ソニーのパソコンを安全かつ効率的に廃棄する方法とポイントを紹介!
「ソニーのパソコンはどのように廃棄すればいいのか」「安全かつ効率的に処分する方法はあるのか」など、ソニー製パソコンの廃棄で悩んでいる方は多いでしょう。
ソニー製のパソコンを廃棄する際は、PCリサイクル法に従う必要があります。自治体収集で廃棄することはできないので注意が必要です。
本記事では、ソニー製パソコンの正しい廃棄方法やポイントなどを詳しく説明します。
この記事を読むことで、パソコンのデータを消去する方法や無料回収サービスの特徴も分かります。悩んでいる方はぜひチェックしてください。
1.ソニー製パソコンの正しい廃棄方法
まずは、ソニー製パソコンの正しい廃棄方法を解説します。
資源有効利用促進法に基づいて処分する
ソニーでは、資源有効利用促進法に基づいてソニー製の使用済みパソコン回収・再資源化活動を行っています。使用済みとなったデスクトップパソコン本体、ノートパソコン、CRT(ブラウン管)ディスプレー、液晶ディスプレーが回収の対象機器です。申し込みはソニーのホームページからではなく、一般社団法人パソコン3R推進協会内パソコンリサイクル受付センターで回収の申し込みを受け付けています。回収までの大まかな流れは、下記を参考にしてください。
- 一般社団法人パソコン3R推進協会内パソコンリサイクル受付センターに回収を申し込む
- PCリサイクルマークがないパソコンの場合、郵送される料金支払用紙で回収再資源化料金を支払う
- エコゆうパック伝票を受け取り、自分でパソコンをこん包する
- 郵便局へ戸口集荷を依頼するか、直接窓口に持ち込む
PCリサイクルマークが付いているパソコンは無償回収となりますが、PCリサイクルマークがないパソコンは回収再資源化料金が1台あたり3,300~4,400円かかります。申し込みを依頼する前に、PCリサイクルマークの有無をチェックしましょう。
下取りサービスを利用する
買い換えを検討している方は、ソニーの下取りサービスを利用する方法もあります。下取り対象商品はパソコン以外にもデジタルカメラ、スマートフォン、デジタルレコーダー、プロジェクター、オーディオ、ポータブルオーディオプレイヤー、ヘッドホンなど多種多様です。なお、パソコンの下取りサービスはオンラインのみとなっています。オンライン買取サービスの利用はMy Sony IDの登録が必要になるため、詳細はソニーの公式ホームページをチェックしてください。下取りサービスが利用できれば、新しいソニー製品がお得に購入できるので一石二鳥です。
自治体と連携した無料回収サービスを利用する
自治体の中には、環境省が認定した事業者「リネットジャパン 」と連携したパソコンの無料回収サービスを行っているところがあります。壊れて動かない古いパソコンでも無料回収が可能です。リネットジャパンのホームページから事前に申し込みを済ませ、段ボールへこん包し宅配業者に依頼するだけで簡単に処分できます。国の認定工場で安全にリサイクルされるという点がメリットですが、パソコン内のデータは自分で消去する必要があるので注意が必要です。
小型家電リサイクル法に基づいて処分する
小型家電リサイクル法に基づいて、パソコンのリサイクル回収を行っている自治体があります。デスクトップパソコン本体は対象外になるケースがほとんどですが、ノートパソコンが小型家電リサイクル法の対象機器になっている自治体もあるのでチェックしてみてください。小型家電リサイクル法の対象になっている場合、公共施設などに設置されている小型家電回収ボックスへ投かんするだけで簡単に処分できます。
リサイクルショップや買取専門業者に依頼する
買い換えの予定がなく、まだ正常に稼働するソニー製のパソコンであれば、リサイクルショップや買取専門業者に査定を依頼するのも方法の1つです。発売されたばかりの新商品や個人・法人向けの高品質なノートパソコンで有名な「VAIO」シリーズは、高値で売れる可能性があります。発売時期から5年以上が経過しているパソコンは買取不可になる可能性がありますが、売れるものは売ったほうがお得です。まずは、パソコンの動作状況を確認してから買取業者に無料査定を依頼してみてください。
不用品回収業者に依頼する
パソコン以外にも処分したい不用品があり、すぐに廃棄したい方は不用品回収業者に依頼する方法もあります。即日対応が可能な不用品回収業者に依頼することで、よりスピーディーに廃棄できるでしょう。自治体収集で廃棄できないものも回収しているため、不用品をまとめて処分できるのも不用品回収業者に依頼する大きなメリットです。また、不用品回収業者の中には無料回収サービスを行っているところもあります。後ほど【3.パソコンダストの無料回収サービスを紹介】で詳しく紹介しているので、ぜひチェックしてください。
2.パソコンのデータを消去する方法と必要性
ここでは、パソコンのデータを消去する方法と必要性を解説します。
大切なデータの流出を防ぐため
パソコンを廃棄する前に必ず行ってほしいのが、パソコン内のデータを完全消去することです。「なぜパソコンのデータを消去する必要があるのか?」と疑問を感じる方は多いと思いますが、パソコンには住所や電話番号、書類、写真、クレジットカード情報などさまざまなデータが記録されています。これらのデータを完全消去せずにパソコンを処分すると、大切なデータが外部へ流出し悪用される恐れがあるからです。大切なデータを守るためにも、パソコンを廃棄する前にデータを完全消去する必要があります。
パソコンのデータを完全消去する方法
では、パソコンのデータはどのようにして完全消去できるのでしょうか。主な方法としては、論理的消去法と物理的破壊の2つがあります。それぞれの特徴について詳しく説明しましょう。
論理的消去法
消去専用ソフトを用いてパソコンのデータを完全消去する方法です。ソフトをパソコンにダウンロードするだけで簡単にデータが削除できます。ただし、壊れているパソコンには使えません。ソフトが読み込めるパソコンの場合は、消去専用ソフトを利用してパソコン内のデータを削除するのがおすすめです。なお、消去専用ソフトはパソコン販売店や家電量販店で購入できます。
物理的破壊
データが記録されているHDD(ハードディスク)を、カッターやカナヅチなどで破壊する方法です。HDDやSSDなどを物理的に破壊することで、データを読み取れない状態にします。壊れているパソコンのデータでも完全消去できますが、完全に読み取れない状態になったかどうかは確認できません。自分でデータを消去するのが不安な方は、データ消去サービスを行っている業者に依頼するのがおすすめです。
データの移行も忘れずに
パソコンのデータを完全消去する前に、データの移行を済ませておく必要があります。データを完全消去するともとに戻れなくなるため、忘れずにデータをほかの場所へ移しておきましょう。なお、データの主な移行方法はデータ移行ソフト、クラウドストレージ、外付けHDDなどの記憶媒体、LANケーブルのしようがあります。
3.パソコンダストの無料回収サービスを紹介
ここでは、パソコンダストの無料回収サービスを紹介します。
パソコンの宅配無料回収サービス
パソコンダストでは、パソコンを中心とした不用品回収の宅配無料サービスを行っています。送料無料対象商品が1点でも含まれていれば、有料商品をいくつ同こんしても送料・回収が無料です。自宅にいながらパソコンが廃棄できるため、手間と時間はかかりません。なお、宅配回収の送料無料対象商品は以下のとおりです。
- デスクトップパソコン(動作不問)
- ノートパソコン(動作不問)
- 液晶テレビ(2012年以降に製造された正常可動品&スタンド付属)
- 液晶モニター(22インチ以上の正常可動品)
- スマホ・タブレット(正常可動品&初期化)
- ハイスペックゲーム機(正常可動品)
基本的に、パソコンは自作でも古くても動かなくても回収可能です。ラックマウント含め、サーバーも無料回収の対象となっています。ソニー製のパソコンはもちろんのこと、プリンターやスキャナーなどの周辺機器やパーツ部品も無料で引き取っているので、ぜひチェックしてください。
無料サービスの理由
宅配無料回収サービスを行っている業者の中には、回収後に不当な料金を請求する悪徳業者が存在しています。パソコンダストは無料サービスができる明確な理由があるため、後で送料や回収費用を請求することはありません。パソコンダストでは、回収したパソコン類を自社で修理・メンテナンスを行った後に再販しています。再販できないものは自社施設で30種類以上にパーツを選別し、資源として再販することで利益を得ているのです。低コストで商品を仕入れることができるからこそ、お客様は無料で不用品が処分できます。
安心のデータ消去サービスも
パソコンダストでは、安心・納得のデータ消去サービスも行っています。論理的消去法と物理的破壊を組み合わせているので、情報漏えいを確実に防ぐことが可能です。論理的消去法ではアメリカの安全保障局が推奨している論理的ハードディスク消去機を利用し、物理的ハードディスク破壊機は約3トンの油圧によって4本のピンで加圧処理します。自分でパソコンのデータを消去するのが不安な方は、ぜひ一度パソコンダストへご相談ください。
4.ソニー製パソコンの廃棄に関してよくある質問
ソニー製パソコンの廃棄に関する質問を5つピックアップしてみました。
Q.リサイクル回収の対象にならないものは?
A.PCリサイクル法の回収対象にならないものは、以下のとおりです。
- プリンター
- スキャナー
- そのほかの周辺機器
- 他社製品のモニター
- マニュアル・取扱説明書
- CD-ROM
- 保証書
- フロッピーディスク等
- そのほかのキーボードとマウスを除く添付品
基本的に、パソコンの周辺機器はPCリサイクル法の対象外となります。自治体収集のルールや処分方法に従って廃棄してください。まとめて処分したい方は不用品回収業者に依頼するのも選択肢の1つです。
Q.自分でこん包する際の注意点は?
A.不用品回収業者や無料回収サービスによって、段ボールのサイズが決まっています。たとえば、パソコンダストの場合は3辺合計160cm以内、重さは25kg以内という決まりがあるので注意が必要です。サイズがオーバーする場合、送料を負担することになります。事前にホームページ等で段ボールなどのこん包サイズを確認しておきましょう。
Q.初期化でデータは消去できるのか?
A.パソコンの初期化だけでデータは完全消去できません。初期化は工場出荷前の状態に戻すだけですので、データはまだ残っている状態です。初期化だけでパソコンを処分すると、大切なデータが流出する恐れがあります。そのようなことを防ぐためにも、しっかりとデータを完全消去してから初期化しましょう。
Q.ソニー製パソコンを高く売るコツは?
A.できるだけ購入時の状態に戻すことが大切なポイントです。たとえば、取扱説明書など購入時に付いてきた付属品をすべてそろえたり、ホコリをキレイに取り除いたりするといいでしょう。また、ソニー製のパソコンであることを保証できる証明書も買取額アップにつながります。
Q.不正を働く悪徳業者の特徴は?
A.「安く回収できるのは今だけ」「無料回収サービスは今のうち」など、謳(うた)い文句で誘う回収業者には注意したほうがいいでしょう。また、無料回収の理由が明確になっていない業者も悪徳業者の可能性があるので注意してください。無料回収の理由が不明確な業者は、回収後に料金を請求する可能性があります。
まとめ
ソニーのパソコンを廃棄する際は、PCリサイクル法に基づく必要があります。デスクトップパソコン本体やノートパソコンは、リサイクル回収が基本です。ソニー製のパソコンを廃棄する方法としては、一般社団法人パソコン3R推進協会のホームページから回収を依頼する方法があります。また、無料回収サービスを利用するのも選択肢の1つです。パソコンダストでは壊れている古いパソコンでも無料回収を受け付けています。パソコンのデータ消去サービスも行っているので、ぜひ一度お問い合わせください。