掃除機の処分はどうしたらいい? あなたに合う処分方法を紹介
要らなくなった掃除機の処分について、自治体で捨てていいのか迷っている方もいることでしょう。間違った方法で処分してしまうと回収されず、不法投棄とみなされる恐れがあるので注意しなければなりません。また、まだ使える掃除機の場合は買い取ってもらえる可能性もあります。
そこで、掃除機の処分について解説していきますので、自分に合う処分方法を見つけてください。
この記事を読むことで、掃除機の処分方法や注意点が分かります。ぜひ参考にしてみてください。
1.掃除機を処分する目安は?
ここでは、掃除機を処分する目安について解説します。
1-1.部品保有期間が6年
掃除機の部品は、製造終了から6年は保有する決まりがあります。ですから、6年以内であれば部品交換が可能ですが、それ以降になるとメーカーが部品を作らなくなってしまうため、修理が難しくなるのが現状です。よって、掃除機を6年以上使用している方は、修理を依頼するよりも新しく買い換えたほうがいいでしょう。
1-2.掃除機の平均寿命は約6~8年
使用頻度にもよりますが、掃除機の平均寿命は約6~8年といわれています。壊れて修理が必要になったときは、部品もない可能性がありますし、新しい掃除機を購入したほうがいいでしょう。たとえ、修理ができたとしてもすぐに壊れてしまう可能性があります。
1-3.種類ごとの掃除機の寿命
使用頻度だけでなく、掃除機の種類によっても寿命に違いが出てきます。ここでは、種類ごとの掃除機の寿命を説明しましょう。
1-3-1.コード有りの掃除機
掃除機には紙パック式掃除機・サイクロン式掃除機・カプセル式掃除機があり、それぞれ仕様と寿命が異なります。主な寿命は以下のとおりです。
- 紙パック式掃除機:15年
- サイクロン式掃除機:6~8年
- カプセル式掃除機:10年
1-3-2.コードレスの掃除機
コードレスタイプにも紙パック式やサイクロン式などありますが、基本的に内蔵されているバッテリーに寿命が左右されます。メーカーや使用頻度によって異なりますが、バッテリーの寿命は5年程度です。
1-3-3.ロボット掃除機
人気のロボット掃除機にもバッテリーが内蔵されています。コードレス掃除機と同じくバッテリーの寿命に左右されるでしょう。こちらも個体差はありますが、寿命は2年前後です。修理部品がなくなるまではバッテリー交換で対応できますが、修理部品がそろわない場合は買い換えを検討したほうがいいでしょう。
2.掃除機は何ゴミに該当する?
掃除機を自治体でゴミとして処分する場合、不燃ゴミ・粗大ゴミ・資源ゴミに大別できます。
2-1.不燃ゴミとして処分する
不燃ゴミとして処分する場合は、それぞれの自治体で異なりますが、だいたい30cm以内のものが当てはまるでしょう。指定の不燃用ゴミ袋に入れるサイズなら、回収してもらうことができます。袋に入らない場合は分解して細かくするのも可能ですが、掃除機の場合は分解が困難なのでおすすめしません。
2-2.粗大ゴミとして処分する
不燃ゴミに出せない大きさの場合は、粗大ゴミで処分しましょう。自治体によって処分の仕方は異なりますが、一般的な処分方法を説明します。
- 自治体のサイトか電話で事前申し込みをする
- 粗大ゴミ処理券を自治体指定の店で購入し貼り付ける
- 指定された場所に指定日時まで持ち運ぶ
2-3.資源ゴミとして処分する
自治体によっては、掃除機が資源ゴミ扱いになっている場合もあります。指定日にそのまま指定場所に置いておくと回収される仕組みです。ほとんどの場合、ゴミ専用袋も貼り付けるシールもないため、簡単に処分できます。自治体によって処分方法が異なるため、ホームページ等で確認してください。
3.掃除機を処分する際にかかる費用
ここでは、掃除機を処分する際にかかる費用を説明します。
3-1.自治体での処分する場合
自治体で処分する場合、不燃ゴミなら袋代だけで済みます。粗大ゴミになると、数百円の処理手数料が必要です。資源ゴミの場合は、無料になることが多いでしょう。お住まいの自治体で異なるため、ホームページ等でしっかりと確認してください。
3-2.不用品回収業者の場合
不用品回収業者を利用する場合、サービス内容によって費用は変わります。掃除機だけの処分なのか、掃除機以外の不用品も回収してもらうのかだけでも違ってくるので注意が必要です。また、自治体等のゴミ回収と違い、積み放題プランなどを用意している回収業者もあるので大量の不用品を処分する際はお得に回収してもらうことができます。なお、宅配回収をしている場合は、送料のみの負担で処分できるところもあるでしょう。不用品回収業者の利用をする際は、必ずホームページでサービス内容と費用を確認してください。
3-3.家電量販店の場合
家電量販店で新しい掃除機を購入する場合、古い掃除機を無料で回収してくれるサービスもあります。条件を満たすことで処分費用を支払うことなく掃除機の廃棄処分が可能です。中には、下取りサービスを行っているところもあるので、近くの家電量販店に問い合わせてみてください。
3-4.処分費用をかけたくないから買取がおすすめ
できるだけ、処分費用をかけたくない方は買取に出す方法がおすすめです。まだ正常に使うことができる掃除機の場合、購入してから5年以内であれば、買い取ってもらえる場合があります。買取業者によって買取額が異なるので、いくつかの買取業者に査定を依頼してみるといいでしょう。なお、不用品回収業者の中には、不用品の回収だけでなく買取サービスを行っているところもあります。
4.掃除機の処分方法
ここでは、掃除機を自治体以外で処分する方法について解説します。
4-1.リサイクルショップを利用する
掃除機は生活家電の1つですので中古市場で需要があり、リサイクルショップで買い取ってくれる可能性があります。買い取ってもらいやすいのは、人気機種・メーカーや5年以内の掃除機です。たとえば、ダイソンロボットクリーナーやルンバなどの人気機種は、高額で買い取ってもらえる可能性があります。なお、査定額アップにつながるポイントは以下のとおりです。
- 内部や吸い取り口をきれいに掃除する
- 説明書や付属品を一式そろえる
- 引っ越しの多い3月や大掃除時期の12月を狙う
基本的に、買取可能な掃除機は壊れていないことが前提です。一部でも壊れていたり、不具合が出ていたりする場合は買い取ってもらえません。また、買取業者によっては、説明書といった付属品がない場合、買取不可になるケースもあります。
4-2.ネットオークションやフリマアプリを活用する
自分で売りたい場合は、ネットオークションやフリマアプリを利用するといいでしょう。買取業者に買い取ってもらえなかった掃除機でも落札される可能性はあります。ただし、こん包をしたり、配送料は自己負担だったりと手間はかかりがちです。落札価格によりますが、かえってマイナスになることもあるので注意しましょう。
4-3.家電量販店に回収してもらう
購入予定がなくても、家電量販店の中には家電の回収サービスを行っているところがあります。数は限られていますが、家電量販店の回収サービスを利用するのも選択肢の1つです。ただし、店頭持ち込みだけだったり、回収費用がかかったりするケースもあります。
4-4.不用品回収業者に依頼する
掃除機をすぐに処分したい・ほかにも処分したい不用品がある方は、不用品回収業者に依頼するといいでしょう。不用品をまとめて処分でき、手間と時間がかからない点が大きなメリットです。また、不用品回収業者の中には、買取サービスを行っているところもあります。たとえ、買取不可になったとしても、そのまま回収してもらえるでしょう。わざわざ、ほかの業者を探す手間が省けるのでスピーディーに処分できます。ただし、不用品の量が多いほど処分費用が高くなってしまうため、見積書の内容を必ず確認してから正式に依頼してください。
5.掃除機の処分をするならパソコンダスト
パソコンダストは、パソコン・不用品を回収している神奈川県相模原市の不用品回収業者です。電化製品を中心に、リユース目的で不用品回収を行っています。不要になった掃除機も回収が可能です。
5-1.送料だけで不用品回収
宅配回収の場合は、掃除機をパソコンダストに送るだけで処分が可能です。料金はこん包代と送料のみで、いわゆる処分料金は一切かかりません。追加費用も発生することはないのでご安心ください。なお、掃除機以外にパソコンダストが指定する送料無料品目を同こんすると送料が無料になります。送料無料品目については、パソコンダストのホームページまたは直接電話(0120-200-989:平日10時~15時)でお問い合わせください。
5-2.直接持ち込みも対応
パソコンダストに直接掃除機を持ち込むことも可能です。事前連絡なしで対応でき、もちろん処分費用はかかりません。平日10~15時まで受け付けています。こん包の必要もありませんし、壊れていても回収可能です。詳しくはホームページをご覧ください。
6.掃除機の処分に関してよくある質問
掃除機の処分に関してよくある質問を5つピックアップしました。
Q.ネットオークションで掃除機を売却する際のメリットとデメリットは?
A.ネットオークションで掃除機を売却するメリットとデメリットは以下のとおりです。
メリット
- 365日24時間いつでも掃除機を出品できる
- 全国から買い手を見つけられる
- 顔を合わせる必要がない
- 買取業者で買取不可になったものも売れる可能性がある
デメリット
- 入金トラブルなど金銭に関する問題が生じやすい
- こん包の手間がかかる
- すぐに落札されるとは限らない
トラブルを未然に防ぐためにも、掃除機を出品する場合は、さまざまな角度で撮った写真と商品説明を必ず入れましょう。そして、発送方法と決済方法もきちんと掲載してください。また、事前に相手の評価欄などをチェックするなどの対策が必要です。
Q.優れた不用品回収業者の見分け方は?
A.見分け方は以下のとおりです。
- 回収実績があるか
- 無料見積もりや無料相談を受け付けているか
- スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
- 回収方法が選択できるか
- 実店舗の住所がホームページに明記されているか
- サービス内容が充実しているか
- 古物商許可などの資格を所有しているか
また、無料回収業者を利用する際は、なぜ無料で回収できるのか確認が必要です。無料回収の理由がきちんとホームページ等に記載されている業者なら安心して依頼できるでしょう。なお、パソコンダストでは回収したものを自社でメンテナンス・再販しています。再販できないものは部品に分解して販売しているため、回収コストがかかりません。
Q.訪問業者に依頼しても大丈夫か?
A.「不用品はありますか?」など、アポなしで突然訪問する業者は悪徳業者の可能性があるので注意してください。このような不用品回収業者は、無料と偽り、後で高額請求してくる可能性があります。このようなセールスは、きちんと断ることが大切です。
Q.バッテリー付きの掃除機はどう処分すべきか?
A.バッテリー付きの掃除機を粗大ゴミとして処分する場合は、本体とバッテリーを分別しなければなりません。バッテリーはリサイクルに出す必要があるからです。なお、取扱説明書を確認してからバッテリーを取り外してください。自治体によってバッテリーの処分方法が異なるため、必ず確認してから正しく処分しましょう。
Q.掃除機は家電リサイクル料金がかかるのか?
A.掃除機は家電リサイクルの対象品目ではないのでリサイクル料金はかかりません。前述したように、自治体では不燃ゴミ・粗大ゴミとして処分が可能です。
まとめ
いかがでしたか? 主な掃除機の処分方法は、自治体回収・不用品回収業者・家電量販店などがあります。自治体では、不燃ゴミや粗大ゴミとして処分できますが、掃除機以外にも捨てたい不用品があるならまとめて処分できる不用品回収業者を利用したほうがいいでしょう。なお、不用品回収業者の中には、無料回収を行っているところもあるので、ぜひチェックしてみてください。