まで持参する

小型家電リサイクルボックスを利用する場合は、設置場所までプリンターを持参し、インクカートリッジを取り外してから投入してください。設置場所は、自治体のホームページに掲載されています。あらかじめ、自宅から近い場所を調べておきましょう。壊れたプリンターでも、部品を取り出してリサイクルをすることができます。ただし、破損が激しく、リサイクルボックスに投入する際にケガなどの恐れがある場合は、利用前に自治体へ確認したほうがいいでしょう。

3.自治体以外でのプリンター処分方法

自治体以外でプリンターを処分する場合、どのような方法があるのでしょうか? 具体的な方法をご紹介します。

3-1.家電量販店に下取りを依頼する

買い替えでプリンターを処分する場合、下取りしてもらえる家電量販店を探して依頼する方法もあります。家電量販店は、ヤマダ電機・ケーズデンキ・エディオン・ヨドバシカメラなどです。とはいえ、プリンターは年々安価になってきている機種が多いため、下取りを実施していない場合が増えています。無料引き取りなどをサービスとして実施している場合があるので、買い替え時に相談してみましょう。

3-2.買取に出す

リサイクルショップなどで、プリンターを買取してもらう方法もあります。生活雑貨を扱うショップより、家電買取専門店を利用したほうが、買取価格が付きやすいでしょう。ただし、買取してもらうためには、査定基準を満たしていることが条件となります。査定基準は各店舗によって異なるため、複数の店舗で査定を受け、買取価格の相場を知り、比較検討することが大切なポイントです。

3-3.不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者では、プリンターなど家電製品をはじめ、さまざまなものの引き取りを行っています。壊れたプリンターの回収も可能です。また、インクカートリッジの取り外しも必要なく、出張回収でまとめて処分してくれるため、手間が一切かかりません。ただし、不用品回収業者の回収費用は、プリンター1点あたり数千円程度かかることが多いのがデメリットです。定額料金プランを利用し、ほかの不用品もまとめて処分したほうが、お得にプリンターの処分ができるでしょう。

3-4.個人売買でリセールする

個人売買でリセールする場合は、ネットオークションやフリマアプリなどを使う方が増えています。価格設定が自由で、誰でも気軽に利用できるのがメリットです。とはいえ、プリンターの状態がきちんと伝わる商品紹介文や画像を用意し、買い手が付きやすくする工夫をしなければなりません。また、出品されているプリンターの多くは業者によるもので、未使用品や展示品が中心です。個人でのリセールは難しい可能性が高いでしょう。

4.プリンターを処分する際の注意点

プリンターの処分をする際に注意したいことをご紹介します。

4-1.データ消去を必ず行うこと

プリンターの種類によっては、データを保存できる機能を持っているものもあります。内部にあるデータは、処分前に必ず消去しましょう。データ消去は、悪用を防ぐため、復旧できないようにすることが大切です。データ消去専用ソフトを使うか、物理的破壊でハードディスクを壊す方法で行ってください。

4-2.データ移行も忘れずに行うこと

データ消去の前に、データの移行も忘れずに行ってください。データを消した後では、バックアップができません。メモリーカードや外付けハードディスクなどに移行し、大切なデータを守りましょう。

5.不要なプリンターを無料で処分するには?

不要なプリンターを無料で処分する方法はあるのでしょうか? 方法や手順などをご紹介します。

5-1.無料回収業者を利用する

パソコンなどの金属資源を含む製品は、無料回収業者が引き取りを行っています。プリンターにも金属資源が含まれているため、リユースや再資源化によって、業者は収益を得ることができるため、無料での回収ができるのです。ただし、無料回収をしてもらうためには、一定の条件が設けられています。業者の規約を確認してから依頼しましょう。

5-2.無料回収が受けられる条件

無料回収業者のパソコンダストでは、宅配回収を利用する場合、パソコンや液晶モニターを送料無料対象品目に定めています。送料無料対象品目と同こんの場合、プリンターの無料回収ができるのです。ただし、プリンターはリユースを目的にしているため、壊れたものは回収できません。正常に稼働するものに限ります。

5-3.業者のホームページから依頼する

無料回収業者のパソコンダストへの依頼は、ホームページからできます。パソコンダストでは、お問い合わせフォームを用意しているので、24時間アクセス可能です。宅配回収・持ち込み回収・出張回収の3つから回収方法を選ぶことができます。宅配回収の場合、事前にご連絡いただく必要はありません。また、出張回収は、パソコン15台から利用いただける方法なので、利用時は注意してください。

5-4.プリンターをこん包して発送する

パソコンダスト宅配回収を利用する場合、送料無料対象品目とプリンターを一緒にこん包し、発送手配をするだけです。送料無料品目が入っていない場合は、送料は発送者負担となるので注意してください。また、送料無料対象品目と同こんで着払いを利用される場合の運送会社は、佐川急便かヤマト運輸に限ります。3辺の合計が160cmまでになるようにこん包しましょう。佐川急便は30kgまで、ヤマト運輸は25kgまでの重さにしてください。

6.プリンターの処分でよくある質問

プリンターの処分に関する質問を集めました。

Q.最も手軽にプリンターを処分できる方法は?
A.無料回収業者の利用です。都合のいいときに自宅でこん包と発送手配をするだけなので、自治体回収より早くプリンターを手放すことができます。緩衝材やダンボールは自分で用意しましょう。

Q.買取してもらいやすいプリンターとは?
A.有名メーカーのものです。エプソンやキャノンなどは、中古需要が高いため、買取してもらいやすいでしょう。また、傷や汚れがなく状態が良好なもので、製造から3年以内の高年式であることが、高額買取のポイントです。

Q.プリンターはメーカーに引き取りを依頼できる?
A.メーカーでは、原則として引き取りを行っていません。メーカーに依頼する場合は、処分費用と送料などを負担しなければならないため、回収業者より割高になる可能性があるでしょう。

Q.データの保存機能がないタイプのプリンターは、そのまま処分してもいいのか?
A.メモリーカードを差し込むタイプの場合、抜き忘れに注意してください。USBメモリーやSDカードから、個人情報が漏えいする可能性があります。

Q.宅配回収は対応エリアが決まっているのか?
A.パソコンダストでは、対応エリアを決めていません。全国どこからでも利用できます。ただし、沖縄県と離島の場合、送料無料品目が同こんされていても、送料が発送者負担となるので注意してください。

まとめ

プリンターは、処分方法が分かりにくいのが難点です。自治体での回収も可能ですが、ゴミの分別ルールは地域によって異なるため、事前に確認してください。自治体回収以外に、買取に出す・不用品回収業者に依頼する・無料回収業者の宅配回収などの選択肢もあります。手軽に利用できる方法を選び、プリンターの処分で困らないようにしましょう。