ケーズデンキのパソコン廃棄サービスとは? 各サービスのメリット・デメリット
ケーズデンキでパソコンの廃棄は受け付けているのか、サービスを利用する場合はいくらかかるのかなど、パソコンの廃棄方法やサービスの利用で悩んでいる方は多いでしょう。
廃棄サービスを行っている家電量販店や業者はたくさんありますが、それぞれメリットとデメリットがあります。事前に把握しておけば、最適な方法でパソコンをお得に廃棄できるでしょう。
本記事では、ケーズデンキのパソコン廃棄サービスや各サービスのメリット・デメリットなどを解説します。
この記事を読むことで、廃棄サービスで回収できるパソコンの種類や回収までの期間なども分かります。悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
1.ケーズデンキのパソコン廃棄サービス
まずは、ケーズデンキのパソコン廃棄サービスをチェックしましょう。
店頭引き取りのみ無料回収
ケーズデンキでは、店頭引き取りのみパソコン本体の無料回収が可能です。配送での回収は受け付けていないため、近くのケーズデンキの店舗へ直接持ち込む必要があります。パソコンはPCリサイクル法に基づいてメーカーによる回収とリサイクルが義務付けられており、ケーズデンキは家電リサイクル券の取扱優良店です。なお、ケーズデンキの廃棄サービスを利用する流れは、以下のとおりとなります。
- 近くのケーズデンキ店頭へ廃棄したいパソコンを持ち込む
- 回収承諾書にサインして完了
PCモニターの回収は有料
ケーズデンキはパソコンの無料回収を行っていますが、PCモニターの回収は有料です。パソコン本体と一緒にモニターも廃棄する場合は、別に回収料金を支払う必要があります。なお、パソコン本体以外にも下記の商品は回収料金がかかりません。
- デジタルカメラ
- ビデオカメラ
- ゲーム機
- 携帯音楽プレーヤー
- ポータブルMD・CD
- テープレコーダー
- ICレコーダー
- 電子辞書・電子手帳
- ACアダプター
- タブレット端末
データは自分で消去する
ケーズデンキのパソコン廃棄サービスを利用する場合、パソコン本体のデータを自分で消去する必要があります。ケーズデンキの公式ホームページでも記載されているように、パソコン本体のデータを消去していないものは引き取ってもらえません。つまり、ケーズデンキのパソコン廃棄サービスを利用するには、データを自分で消去する必要があるということです。自分でデータを消去する方法としては、主に以下の方法があります。
消去専用ソフトを利用する
自分でパソコンのデータを消去する方法として、消去専用ソフトを利用する方法があります。パソコン販売店や家電量販店で購入できる消去専用ソフトは、パソコンにダウンロードするだけでデータが消去できるという簡単な方法です。ただし、壊れているパソコンには使用できません。
カナヅチなどでHDDを破壊する
パソコンのデータが記録されているHDDやSSDを、カナヅチやカッターなどで傷をつけて読み取れなくする方法もあります。ただし、破壊時に破片でケガをする恐れもあるので注意が必要です。また、データが読み取れない状態になったかどうか、自分で確認できないというデメリットがあります。
2.パソコンダストのサービス紹介
ここでは、パソコンダストのサービスを紹介します。
中古のパソコンや家電製品を無料回収
パソコンダストでは、中古のパソコンや家電製品の無料回収サービスを行っています。宅配回収は自宅にいながら手軽に廃棄できるため、わざわざ店舗へ赴いたり持ち運んだりする必要はありません。また、送料無料対象商品が1点でも含まれていれば、有料商品をいくつ同こんしても送料は無料となります。なお、送料無料対象商品は以下のとおりです。
- デスクトップパソコン(動作不問)
- ノートパソコン(動作不問)
- 液晶テレビ(2012年以降製造の正常可動品&スタンド付属)
- 液晶モニター(22インチ以上の正常可動品)
- スマホ・タブレット(正常可動品&初期化)
- ハイスペックゲーム機(正常可動品)
上記のほか、有料商品も多数の品目をそろえています。パソコンと一緒にほかの不用品もまとめて回収を行っているので、スピーディーに廃棄できるでしょう。
無料回収ができるリサイクルの仕組み
「無料回収サービスを利用するとトラブルになるのでは?」と不安を感じる方は多いでしょう。実際に、無料回収業者とのトラブルが増えていますが、パソコンダストは無料回収の理由が明確になっているので安心してご利用いただけます。無料回収ができるのは、リサイクルを徹底しているからです。回収したものは自社で修理・メンテナンスをした後に再販し、リユースできないものは30種類ほどのパーツに分けてからリサイクルしています。お客様とパソコンダスト双方に利益のある仕組みを導入しているため、回収後に料金の支払いを求めることはありません。
データ消去サービスも利用可能
パソコンダストでは、パソコンのデータ消去サービスも受け付けています。個人情報を徹底的に消去する論理的ハードディスク消去機と物理的ハードディスク破壊機を使用するため、大切なデータが流出し悪用される心配もありません。また、ノートパソコンでも分解せずに、そのままリセットするだけで完全消去できる磁気データ消去装置も用意しています。自分でパソコンのデータを消去できない方は、ぜひパソコンダストのデータ消去サービスをご利用ください。
3.各サービスのメリット・デメリット
ここでは、ケーズデンキとパソコンダスト、それぞれのメリットとデメリットやサービスの選び方を解説します。
店頭引き取りと宅配回収
前述したように、ケーズデンキは店頭引き取りのみとなっているため、近くの店舗へパソコン本体を持ち込む必要があります。ノートパソコンであれば問題ありませんが、大きめのデスクトップパソコンを運ぶ場合は手間と時間がかかるでしょう。できるだけ手間と時間をかけずにパソコンを廃棄したい方は、自分でこん包するだけで廃棄できるパソコンダストの宅配回収がおすすめです。なお、パソコンダストでは持込回収と出張回収(10台以上)も利用できます。
パソコン周辺機器の回収費用
ケーズデンキとパソコンダストでは、パソコン周辺機器の回収費用という点にも違いがあります。ケーズデンキで無料回収を行っているのはパソコン本体のみです。PCモニターは有料回収となりますが、パソコンダストの場合はパソコン本体が含まれていれば送料・回収無料で廃棄できます。パソコン周辺機器はもちろんのこと、HDD・パソコンパーツ・ワープロ(液晶タイプ)なども回収対象商品です。
データ消去サービスの有無
パソコンを廃棄する前にデータを完全消去する必要があります。データを消去せずにパソコンを廃棄すると、大切なデータが外部へ流出し悪用される恐れがあるので注意が必要です。ケーズデンキでは自分でデータを消去する必要がありますが、パソコンダストの場合はデータ消去サービスを行っているので自分でデータを消去する必要はありません。自分でデータを消去するのが不安な方は、ぜひパソコンダストの廃棄サービスをご利用ください。
4.パソコン廃棄サービスの選び方と注意点
ここでは、パソコン廃棄サービスの選び方と注意点を解説します。
どのような方法で廃棄するのか
パソコン廃棄サービスを利用する際は、どのような方法で廃棄するのかを確認してください。悪徳業者は廃棄方法を具体的に提示していない傾向があります。どのような方法で廃棄するのかを説明せず、回収したものを不法投棄したり、不適切な方法で廃棄したりしている可能性が高いといえるでしょう。どのような手順で回収したものを廃棄しているのか、ホームページやスタッフに尋ねて確認してください。
回収品目の種類が豊富か
パソコン以外にもどのようなものを回収しているのか、どのようなものが無料回収品目になるのかなど、パソコン廃棄サービスを利用する際にチェックしておきたいポイントです。パソコン廃棄サービスを行っている業者の中には、回収品目が限られていたり、ほとんど有料対象商品になっていたりするところがあります。パソコン本体だけでなく、さまざまな種類の不用品を廃棄したい方はほかにどのようなものが回収対象になっているかを確認してください。できるだけ回収品目の種類が豊富な業者を選びましょう。
スタッフの対応にも注意する
パソコン廃棄サービスを選ぶ際は、スタッフの対応にも注目してください。多くの悪徳業者はスタッフの対応が悪く、メールの返信も遅い傾向があります。スタッフの対応が悪い業者は悪徳業者の可能性が高いので注意が必要です。また、実際にパソコン廃棄サービスを利用した人の口コミや評判も確認するといいでしょう。ネット上で悪い口コミが記載されている業者には依頼しないようにしてください。
複数のパソコン廃棄サービスを比較する
複数のパソコン廃棄サービスを比較することも、選び方で押さえておきたい大切なポイントです。たとえ、友人や知人から紹介されたサービスだとしても、自分の目で確認する必要があります。どのようなサービスを行っているのか、どのような回収方法が利用できるのか、即日対応できるのかなど、気になる要素は自分でしっかりとチェックしてください。分からないことや疑問点があれば、サービスを利用する前に確認することが大切です。
5.パソコン廃棄サービスに関してよくある質問
パソコン廃棄サービスに関する質問を5つピックアップしてみました。
Q.事業系パソコンも廃棄してもらえるのか?
A.オフィスなど事業目的で使用したパソコンは、基本的に産業廃棄物扱いとなります。産業廃棄物は自治体収集で捨てることができません。産業廃棄物収集運搬許可を取得している業者へ依頼するか、一般社団法人パソコン3R推進協会のホームページから回収の申し込みをしてください。なお、事業系パソコンを廃棄する際も、自分でパソコンのデータを消去する必要があります。
Q.回収できるパソコンの種類は?
A.PCリサイクル法で回収されるのは、以下の機器となります。
- デスクトップパソコン本体
- ノートブックパソコン
- CRTディスプレー
- 液晶ディスプレー
- CRTディスプレー一体型パソコン
- 液晶ディスプレー一体型パソコン
プリンター・スキャナー・ワープロなどのパソコン周辺機器は対象外となります。ただし、購入時に付属されていたマウス・キーボード・スピーカー・ケーブルなどは回収対象です。
Q.回収までどのくらいかかるのか?
A.各サービスや回収方法によって異なります。ケーズデンキの店舗引き取りやパソコンダストの持込回収であれば、自分の好きなタイミングですぐに回収してもらうことができるでしょう。宅配回収の場合は品物が指定された住所へ届くまで時間はかかりますが、自分でこん包して送るだけなので簡単です。すぐに回収してほしい方は、即日対応が可能な業者に依頼するといいでしょう。念のため、事前に回収までどのくらいかかるのかを確認しておくと安心です。
Q.パソコン廃棄サービスを利用する際に必要な書類は?
A.家電量販店や業者によっては、運転免許証や保険証など身元が確認できる書類を用意する必要があります。ケーズデンキやパソコンダストの場合は、身分証明書を提示する必要はないのでスピーディーに廃棄できるでしょう。パソコン廃棄サービスを利用する際は、どのような書類が必要になるのかを事前に確認してください。
Q.悪質なサービスを行う業者の特徴は?
A.無料回収の理由が明確になっていなかったり、「無料回収できるのは今だけ」など謳(うた)い文句で圧力を与えたりする特徴があります。少しでも不信感を覚えた業者には、依頼しないほうがいいでしょう。
まとめ
いかがでしたか? ケーズデンキのパソコン廃棄サービスは、店頭引き取りのみとなります。パソコンは無料で回収できますが、事業系パソコンは回収していない、データ消去は自分で行う必要があるなどデメリットもあるので注意が必要です。なお、自宅にいながらパソコンを楽に廃棄したい方は、パソコンダストの宅配無料回収サービスにご依頼ください。パソコンダストでは、データ消去サービスも行っています。自分でデータが消去できない方も、ぜひ一度パソコンダストへご相談ください。