パソコンディスプレイを廃棄する方法は? 廃棄サービスを利用するコツも
「パソコンディスプレイはどのように廃棄すればいいのか」「廃棄する際に注意すべきことはあるのか」など、パソコンディスプレイの廃棄方法で悩んでいる方は多いでしょう。
パソコン本体と同じく、パソコンディスプレイもPCリサイクル法の対象品目になっているため、自治体収集のゴミとして廃棄できません。では、どのように廃棄すればいいのでしょうか。
そこで、本記事では、パソコンディスプレイを廃棄する方法やポイントなどを解説します。
この記事を読むことで、パソコンディスプレイを廃棄する際の注意点や、廃棄サービスの利用方法も分かります。悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
1.パソコンディスプレイの一般的な処分方法
最初に、パソコンディスプレイの一般的な処分方法をチェックしましょう。
メーカーに回収を依頼する
前述したように、パソコンディスプレイはPCリサイクル法の対象品目です。PCリサイクル法とは、対象機器に含まれている貴重な資源を再利用するために制定された法律を指しています。PCリサイクル法の対象品目に当てはまるものは、メーカーによる回収とリサイクルが義務付けられているのです。よって、自治体収集のゴミとして廃棄できません。パソコンディスプレイのメーカーを確認し、公式ホームページまたはお客様サポートセンターから回収を申し込みます。なお、PCリサイクル法の対象品目は以下のとおりです。
- デスクトップパソコン本体
- ノートブックパソコン
- CRTディスプレイ
- 液晶ディスプレイ
- CRTディスプレイ一体型パソコン
- 液晶ディスプレイ一体型パソコン
メーカーの窓口は、こちら(一般社団法人パソコン3R推進協会)でも確認できます。
家電量販店に引き取ってもらう
PCリサイクル法に基づき、家電量販店は対象品目の回収が義務付けられています。購入店が近くにある場合は、直接パソコンディスプレイを持ち込めば回収してもらえるでしょう。新しいパソコンディスプレイを購入する際は、購入店で回収してもらえるので一石二鳥です。ただし、パソコンディスプレイを家電量販店に回収してもらう場合は、回収費用が数千円かかる可能性があります。家電量販店によって回収費用が異なるため、事前に確認しておきましょう。
小型家電リサイクル法に基づいて廃棄する
一般的に、PCリサイクル法の対象品目は自治体収集のゴミとして処分できませんが、小型家電リサイクル法に基づいて廃棄する方法があります。小型家電リサイクル法とは、スマホやビデオカメラなどの小型家電を対象にリサイクルを行う法律です。パソコンディスプレイが小型家電リサイクル法の対象になっている場合は、公共施設などに設置されている小型家電リサイクルボックスへ投かんするだけで廃棄できます。処分費用はかかりませんが、自治体によって投かんできるサイズが異なるので注意が必要です。
パソコン3R推進協会に回収してもらう
メーカーがすでに倒産していたり、見つからなかったりする場合は、パソコン3R推進協会に引き取りを依頼する方法もあります。ただし、パソコン3R推進協会に回収を依頼する際は、費用がかかるので注意が必要です。事前に費用を確認した上で、パソコン3R推進協会のホームページから回収を依頼しましょう。なお、パソコン3R推進協会に依頼する流れは、以下のとおりです。
- パソコン3R推進協会のホームページから回収を申し込む
- 回収再資源化料金の支払いに必要な郵便局の払込取扱票を受け取る
- エコゆうパック伝票を受け取る
- パソコンディスプレイをこん包する
- エコゆうパック伝票を貼り付ける
- 郵便局に直接持ち込むか、戸口集荷を依頼する
なお、回収再資源化料金は下記を参考にしてください。
- CRTディスプレイ:5,500円
- 液晶ディスプレイ:4,400円
- CRTディスプレイ一体型パソコン:5,500円
- 液晶ディスプレイ一体型パソコン:4,400円
リサイクルショップで買い取ってもらう
まだ使えるパソコンディスプレイは、リサイクルショップで買い取ってもらう方法があります。パソコンパーツの販売店や中古ショップでは、パソコンディスプレイを買い取っているところがあるでしょう。可動に問題がなければ買い取ってもらえる可能性はありますが、中古市場で需要が低いパソコンディスプレイは買取不可になりやすい傾向があります。事前に、パソコンディスプレイのメーカー・型番・インチなどをチェックしておくといいでしょう。
フリマアプリやネットオークションを利用する
リサイクルショップで買い取ってもらえなかったり、納得できる値段で売れなかったりする場合は、フリマアプリやネットオークションを利用する方法もあります。フリマアプリやネットオークションは、自分で出品額を決められる点が大きなメリットです。ネットを介して全国から買い手を見つけられるため、高値で落札される可能性もあります。ただし、落札されたら自分でこん包し、落札者へ送る手間がかかるでしょう。
不用品回収業者に依頼する
パソコンディスプレイだけでなく、パソコン本体や周辺機器などをまとめて廃棄したい場合は、不用品回収業者に依頼する方法がおすすめです。不用品回収業者はさまざまなジャンルを扱っているため、大量の不用品をまとめて廃棄できるというメリットがあります。ただし、不用品が多くなるほど回収費用がかかるので、見積書の内容は細部まで確認しましょう。
2.パソコンディスプレイを廃棄する際の注意点
ここでは、パソコンディスプレイを破棄する際の注意点について詳しく説明します。
テレビ用ディスプレイの廃棄方法と異なる
パソコンディスプレイの廃棄方法は、テレビ用ディスプレイと異なるので注意が必要です。テレビ用ディスプレイと同じ方法で廃棄する方がいますが、パソコンディスプレイはPCリサイクル法の対象品目となります。一方、テレビ用ディスプレイは家電リサイクル法の対象品目となり、基本的に処分費用がかかるので注意しましょう。それぞれ異なる法律に基づいて、適切な方法で処分することが大切です。
悪質な不用品回収業者に要注意
不用品回収業者にパソコンディスプレイを回収してもらう場合、悪質な回収業者とのトラブルに注意しましょう。よくあるのが、「回収後に不法投棄されていた」「高額な追加費用を請求された」というトラブルです。悪質な不用品回収業者とのトラブルを防ぐには、業者選びを慎重に行う必要があります。不用品回収業者を選ぶ場合は、以下のポイントに注目してください。
- 不用品回収の実績があるか
- 無料回収の理由が明確になっているか
- 見積書の内容が具体的に記載されているか
- スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
- 無料見積もりや無料相談を受け付けているか
- 回収対象のジャンルが充実しているか
- 口コミや評判がいいか
上記のポイントを踏まえた上で、複数の不用品回収業者を比較することも大切なポイントです。特に、無料回収業者に依頼する場合は、なぜ無料で回収できるのか、無料回収の理由が明確になっているかを確認する必要があります。
3.パソコンダストの簡便な廃棄サービス
ここでは、パソコンダストの廃棄サービスについて詳しく説明します。
無料回収ができる2つの理由
パソコンダストでは、無料回収ができる理由が2つあります。
1つ目は、回収したものを自社でメンテナンス・修理したものを再販しているからです。中古品として需要があるものは、可能な限りリサイクルにまわしています。
そして、2つ目は回収したものを自社施設で30種類以上に選別し、資源として再販しているからです。中古品として需要がないものは極限まで分解し、資源化を図っています。
お客さまは不用品を処分でき、パソコンダストは低コストで商品を仕入れることができるという双方にメリットがあるシステムです。
3つの回収方法
パソコンダストでは、宅配回収・持込回収・出張回収が可能です。店舗が近くにある場合は、直接持ち込むことですぐに回収できます。パソコンやパソコンディスプレイなどの回収対象品目が10台以上あれば、出張回収は無料です。また、自宅にいながらパソコンディスプレイを処分したい方は、宅配回収をおすすめします。ただし、パソコンディスプレイ単品を宅配回収で処分する際は、送料がかかるので注意してください。以下の送料無料対象商品が1点でも含まれていれば、パソコンディスプレイを同こんしても送料無料です。
- デスクトップパソコン(動作不問)
- ノートパソコン(動作不問)
- 液晶テレビ(2012年以降製造の正常可動品&スタンド付属)
- 液晶モニター(22インチ以上の正常可動品&スタンド付属)
- スマホ・タブレット(正常可動品&初期化済み)
- ハイスペックゲーム機(正常可動品)
回収対象品目が豊富
回収対象品目が幅広いのも、パソコンダストの大きな特徴です。パソコン・周辺機器はもちろんのこと、以下の商品も回収対象となります。
- パソコン・周辺機器
- 生活家電
- デジタル・AV機器
- カーオーディオ・カーナビ
- ゲーム機
- 楽器
- スチール家具
- 各種機器
パソコンディスプレイ以外にも処分したいものがあれば、まとめて手放すことができます。
回収までの大まかな流れ
宅配回収を利用する場合の大まかな流れは、以下のとおりです。
- 回収したい製品を自分でこん包する
- 送料無料対象品目が含まれている場合は「着払い伝票」、送料有料商品の場合は「元払い伝票」を使用する
- お届け先欄に宛先を記入する
- 最寄りの運送会社に集荷を依頼する
パソコンダストの場合、発送前後の連絡は不要です。自分の好きなタイミングでパソコンディスプレイが廃棄できます。なお、発送先は下記のとおりです。
- 住所:〒252-0212 神奈川県相模原市中央区宮下3-6-21
- 電話番号:0120-900-989
- 宛先:株式会社アールユーズドネット パソコンダスト宛
4.パソコンディスプレイの廃棄に関してよくある質問
パソコンディスプレイの廃棄に関する質問を5つピックアップしてみました。
Q.パソコンディスプレイの処分費用はいくらぐらいか?
A.廃棄方法によって処分費用は異なります。方法別の廃棄費用を下記にまとめたので、参考にしてください。
- メーカーに回収を依頼する場合:PCリサイクルマークが付いていないものは無償。PCリサイクルマークが付いているものは約3,000円
- 家電量販店に引き取ってもらう:2,000円前後
- 小型家電リサイクルボックスに投かんする:無料
- 不用品回収業者に依頼する:約3,000円~
- パソコン3R推進協会に依頼する:約4,000~5,000円
Q.解体すれば不燃ゴミとして廃棄できるのか?
A.自分でパソコンディスプレイを解体できれば、不燃ゴミとして廃棄できる可能性はあります。ただし、パソコンディスプレイが複雑になっている場合、解体作業でケガをする恐れがあるので注意しましょう。無理に解体するよりも、安心して廃棄できる方法を選択してください。
Q.パソコンディスプレイを高く売るコツは?
A.パソコン本体とセットにして査定を依頼すると、高価買取が期待できるでしょう。パソコンディスプレイ単体よりも、本体と一緒に売却したほうが中古市場の需要が高まるからです。また、事前にパソコンディスプレイをキレイに掃除したり、付属品をそろえたりすることも高く売るためのポイントとなります。
Q.宅配回収を利用する際の注意点は?
A.段ボールサイズに注意しましょう。基本的に、宅配回収を利用する際は、自分でこん包材を用意することになります。たとえば、パソコンダストの場合、段ボールサイズが三辺合計160cm以内、重さは25kg以内です。段ボールサイズをオーバーした場合、送料が自己負担になるので注意してください。
Q.気をつけたほうがいい無料回収業者は?
A.街中をトラックでまわっている無料回収業者は、悪徳業者の可能性が高いので注意が必要です。トラックに不用品を積み込んだ後で、高額な追加費用を請求してくる恐れがあります。無料回収業者を利用する際はなぜ無料で回収できるのか、その理由に注目しましょう。
まとめ
パソコンディスプレイはPCリサイクル法に基づいて処分する必要があるため、自治体収集のゴミとして廃棄できません。パソコンメーカーへ回収を依頼する、家電量販店に引き取ってもらう、不用品回収業者に依頼するなどの廃棄方法があります。なお、パソコンダストでは、送料無料対象商品が1点でも含まれていればパソコンディスプレイも無料で回収可能です。できるだけ費用をかけずに廃棄したい方は、ぜひチェックしてください。