ハードディスクの捨て方は? データを安全に消去する方法と注意点

「ハードディスクの捨て方は何があるのか」「データはどうやって消去すればいいのか」など、ハードディスクの捨て方で悩んでいる方は多いでしょう。

ハードディスクにはさまざまなデータが記録されているため、処分前にデータを完全消去する必要があります。しかし、正確にデータを消去する方法が分からず、そのままにしている方も多いのではないでしょうか。

そこで、本記事では、ハードディスクの捨て方からデータの消去法まで詳しく説明します。

  1. ハードディスクの一般的な廃棄方法
  2. データの安全な消去方法
  3. パソコンダストの簡便な廃棄サービスの紹介
  4. ハードディスクの捨て方に関してよくある質問

この記事を読むことで、ハードディスクの一般的な廃棄方法や、パソコンダストのサービスも分かります。悩んでいる方はぜひチェックしてください。

1.ハードディスクの一般的な廃棄方法

最初に、ハードディスクの一般的な廃棄方法をチェックしましょう。

自治体収集のゴミとして廃棄する

ハードディスクは、自治体収集のゴミとして捨てることができます。自治体によってゴミの分類は異なりますが、不燃ゴミもしくは資源ゴミになるでしょう。指定された日にゴミ集積所へ排出するだけで、費用をかけずに処分できます。ただし、一辺が30cm以上となるハードディスクは粗大ゴミ扱いになるでしょう。粗大ゴミとして処分する場合は、事前の申し込みを済ませたり、粗大ゴミ処理券を購入したりするなどの手続きが必要となります。事前に、自治体のホームページ等でゴミの分類と処分方法を確認しておきましょう。

小型家電リサイクル法の対象品目として処分する

ハードディスクが小型家電リサイクル法の対象になっている場合は、リサイクル回収として廃棄する必要があります。小型家電リサイクル法とは、スマホやタブレットなどの小型家電に含まれている資源を有効活用するのが目的です。ハードディスクを含めた小型家電には、鋼・銅・レアメタルなどの貴重な資源が豊富に含まれています。資源をリサイクルするためにも、小型家電リサイクル法に基づいて処分してください。なお、小型家電リサイクル法を推奨している自治体では、公共施設や家電量販店などに、小型家電リサイクル回収ボックスが設置されています。そこにハードディスクを投函(とうかん)するだけでOKです。

メーカーに回収してもらう

パソコンに内蔵されているハードディスクの場合、パソコンメーカーに回収を依頼する方法があります。ハードディスク単体での回収は行っていませんが、パソコン本体であれば、PCリサイクル法に基づいてパソコンメーカーによる回収が可能です。PCリサイクルマークが付いているパソコンなら、無償で回収してもらえます。ただし、ハードディスク単体では回収してもらえないので、注意してください。

家電量販店の下取りサービスを利用する

メーカーへの回収依頼と同様に、HDDが内蔵されているパソコンを新しく買い換える場合は、家電量販店の下取りサービスが利用できる可能性があります。下取りサービスを利用すれば、古いパソコンの廃棄と同時に新しいパソコンがお得に購入できるでしょう。ただし、すべてのパソコンが下取り対象になるわけではありません。発売時期から5年以上が経過しているパソコンは、買い取ってもらえない可能性が高いので注意が必要です。

リサイクルショップやパソコン販売店に持ち込む

可動に問題がないハードディスクであれば、買い取ってもらえる可能性があります。リサイクルショップやパソコン販売店では、ハードディスクの買取を行っているので一度査定を依頼してみてください。買取対象になるハードディスクは、発売されたばかりのものです。ハードディスクは4~5年以上経過すると壊れやすくなるため、発売時期から5年以内が買取対象となります。

ネットオークションやフリマアプリを利用する

自分でハードディスクを売りたい方は、ネットオークションやフリマアプリを利用する方法があります。ネットオークションやフリマアプリは、ネットを介して全国から買い手を見つけられる点が大きなメリットです。リサイクルショップやパソコン販売店で売れなかったハードディスクでも、落札される可能性があります。ただし、落札者とのトラブルが相次いでいるため、商品説明は丁寧に詳しく記載することが大切です。

不用品回収業者に依頼する

ハードディスクのほかにも処分したいものがあれば、不用品回収業者に依頼するのも選択肢の1つです。不用品回収業者はさまざまな品を扱っているため、要らないものをまとめて処分できます。不用品回収業者には、無料で回収を行っているところもあるので費用を最小限に抑えることができるでしょう。ただし、無料回収業者を利用する場合はなぜ無料で回収できるのか、理由が明確になっているかを確認することが大切です。

2.データの安全な消去方法

ここでは、ハードディスクに記録されているデータの消去方法を解説します。

ハードディスクにデータが記録されている

ハードディスクを処分する前に必ず行っておきたいのが、データの完全消去です。ハードディスクは、パソコンのデータを記録する記憶装置の一種となります。外付けハードディスクの場合、パソコンで操作した情報がすべて記録されているため、処分する前にデータを完全消去することが大切です。ハードディスクのデータを消去せずに処分すると、個人情報などの大切なデータが外部へ流出し悪用される恐れがあります。大切なデータを守るためにも、必ずデータを消去してからハードディスクを処分しましょう。

論理的消去と物理的破壊

では、ハードディスクのデータはどのように消去すればいいのでしょうか。主な消去方法としては、論理的消去と物理的破壊の2つがあります。それぞれの消去方法は、下記のとおりです。

データ消去専用ソフトを利用する(論理的消去)

データ消去専用ソフトを用いてデータを消去する方法が、論理的消去です。外付けハードディスクの場合、パソコンと接続してからデータ消去専用ソフトを利用することになります。データ消去専用ソフトをパソコンにダウンロードして完了するだけでOKです。簡単にデータが消去できるのが、論理的消去のメリットとなります。なお、データ消去専用ソフトは、家電量販店やパソコンショップなどで購入可能です。

ハードディスクを物理的に破壊する(物理的破壊)

カナヅチやカッターなどの道具を使用して、ハードディスクを物理的に破壊する方法もあります。物理的破壊でデータを完全消去する場合は、ハードディスクのガラス部分を傷つけるのがポイントです。ハードディスクの円盤部分はガラスになっていますが、そこを破壊することでデータが読み取れない状態になります。ただし、ガラス面を破壊する際は破片でケガをする恐れがあるため、必ず目や手を保護した上で破壊してください。

データ消去サービスを利用する

自分でハードディスクのデータを消去するのが不安な方は、専門業者のデータ消去サービスを利用するのがおすすめです。データ消去サービスを利用すれば、専用機器で確実にデータが消去できます。自分でデータを消去しても、本当に完全消去できたのか不安になる場合は、専門業者のサービスを利用したほうが安心です。

3.パソコンダストの簡便な廃棄サービスの紹介

ここでは、パソコンダストの簡便な廃棄サービスを紹介します。

送料無料商品が1点でもあればOK

パソコン・不用品の無料回収を行っているパソコンダストは、送料無料商品が1点でも含まれていれば送料無料で回収が可能です。ハードディスクは送料無料対象商品に含まれていませんが、パソコン本体は対象となります。できるだけ処分費用を抑えたい方は、下記の送料無料対象商品を同こんするといいでしょう。

  • デスクトップパソコン(動作不問)
  • ノートパソコン(動作不問)
  • 液晶テレビ(2012年以降製造の正常可動品&スタンド付属)
  • 液晶モニター(22インチ以上の正常可動品&スタンド付属)
  • スマホ・タブレット(正常可動品&初期化済み)
  • ハイスペックゲーム機(正常可動品)

無料サービスが実現できている理由

パソコンダストは、無料回収の理由が明確になっているので安心して利用できます。無料回収ができるのは、回収しているものを中古品として再販売しているからです。中古品として需要のあるものは、自社でメンテナンス・修理した後に再販しています。再販できないものは、自社施設で30種類以上のパーツに選別し、資源として販売することで利益を得る仕組みです。お客様は無料で不用品が処分でき、当社は低コストで商品を仕入れることができます。

幅広い取扱商品

パソコン以外にも、パソコンダストではさまざまな商品を回収しています。たとえば、パソコンの周辺機器、生活家電、デジタル・AV機器、カーオーディオ・カーナビ、ゲーム機、楽器・スチール家具などです。パソコン以外にも処分したいものがあれば、まとめて片付けられるでしょう。なお、パソコンなどの回収対象品目が10台以上あれば、無料で出張回収が可能です。

安心・納得のデータ消去

パソコンダストでは、データ消去サービスも行っています。論理的消去と物理的破壊を組み合わせてデータを完全消去するため、情報漏えいを確実に防ぐことが可能です。論理的消去では、アメリカの安全保障局が推奨している方法で消去します。物理的破壊では、約3トンの油圧によって4本のピンを加圧処理する方法です。10秒程度でハードディスクに穴を空けることができるため、確実にデータが消去できます。

回収までの大まかな流れ

パソコンダストにおける宅配回収の流れは、下記のとおりです。

  1. 処分したい製品を自分でこん包する
  2. 段ボールに新聞紙などのクッション材を入れる
  3. 最寄りの運送会社に集荷を依頼する
  4. 送料無料対象商品がこん包されている場合は「着払伝票」、有料対象商品は「元払伝票」を使用する
  5. 指定する住所に発送して完了

なお、お届け欄に記載する宛先は、以下のとおりです。

  • 住所:〒252-0212 神奈川県相模原市中央区宮下3-6-21
  • 電話番号:0120-900-989
  • 宛先:株式会社アールユーズドネット パソコンダスト宛

4.ハードディスクの捨て方に関してよくある質問

ハードディスクの捨て方に関する質問を5つピックアップしました。

Q.ハードディスクを高く売るコツは?
A.査定前に、ハードディスクをクリーニングすることです。汚れや手垢、ホコリが付いていると、査定額が低くなってしまう恐れがあります。ハードディスク全体を乾いた布でやさしく拭き取り、キレイにしておきましょう。また、ハードディスクのほかにも、パソコンの付属品や周辺機器をまとめて売ると高価買取が期待できます。

Q.高価買取が期待できるハードディスクは?
A.人気メーカーかつ容量が大きいハードディスクは、高価買取が期待できるでしょう。査定額が高くなりやすいのは、10TB以上のハードディスクです。20oTB以上になると、10万円以上の査定が付く可能性もあります。また、バッファロー、東芝、エレコムなどの人気メーカーも高く買い取ってもらいやすいでしょう。

Q.無料版のデータ消去専用ソフトを使用しても大丈夫か?
A.データ消去専用ソフトの無料版は、使用しないほうがいいでしょう。無料版はデータを消去できる能力に限界があります。データが確実に消去されず、ハードディスクを廃棄してしまう恐れがあるので注意が必要です。確実にデータを消去するには、有料版の使用をおすすめします。

Q.やってはいけない物理的破壊は?
A.ハードディスクを水に沈めることです。電子機器系は水に沈めることで完全に壊れるため、データが読み取れなくなると思うでしょう。しかし、ハードディスクの場合は、データを記録するプラッタ自体が破壊されていることが重要です。水に沈めたとしてもプラッタが破壊されていなければ、データ復元の可能性があります。

Q.宅配回収を利用する際の注意点は?
A.こん包する段ボールのサイズに注意することです。回収業者によって、段ボールサイズが決まっています。たとえば、パソコンダストの場合は、三辺合計160cm以内、重さ25kg以内です。サイズオーバーになると、送料が自己負担となるので注意してください。

まとめ

ハードディスクにはあらゆるデータが記録されているため、処分前にデータを完全消去する必要があります。データを完全消去せずにハードディスクを処分すると、重要な情報が外部へ流出し悪用される恐れがあるので注意が必要です。自分でデータを消去するのが不安な方は、データ消去サービスを利用するといいでしょう。パソコンダストではデータ消去サービスを行っているので、ぜひ一度チェックしてください。