パソコン廃棄業者の選び方 ~データ処理方法に注意~

不用になったパソコンの廃棄は、業者にお願いする方が多いのではないでしょうか。
最近は家電量販店やメーカーだけでなく、無料で引き取ってくれる業者が増えてきました。

ウェブ上でもパソコンの無料引取業者をよく見かけますし、郵送するだけでOK!という業者もあります。

では、どのような業者を選ぶのが適切なのでしょうか。

パソコンは扱いを間違えると悪用されることもある、処分が難しい機器です。
廃棄する場合は必ずしっかりとした業者を選んでください。

事前に見積もりをしてくれる

多くの不用品回収業者は、事前に見積もりをしてくれます。
無料で引き取る業者は別ですが、お金を出して引き取ってもらう場合は電話やメールで見積もり金額を伝えてくれます。

ですが、中には見積もりをしてくれない業者もいます。
そういった業者は他社より高いことを隠して持っていこうとします。
営業マンの成績にも関わるため、高い値段で引き取ろうとする人もいるのです。

見積もりを取る場合は、事前に見積もり金額を伝えてもらいましょう。
複数社に依頼しておくと見積もりの相場が分かりやすくて便利です。

また、「3万円で」と伝えておいて、こちらが断ると「では1万円でどうですか?」などと極端な値引きをしてくる業者もあります。

こういった業者は悪徳業者である可能性も捨てきれません。
見積金額の出し方には注意して、しっかり金額を伝えてくれる業者に依頼してくれます。

小さなトラックで回っている業者は要注意!

家電リサイクル法が施行されてから、不用品回収の業者がぐっと増えました。
それに伴って増えたのが個人で不用品回収を行う業者。

個人だから怪しいというわけではありませんが、小さなトラックで「無料回収します」と言っている業者は要注意です。

こういった業者は不法投棄したり免許を持っていなかったりと、さまざまな問題が隠れている場合があります。
特にデータの扱いが重要なパソコンは、適当に破棄されると非常に危険です。

個人情報を保護するためにも、トラックで回収している業者にうっかり依頼しないようにしてください。

データ消去法がはっきりしている業者を選ぼう

そして、パソコンの破棄で最も重要なのはデータの破棄方法です。
ハードディスクの消去はもちろんのこと、できれば物理破壊してもらえる業者を選ぶのが最も確実です。

特に企業で使われていたパソコンには機密情報が入っていますから、物理破壊は必須と言ってよいでしょう。

データ消去した後は、「データ消去証明書」を発行してもらうとより確実ですね。
企業で使っていたパソコンは、必ず証明書を発行してもらってください。

証明書発行には費用が必要ですが、情報を守るためには必須と考えておきましょう。

まとめ

パソコンを破棄する場合の業者の選び方をご紹介しました。
不用品回収業者が増えた今、気軽に依頼できるのは魅力ですが、パソコンはデータの処理が最も大切です。
確実にデータ処理をしてくれる業者であることは必須ですね。
うっかり悪徳業者に依頼してしまわないよう、十分注意してください。