不要になったケーブルの処分方法とは?

家電やオーディオ類、パソコン等で使用するケーブル。
家の中に何に使うのかわからないケーブルが転がっている、という方も多いことでしょう。
では、このケーブルを処分したい場合はどうすればよいんでしょうか。
今回はその方法をご紹介します。最近はゴミの区分が厳しい自治体が多く、不用意に捨てるとトラブルの原因になることもあります。
また、ケーブル類は捨てるだけが処分の方法ではありません。
ものによっては売却できるものもあるのです。家の中に不要のケーブルがたくさんあって困っているという方はぜひ読んでみてくださいね。

1 ケーブルにも種類がある

パソコンに付属しているケーブルとは?

パソコンを買うと色々なケーブルが付属しています。
代表的なものがLANケーブルとUSBケーブルでしょう。
LANケーブルはパソコンとルーターをつなぐために使うものですね。
USBケーブルはマウスやキーボードをパソコンと使うために使われます。
どちらも無線を使用した場合は使わずに役目を終えることもあるでしょう。

テレビやオーディオ類に使われるケーブル

テレビやオーディオ類に使われるもっともポピュラーなケーブルといえば3色ケーブルでしょう。
どのご家庭にも1つはあるのではないでしょうか?
テレビと録画機をつないだり、オーディオ類同士をつないだりと用途は幅広く、需要も高いです。

その他のケーブル

ご家庭で使われているケーブルはそれだけではありません。
テレビとテレビ端子をつなぐケーブルや、楽器とアンプをつなぐテーブル・携帯電話の充電器なども広い意味でケーブルです。
こうしてみると私たちの身の周りにある家電にはほとんどケーブルが使われていることが分かりますね。

2 ケーブルを廃棄したい場合はどうしたらいいの?

ケーブルを廃棄するためには以下のような方法があります。
分からないからと適当にゴミ袋に入れて捨てることだけはやめましょう。
トラブルの原因になりますよ。

自治体にゴミとして出す方法

ケーブルは多くの自治体で「ゴミ」として回収をしてもらえます。
多くの自治体で不燃ゴミとして回収しているようですが、アダプターなどがついている場合は別のゴミの区分になる場合もあります。
また、数十mにもなる長いケーブルや、太いケーブルなどは量によっては粗大ごみになるかもしれません。
もし迷った場合は自治体のHPで確認をしたり、市役所の担当課に問い合わせてみましょう。
不用意に捨てるとトラブルの原因になる場合があります。
また都合が悪いからと、回収日以外の時に捨ててもダメですよ。

第三者に譲る場合

ケーブルはものによっては第三者が「欲しい」というかもしれません。
これも立派な廃棄方法ですね。
しかし、ケーブルは経年劣化や使い方によっては中で断線して使い物にならなくなっているかもしれません。
譲る前には一度通電を確認しておきましょう。
また、最近はパソコンやスマートフォン側で純正以外のケーブルを使用すると警告が出るものもありますから注意をしましょう。

無料回収業者を利用する方法

今まで捨て損ねたケーブルがたくさんあって、ちびちびと捨てていくのも面倒という場合は無料回収業者を利用してみましょう。
ケーブルの種類によっては引き取ってもらえることがあります。
「無料だなんて何か裏がありそうで不安だ」と思う方もいるでしょう。
しかし、回収業者は回収されたものの中から、リサイクルできるものを取りだして再利用することで利益を得ているのです。
ですから後で高額な回収料を請求されるということはありませんので、安心してくださいね。
パソコン無料回収業者を利用するためには、自分で持ち込む方法と郵送する方法があります。近くに回収業者がない、という場合も郵送で受け付けてくれるところを探してみましょう。
また、いくら不要なものとはいえ、いい加減な郵送方法をしてはいけません。
中で断線が起こらないようにまとめるなどの配慮をしましょう。
長いこと放置しておいたせいでボロボロになってしまったケーブルがある場合は一度相談をしてみるとよいですね。

3 ケーブルは売れる?

ケーブルによっては、リサイクルショップなどに売却できることがあります。
しかし、すべてのケーブルが売却できるというわけではありません。いったいどのようなケーブルが売却できるのでしょうか。
次の項から説明していきます。

銅を含んでいるケーブルは売れる

ケーブルの中には銅線が使われています。
その量はケーブルによって異なりますが、銅の含有量の多いケーブルは専用の業者で買い取ってもらえるのです。
この場合はケーブルの新旧や値段は一切関係ありません。
銅の含有量の多いケーブルは高く売れますし、少ないものは金額が下がってしまったり買い取ってもらえないこともあります。
インターネットで専門の買い取り業者を探して査定をしてもらいましょう。

高いケーブルは売れる

オーディオ類や楽器のケーブルの中には、mあたりの値段がとても高いものがあります。
そのような高額なケーブルは中古でも需要があるため売却することができます。
楽器店やオーディオ専門店なども買い取ってくれますし、中にはケーブルの買い取りに力を入れているショップもあるでしょう。
普通のリサイクルショップに売るよりはこのような専門店に売ったほうが高く売れますので、ぜひ利用しましょう。
また、「専門店は見つけたけど遠方」という場合は郵送で買い取りをしてくれるか尋ねてみてください。
ケーブルはかさばるものではありませんから、郵送で買い取ってもらえるかもしれませんよ。

インターネットオークションを利用する場合

インターネットオークションを利用すればどのようなケーブルであれ落札者が出るかもしれません。
ただし、インターネットオークションは売り手と買い手の顔がお互い見えませんので、些細ななことでトラブルになりやすいので注意をしましょう。
ケーブルは何枚も写真を撮り、状態を克明に記しておきます。
あまり高い値段を付けると落札者が出にくいですので、最初は低めの金額からスタートしましょう。
落札者が出た場合は郵送中に断線をしないように梱包をしっかりとして早めに発送をしてあげましょう。

おわりに

いかがでしたでしょうか。今回はケーブルの廃棄方法をご紹介しました。
これで廃棄方法に迷っていた人も安心ですね。
まとめると

  • ケーブルは不燃ゴミとして自治体に回収を依頼できる
  • 量が多い場合はパソコンの無料回収業者を利用してみよう
  • 銅の含有量の多いケーブルは売却できる。
  • メーター当たりの単価の高いケーブルも売れる

ということです。
今月は大掃除の季節。不要なケーブルがたくさんあるという人は思い切って処分をしてみませんか。
ケーブルは簡単に腐るものではありませんが、古くなってくると腐食して保管場所を傷める恐れがあります。
また、銅に生えるカビは「緑青」と言って人体に有害な物質をたくさん含んでいるのです。
そんなものが家の中にあったら怖いですよね。
年末に時間を見つけて家の中を整理してみましょう。
新しい家電を買った時にケーブルにどの家電のものかわかる印をつけると、家電を処分した際にケーブルだけ残ってしまうということを防げますよ。