電話機の選び方が知りたい! トレンドやポイント、処分方法なども
「どんな電話機を選べばいいのか分からない」「電話機の選び方のポイントは?」など、電話機の選び方について悩んでいる方は多いでしょう。さまざまなタイプがありますが、まずは、自分が何を目的に使うのか把握することが大切です。たくさんの種類や機能があるからこそ、用途に合った種類を選ぶ必要があります。
本記事では、電話機の選び方で押さえておきたいポイントを解説しましょう。
この記事を読むことで、自分に合った電話機を選ぶことができます。また、古い電話機の処分方法も解説するので、ぜひチェックしてください。
1.電話機のトレンドをチェック!
まずは、今どんな電話機が流行っているのか、トレンドをチェックしておきましょう。
1-1.迷惑電話対策機能が充実している
最近の電話機は、社会問題を反映している機能がついているのが特徴です。たとえば、近年、被害が増えている振り込め詐欺への対策として、電話機には対策機能が備えられています。通話を録音する旨を相手に自動音声で通知したり、電話の最中にチャイム音を鳴らして電話を切るタイミングを作ったりする機能などさまざまです。特に、狙われやすいお年寄りにとっては、安心できる機能と言えるでしょう。
1-2.通話がクリアで届きやすい技術
相手の声が聞き取りにくいと、スムーズな電話ができませんよね。そんなイライラを解決してくれる、通話がクリアで届きやすい技術が採用されている電話機もトレンドの1つです。たとえば、最近は、通信に1.9GHz帯の電波を使用するDECT準拠方式を採用している電話機が増えてきました。この技術は、通話にノイズが入りにくい点がメリットです。また、ドアホンやセキュリティセンサーと連携する機能がついている電話機もあります。
1-3.外出先でも電話を受けることができる
自宅の番号をそのままスマホで使用できる電話機が登場しています。スマホが電話機の子機として使える画期的なモデルと言えるでしょう。自宅の電話は家の中だけしか使えないイメージがありましたが、外出先でも自宅にかかってきた電話を転送して受けることができるのです。出かけることが多い人にとっては、大切な電話を外出先でも気軽に受け取れるので、かけ直すこともありません。
2.電話機の選び方のポイント
電話機を選ぶ際のポイントは、FAX機能・スマホ連動機能・DECT方式・セキュリティ機能の4点です。それぞれ詳しく説明しましょう。
2-1.FAX機能は必要?
電話機を大まかに分けると、FAX機能がついているものとついていないものがあります。FAXを使う機会が多い人はついているタイプにすべきですが、必要ないのであれば通話に機能をしぼったシンプルな電話機を選びましょう。FAX機能つきのモデルに比べると、通話だけの機能は価格が安く、設置スペースも小さく済むメリットがあります。FAX機能つきのモデルがほしい場合は、さらに、どんな機能がついているのか確認してください。中には、受信したFAXの内容をディスプレイで確認することで、必要なものだけを選ぶことができるものがあります。
2-2.スマホ連動機能をチェック!
誰もが持っているスマホだからこそ、電話機と連動できるかどうかチェックしてください。前述したように、スマホと連動させて、自宅にかかってきた電話を外で受けることができる機能が充実しています。専用アプリをスマホにインストールするだけで、子機として使えるので便利です。また、スマホから固定回線を使って発信できるため、通話料の節約にもつながるでしょう。毎日スマホを使う方や、外出が多い方はスマホ連動機能つきの電話機をおすすめします。
2-3.チェックしておきたいDECT方式
クリアに声が聞こえる・届けられる状態で通話したい方は、DECT方式に注目してください。1.9GHz帯を使用しているDECT方式は、音質がクリアなため、長時間の通話でも聞き取りやすくなります。聴力の衰えが気になる中高年や高齢者にとっては最適な電話機と言えるでしょう。
2-4.セキュリティ機能も忘れずに
電話機を選ぶ際で気をつけておきたいのが、セキュリティ機能です。近頃、電話機メーカー各社はセキュリティ対策に力を入れています。たとえば、電話に出る前に相手を確認できる機能や、女性の声を男性のような低い声に変えて応対できるボイスチェンジ機能など多種多様です。セキュリティ面を強化したい方は、セキュリティ機能にも目を向けてみてはいかがでしょうか。
3.おすすめの電話機10選
ここでは、おすすめの電話機を10選紹介していきたいと思います。
3-1.パナソニック「デジタルコードレス普通紙ファックス KX-PD915DL」
パナソニックの中でも人気のFAXつき電話機で、スマホ連動や迷惑電話防止など便利な機能が充実しているのが特徴です。スマホと連動することで自宅の電話を外出先でも受け取ることができ、受信したFAXは無線LANやメールでスマホに転送できるようになっています。SDカードにも対応しているため、留守録音や電話帳も保存可能です。
参考価格:約3万円~
3-2.パナソニック「デジタルコードレス電話機 VE-GD56DL」
こちらはFAX機能がついていないシンプルな電話機で、着信を光で知らせてくれる「着信お知らせLED」が子機に搭載されています。周囲がガヤガヤしていても、光で着信が分かるようになっており、不在着信や留守録音時にもゆっくり点滅して知らせてくれるのです。また、電話帳に登録している相手の名前を読み上げてくれたり、チャイム音で電話を切るタイミングが作れたりする機能も充実しています。
参考価格:約14,000円~
3-3.パナソニック「デジタルコードレス電話機 VE-GDS02DL」
省スペースに電話機を置きたい方におすすめなのが、このモデルです。充電器と子機だけのシンプルなコードレス電話機となっているため、場所を取らずに設置でき、ワンルームの方でも利用しやすくなっています。コンパクトであっても、通話拒否・着信拒否などの迷惑電話防止機能や、電話に出る前に相手が確認できる機能などもついているので安心です。
参考価格:約5,000円~
3-4.シャープ「デジタルコードレス電話機 JD-G56CL」
さまざまな機能がついているのが特徴的なシャープのコードレス電話機です。たとえば、迷惑電話や不審な電話に素早く対応する機能や、通話・着信中にお断りメッセージを流すことができる機能など、迷惑電話に対応できる機能が充実しています。変な電話を取るのが嫌・フリーダイヤルや非通知からの電話が怖いという方におすすめです。
参考価格:約1万円~
3-5.パイオニア「デジタルコードレス電話機 TF-FD35」
パイオニアのTF-FD35は、横置きデザインが特徴的です。待ち受け時には、時計やカレンダーとしても使用できるため、インテリア感覚で使えるでしょう。また、モーニングコール機能や、停電時にも発着信できる簡易停電通話にも対応しているため、1人暮らしの方にもおすすめです。基本的に、受話器は無接点式になっているので、左右どちらの向きに置いても充電できます。
参考価格:約13,000円~
3-6.パイオニア「デジタルコードレス留守番電話機 TF-FA75」
スタイリッシュなデザインが特徴的なので、インテリア性を重視する方におすすめです。1.9GHzのDECT準拠方式に対応していることもあり、ノイズが少なく、クリアな音質で通話ができます。ほかにも、自動警告・注意喚起・自動録音による迷惑電話対策や、受話音量がハッキリとした大きな音へ変わるボタンも搭載しているのです。
参考価格:約16,000円~
3-7.シャープ「デジタルコードレス電話機 JD-XG1CL」
メタリックカラーが特徴的で、オシャレでインテリア性に優れたデザインが人気となっています。電話線接続ボックスがついているので、親機と電話線を接続する必要がありません。電源さえ確保できれば、自由に好きな場所に置くことができます。迷惑電話拒否機能も搭載されており、安心して使うことができるでしょう。
参考価格:約13,000円~
3-8.パナソニック「デジタルコードレス普通紙ファックス KX-PD315DL」
子機にお知らせ着信が搭載されたパナソニックのFAX機能つき電話機です。ナンバーディスプレイの契約をしていなくても、30件まで電話やFAXの着信を記録することができます。電話帳のリスト表示や漢字表示もできるので見やすく、使い勝手がいいタイプと言えるでしょう。
参考価格:約15,000円~
3-9.パイオニア「デジタルコードレス電話機 TF-SA36」
この電話機は、勧誘電話を徹底的に防いでくれる「知り合い専用」機能を搭載している点が特徴的です。そのため、ボタンを押すだけで簡単に電話帳に登録した相手の着信だけを受け取ることができます。未登録番号からの電話は着信音が鳴らない仕組みとなっているので、オレオレ詐欺に遭う心配もありません。
参考価格:約9,000円〜
3-10.パイオニア「留守番電話機 TF-V75」
とてもシンプルなデザインの電話機で、多機能な留守番機能を搭載しているのが特徴的です。たとえば、着信相手を確認してから電話に出られたり、ガードボタンを押すとメッセージが流れ自動的に電話が切れたりするなど、出たくない相手のときに便利でしょう。
参考価格:約4,000円~
4.不要になった電話機を処分する方法
買い替えで不要になった電話機は、どのように処分すればいいのでしょうか。主な処分方法について解説します。
4-1.自治体回収で処分する
電話機は自治体回収での処分が可能です。ただし、各自治体で処分方法とゴミの分類が異なるので注意してください。また、大きさによってもゴミの分類が異なるため、事前に自治体のホームページや掲示板等を確認しておきましょう。自治体の中には、小型家電リサイクル法を推奨しているところもあり、電話機を小型家電として回収しています。その場合は、公共施設や家電量販店などに設置されているリサイクル回収ボックスに投かんすることによって回収してもらうことになるでしょう。
4-2.無料回収サービスを利用する
電話機以外にも処分したいものがあれば、まとめて無料回収サービスを利用する方法があります。たとえば、パソコンダストでは、液晶テレビやスマホなど送料無料の商品が1点でもあれば、同じダンボール箱に有料商品をこん包しても無料回収が可能です。買取サービスも行っているため、買取と処分が同時にできるメリットがあります。
4-3.リサイクルショップまたは買取専門店に依頼する
電話機の状態がよく、まだ使えるのであれば、リサイクルショップや買取専門店に査定を依頼する方法があります。ただし、すべてが買い取ってもらえるわけではありません。何十年も経過している古いモデルは、正常に使えたとしても買い取ってもらえない可能性が高いでしょう。発売から年数があまり経過していない新モデルほど、高く売れる傾向があります。
4-4.ネットオークションに出品する
自分で売る場合、ネットオークションに出品する方法があります。実際にチェックしてみると、個人で売買を行っている人もいますが、ほとんどは新品または発売されたばかりの新モデルです。古いモデルは買い手が見つかりにくい傾向にあります。また、たとえ落札者が現れたとしても、自分でこん包し送らなければならないので手間と時間がかかるでしょう。
5.電話機の選び方に関してよくある質問
電話機の選び方に関する質問を5つピックアップしてみました。
Q.メーカーによる違いはあるのか?
A.大手のパナソニック・シャープ・パイオニアそれぞれに特徴があります。パナソニックはホームセキュリティーに連動しているモデルが多く、ほぼすべての機種に相手に先に名乗らせる機能がついているのです。シャープは迷惑電話・詐欺対策機能が充実しており、パイオニアは電話機に見えないオシャレなデザイン性が特徴と言えるでしょう。
Q.電話機を選ぶ際に最も注目すべきポイントは?
A.誰が電話機を使うかです。たとえば、高齢の親が使用する場合、ノイズが入っていないクリアな音のほうが会話を楽しむことができますし、迷惑電話や詐欺対策機能が充実している電話機のほうが安心できます。若く1人暮らしの方は、省スペースでも設置できるコンパクトサイズがおすすめです。選ぶ前に、誰が使うのか考えてみてください。
Q.危険な回収業者の特徴は?
A.具体的な見積もりを出さない・対応が悪い・すぐに契約を迫ろうとする業者です。特に、いきなり家にやってきては「要らないものはありませんか?」と回収する業者には気をつけてください。トラックに積んだ後、高額な費用を請求してくる恐れがあります。
Q.なぜ無料回収ができるの?
A.パソコンダストの場合は、回収したものを自社でメンテナンスし再販しているからです。再販できないものは、レアメタルや鋼などに分けて、その部品をリサイクルしています。無駄な費用をかけずにリサイクル・リユースしているからこそ、処分費用に還元できるのです。
Q.買い替えの場合、引き取ってもらえる?
A.引き取ってもらえる店舗とできない店舗があります。ほとんどの家電量販店では引き取りを利用できますが、下取りを行っている店舗は多くありません。対象となる電話機の条件も厳しくなるため、なかなか下取りはしてもらえないでしょう。また、引き取ってくれる際にも、引き取り費用や運送費がかかる可能性があるので要注意です。
まとめ
電話機の選び方は、まず誰がどこで何の目的で使用するのか考えることが大切です。使用する人やシーンなどがハッキリしていれば、自分に合った電話機を選ぶことができるでしょう。さまざまな機能がついているからこそ、本当に必要なものなのか見極める力がポイントとなります。また、古い電話機はまとめて無料回収業者に依頼するといいでしょう。買取を行っているところもあるので、買い取ってもらえるものは買い取ってもらい、処分費用を節約してください。